1、2日目 そのU

テサロニキ (聖ディミトリオス聖堂、ロトンダ)



 
 聖ディミトリオス聖堂 Agiosu Dimitriosへ (11351215)テサロニキの守護聖人が 聖ディミトリオス

 ディミトリオスは公共浴場で4世紀初めごろ殉教し、その記念堂があったところに建てられギリシャ最大のバシリカ聖堂。横を走るのがディミトリオス通り、何度もこの横を通った。

   
 聖ディミトリオス聖堂 南側  聖ディミトリオス聖堂 南西、写真がなかったので、googl street viewより

 5世紀に建てられたが火災などで建て直され、またモスクになったこともある。現在の教会は1917年の大火以後のものである。

   
   

 
 

この聖堂はイコノクラスム以前のモザイクを多数残していることで貴重な存在である。↓5世紀(配布された資料では6世紀)のモザイク(平面図15あたりだったような)駆けよってお願いする、という動きのあるモザイク画である。

 
 

6世紀、7世紀のモザイクが残っている。 

7世紀のモザク この子供を伴った聖ディミトリオスのモザイクは有名。7世紀になると動きがなく硬直した感じになる。
ディミトリアスと子供や寄進者の絵が多いが、寄進と引き換えに自分の姿を聖人とともに描いてもらう絵馬のようなものだそうだ。

   
   
  
   

用材は再利用されたものもあり、古いは柱も見られた。内陣障壁のpanelは 新しいものだと思うが

   
 アプシス右側、 古い所が保存されている  

クリプトにおりる。(上写真右手から降りる)キボリウムの前にある井戸からパイプを伝って聖なる水が、キボリウムからながれでてきたそうだ。

   
   4の方から見ている

この向こうに 14世紀の聖エウティミオス礼拝堂がある。(入れないのでドア越しに見ただけ)14世紀のフレスコ画がある。

   
   

お手洗いは 左側側廊を出て中庭の向こうにあった。

   
   

ここにはショップがあって、英語版の本が買えた。 

バス移動して ロトンダ(聖ゲオルギウス聖堂)Rotonda(Agios Georgios)へ (12301300

東ローマ帝国副帝ガレリウス(在位315311年)の墓廟として建てられたもの。ここは入場料が必要。入口にはイスラム時代の跡。横にミナレットもたっている。テサロニキの多くの聖堂はオスマン・トルコ時代、モスクに変えられていた。

   
   

観光名所らしく、かなり人が入っていたが広い空間なので気にはならない。

   
   

何もなくてがらんとした感じ。アプシスのフレスコ画は(9世紀)は昇天。

 
 

外観がそっけないのに上方、天井には素晴らしいモザイクが残っている。ラヴェンナを思いだす。ドームにモザイク装飾がほどこされたのはキリスト教時代になって(5世紀)から

 
 
 
 ドーム天井には キリスト昇天が描かれていたが剥落、うっすら下絵が残っているのがわかる

天国の町の様子を描いている。

 
 
 
 

 軍人聖人 Onesiphorus

   
 

周りの壁の厚さは6.3m そのアーチ天井のモザイクは小鳥や果物など

 
 
よくわからないが 古い部分 奥の磔刑像
   
   

外に出る。ロトンダの横にあった遺構

   
   
   
 グーグルmapから、エグナティオ街道のところに ガレリウス記念門がある。(一部が残っている)  
少し歩いてガレリウス記念門へ
 
 中段中央に馬に乗ったガレリウス(弓のようなものをもって膝をついている人の上) そのうえに鷲
 
 

3次元から2次元的なものに変わりかけている。 そのVへ