4:15 パリ着
ホテル着5:23 ミレニアムホテルパリCDG
関空発の方がお二人。関空発の方は予定通り朝出発で来たそうで前日のうちにパリに入れていた。またお二人パリ前泊の方もいらした。総勢11人
お風呂に入る時間もなく顔を洗って歯磨きしただけ。
6:00 朝食 7:00 荷物出。機内食で充分だったので私は朝食をパスした。
7:30 バスで出発
泊まったホテルは空港の近くだがこれから向かう方向はパリ中心部と対側。交通規制で中心部を突っ切ることが出来ず回っていくがその道路が渋滞。1時間半ほど居眠りをしてもまだパリ。
渋滞を抜けたところで10:00 ショッピングセンターでトイレストップ。
パリを抜けると森の中の高速道路。パリからオルレアンの近くまで行き南東うに向かって
ジェルミニ・デ・プレ礼拝堂 Oratoire carolingien Germigny-de-Prés(サントル・ヴァル・ド・ロワール地域圏)https://www.tourisme-valdesully.fr/uk/discover-the-sully-valley/not-to-be-missed/carolingian-oratory/
9世紀のモザイク残っている教会である。(12:15~12:45)
外観
↑入口に「我、テオデドルフスが、この教会を神の栄光に奉げる。ここに来るものは皆我をおもわん」の文字。
オルレアン司教でサン・ブノワ修道院長でもあったテオドルフスが自分の私的な礼拝堂として建てたもの。
彼はシャルマーニュ大帝の顧問でもあったので大帝もここにきたことがある。
仕事を請け負ったのはアルメニア人オドン。805年完成、献堂式は806年。
正方形プランはエチミジアンなどのアルメニア教会建築様式。建築当時は10m四方の正方形で東西南北にアプシスがつけられていた。
13世紀には教区教会となり西側アプシスが取り除かれて小さな身廊が付けられた。
其の後身廊はのばされて現在の形になった。
中に入る。すっと伸びた身廊の奥のアプシスにモザイクが見える。
この場所には多くは栄光のキリスト、とか聖母子が描かれるがここでは 契約の櫃 が描かれている。下の黒い帯のところに銘文があり
「聖なる神託とケルビムを視よ。神の契約の櫃の輝きを観ぜよ。その眺めを通し、汝の祈りにより、雷の主に触れんことを。願わくは汝の祈りにテオドルフスの名を添えよ」 -『ロマネスク美術とその周辺』辻佐保子著より
羽を広げた左右のケルビムが指し示している持ち竿付きの箱を小さく描かれた天使が守っている。神は手だけ。箱の中には
*十戒を刻んだ石板 *マナ *アロンの杖 が入っているそうだ。
神の手
モザイクの下に並ぶアーチ列。アーチにはササン風パルメット模様。テオドルフスは南仏モンペリエの修道院で学んだ人で両親はゴート人。イスラム圏であったスペイン経由でこの文様はきたと考えられる。
身廊天井は木製。最近のものだと思うが美しい。
洗礼盤 11世紀のものを19世紀にコピー。
外に出て教会の周りをしばらく散策
教会前のレストランHôtel de la Place で 昼食 ( ~ 14:00)
レバー&砂肝サラダ、鴨オレンジソース フルーツサラダ
フランスで初めてのお食事、美味しかった。
10分くらいバスに乗ってサン・ブノワ・シュール・ロワールへ
そのⅡへ
|