6日目 そのⅣ   

ル・ドラ~リモージュ




13451525バス移動

丘、牧草地など気持ちの良いドライブ。緩やかなくだり。 途中牛もいたが羊が多かった。 茶色い牛はこの地方の品種でお肉がおいしいそうだ。

 

ル・ ドラ Le Dorat

リモージュとポワティエを結ぶ街道上の町。6世紀に聖ミカエルに捧げられた教会がったが、スコトゥルムとよばれていたので、おそらくスコットランド(アイルランド)からきた聖職者が布教、建てた教会と思われる。その後土地の領主がサン・ピエール教会を建てた。1060年に火事により焼失、其の後再建された。

サン・ピエール教会 Collégiale Saint-Pierre

1100年頃に再建、特異な扉口で有名である。四重の多弁アーチ、
サンチャゴ巡礼者がもたらしたモサラベ建築の影響を受けている
聖イスラエル(Israel)と聖テオバルト(Theobald
の聖遺物が1130年以来収められている。

 
 教会北側
 
 北東部 半円形の塔は1507年城壁を造る際に付け足されたもの。
 
 
 
 
 
 四重の多弁アーチ
 

ガイドさんがごようがあるとかで、教会前で修復などの様子をあらわしたパネルをながめて待った。

     
   

西側から入る12段の階段がある。身廊が入口より低くなっていて階段を降りるようになっている。これはこの地方の教会建築の特徴で、これからもこのタイプにいくつか出会った。

   

階段をおりたすぐのところに花崗岩でできた洗礼盤。プレロマネスク。

 
 
 トランセプトのドームからの光で明るい                                                    狭い側廊
   

よく見ると柱頭にはグリーンマン 

 
   
   
   
   
 左手に聖人の遺骨が入っていた石棺  新たに造られた聖遺物箱

   
 平面図  クリプト平面図

クリプトに降りる。11世紀末に造られたクリプトはアンナにささげられていて、1年に一度、聖アンナの日にミサが行われる。クリプトの構造が数年前北欧で見た円形教会に似ているような気がして、平面図がみたかったのでガイドさんに「お願いした。図でグレーの所が壁。上の教会を支えるため柱ではなく壁で支えている。

 
 中央の所には 4本の柱
 
 
 
 

バスでリモージュのホテル メルキュール・ロイヤル・リムーザンへ 18:00頃

旧市街の中心部で抜群の立地条件、今回の旅で一番いいホテル、お部屋は広く、結局入れなかったパリのホテルを除けば唯一バスタブ付き。

   
   

目の前の広場では発掘中らしく景観がよくない。ホテルへの入口も裏のへんなところだった。

 

聖マルシアル修道院の跡地でクリプトの発掘が行われているらしい。 夏場ならみることができたようだ。 聖マルシアルは250年頃布教にやってきた人で、9世紀にその墓の上に修道院が建てられた。トゥーエルの サン・マルタン修道院やトゥールーズのサン・セルナンとも匹敵するような大修道院で美しい典礼書の作成や音楽でも知られている。しかし大革命の時破壊されてしまった。 

https://www.limousin-medieval.com/abbaye-saint-martial

https://www.monestirs.cat/monst/annex/fran/llemos/martial.htm

このホテルでは現在夕食を出していないので1920集合で近くのレストランへ。

La Vache au Plafond で

 

ヤギチーズサラダ チキン、マッシュルームクリームソースパスタ添え

   

タリアテッレが美味しかった

チョコレートファンダン  生クリーム添え とても美味しかった残念乍らdesertの写真は撮り忘れている。
赤ワイン付き エスプレッソも頼んだ。

2130頃お部屋に戻った。(9849歩)