おわりに


今回は初めてのこころみとして、パッケージツアーに個人旅行をプラスした。
最初の五日間は全くの一人旅。

フランスでも、ボーヌ、ストラスブールで、一人で電車やタクシーに乗って 見てまわり、また国境を越えて(国境越えといってもパスポートコントロールはないが)ドイツへ足を伸ばしたり。ツアーを自分流に利用した、といえよう。
しょっちゅう一人で出かけるものだから、他の方に今日は何処へ消えてたの?といわれrたほど。
もう一人の女性一人参加の方にはもうしわけなかったが、趣味が同じ人でなければ、誘われても迷惑だろうと一人で歩きまわった。

 一人歩きをしたからといって、決して会話ができるわけではない。一応大昔にドイツ語フランス語も学んだが、とっくに忘れている。英語くらい、と思ってもイザとなると単語が出てこない。
以前はこの夏はフランス旅行、などと決めると、四月から夏まではNHKテレビの講座を見ていたが、語学講座は冷遇されて、ドンドン変な時間になって、回数も少なくなってしまった。それにツアーも必ずしも行こうと予定している旅が成立するとは限らない。そんなわけで、語学勉強無しのぶっつけ本番。

 しかし今回のように、安全な場所なら、カタコト以下でも大丈夫、行きたいところにはちゃんといけた。
ともかく、行きたい、見たいの熱意さえあればなんとかなるものだ。少々失敗はあっても自分の意志で行動できた、という喜び、充実感は何者にもかえがたいものである。
まるごと一人旅というのは、この年ではきついと思うが、今回のような旅はまた是非チャレンジしてみたい。