16,7日目

8月17日  ストラスブール〜フランクフルト〜成田




今日は帰国の日だがホテル出発は2時なので、それまでフリータイム。
目が覚めたらもう7時半、朝食をとり、荷物をつくる。

今日、旅の最後のお目当ては大聖堂博物館
10時の開館に間に合うよういそぐ。

ここには、現存する最古のステンドグラスや、大聖堂の彫刻のオリジナルが展示されている。
最初の部屋は近くの修道院の回廊が移築されている。そのほかアルザス地方の教会のレリーフや洗礼盤がおかれている。どれも見事なものでうれしくなった。

柱頭(意味がわからない) 柱頭(ダヴィデまたはソロモン) 洗礼盤

マリアへのお告げ 羊飼いたちへのよき知らせ

最古のステンドグラスはヴィッサンブールの『キリストの頭部』(1070年頃のもの)


『エクレシア』とシナゴーグ』、『賢い乙女と愚かな乙女』などのオリジナルも柵もなくすぐ近くで見られる。

シナゴーグ 左に少し見えるのが 賢い乙女

絵画作品もある。バルドゥンググリーンやクラナッハなど。

ハンス・バルドゥンググリーンの聖母

この博物館自体も貴族の館ではなかったかと思われる建物で、木彫り細工が美しかった。 
庭には洗礼盤や墓石が置いてあった。

図録ではファウンテンとなっている

1150年ごろの墓石と洗礼盤

見るべきものが多くて、出てしまうのが惜しいような博物館。でももう12時なので、出て買い物をしながら、ホテルに戻る。
お部屋はもう使えないので、何人かはロビーで休んでいらした。
昼食はフリーなので、希望者は添乗員さんと近くのレストランにいらしたそうだ。それほどおなかはすいていないので、私は抜くことにして、おしゃべりをしながら、集合時間まで過ごす。
2時  バスでフランクフルトに向かう。途中の渋滞を考えて早めの出発だ。
ハイデルベルグまでは昨日のコースだが、きょうは鉄道ではなく高速道路。
すぐライン川を渡る。フランスとドイツの国境。鉄橋はないので川の写真を撮ることが出来た。

もとの フランス側の国境ドイツ側には何もない

ライン川

ドイツに入ってすぐ渋滞にはまってしまった。

でもそのおかげで、山がちの景色をゆっくり眺めることができた。
途中馬の飼育場らしきところを通った。
 かなり時間はかかったが、十分間に合う時間にフランクフルト空港につき、皆写真をとりあって、わかれを惜しんだ。

 

フランクフルト  20時35分発の全日空機で帰国の途につく。
翌18日 午後2時40分  成田着
実に満足のいく旅であった。