今日は帰国の日だがホテル出発は2時なので、それまでフリータイム。
目が覚めたらもう7時半、朝食をとり、荷物をつくる。
今日、旅の最後のお目当ては大聖堂博物館。
10時の開館に間に合うよういそぐ。
ここには、現存する最古のステンドグラスや、大聖堂の彫刻のオリジナルが展示されている。
最初の部屋は近くの修道院の回廊が移築されている。そのほかアルザス地方の教会のレリーフや洗礼盤がおかれている。どれも見事なものでうれしくなった。

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柱頭(意味がわからない) |
柱頭(ダヴィデまたはソロモン) |
洗礼盤 |

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マリアへのお告げ |
羊飼いたちへのよき知らせ |
最古のステンドグラスはヴィッサンブールの『キリストの頭部』(1070年頃のもの)
『エクレシア』とシナゴーグ』、『賢い乙女と愚かな乙女』などのオリジナルも柵もなくすぐ近くで見られる。

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シナゴーグ 左に少し見えるのが 賢い乙女 |
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絵画作品もある。バルドゥンググリーンやクラナッハなど。

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ハンス・バルドゥンググリーンの聖母 |
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この博物館自体も貴族の館ではなかったかと思われる建物で、木彫り細工が美しかった。
庭には洗礼盤や墓石が置いてあった。

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図録ではファウンテンとなっている |

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1150年ごろの墓石と洗礼盤 |
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見るべきものが多くて、出てしまうのが惜しいような博物館。でももう12時なので、出て買い物をしながら、ホテルに戻る。
お部屋はもう使えないので、何人かはロビーで休んでいらした。
昼食はフリーなので、希望者は添乗員さんと近くのレストランにいらしたそうだ。それほどおなかはすいていないので、私は抜くことにして、おしゃべりをしながら、集合時間まで過ごす。
2時 バスでフランクフルトに向かう。途中の渋滞を考えて早めの出発だ。
ハイデルベルグまでは昨日のコースだが、きょうは鉄道ではなく高速道路。
すぐライン川を渡る。フランスとドイツの国境。鉄橋はないので川の写真を撮ることが出来た。 |

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もとの フランス側の国境ドイツ側には何もない |
ライン川 |
ドイツに入ってすぐ渋滞にはまってしまった。
でもそのおかげで、山がちの景色をゆっくり眺めることができた。
途中馬の飼育場らしきところを通った。
かなり時間はかかったが、十分間に合う時間にフランクフルト空港につき、皆写真をとりあって、わかれを惜しんだ。
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フランクフルト 20時35分発の全日空機で帰国の途につく。
翌18日 午後2時40分 成田着
実に満足のいく旅であった。 |
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