
10日目
8月12日 サンテイヤーナ・テル・マール→アルタミラ→
サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラス→フェンテ・デ

朝食前に、もう一度町を散歩する。
昨日は、気がつかなかったけれど、教会の少し手前に小屋があって、水が流れている所があった。
昔の洗濯場ではないか、と思われる。(写真は前日のページ)古い町並みを、観光客がまだいない時間にゆっくり歩けてよかった。本当に落ち着いたいい町。
朝食は、重厚な建物にしては、貧弱。
9時20分 バスで出発 10分ほどで、アルタミラ博物館に着く。
ここは、一万五千年くらい前の石器時代人が住んでいた洞窟がある。(ラスコーと同じ時期)
当時の生活を示す、人形をおいて、道具をつくっているところなどを展示した所を見てから、しばらく順番待ち(一回に20人ずつしか入れない)をして、館内に作られた洞窟のレプリカに入る。
古代人の生活が分かるよう、工夫はされているが、以前見たフランス中部のラスコーUのように本物の洞窟内に復元したのではなく、建物内に作られていて、比較的広いので、(入り口、幅15m、高さ2m、絵が描かれているところは、1〜1.5mの高さ)、探険的な面白さはなかった。
出てから、興味のある方は展示をまた見る時間が充分あったが、古代に興味のない私はショップで買い物をする。(曲げられる定規、10本、一本4,4ユーロ)
その後、少し歩いて、本物の洞窟の入り口を見る。
11時50分 出発
12時45分 サン・ビセンテ・デ・バルケラス着
昼食 ホテルDON RAMON
魚のスープ 牛肉ロースト、 アイス、 ワイン、 水
この町は、フェリペ二世時代、イギリス侵入(敵方は、エリザベス一世)のアルメダ作戦の中継地だったそうで、丘の上に 王の要塞 と呼ばれる城 があった。
昼食後 少し 自由時間があったので、海辺に行く。晴れていて非常に暑いが 海の色がとても綺麗。
リゾート地だけれど、サン・セバスチャン のような派手さはない。ゆったり大きく弧を描く湾になっていて、大洋は見えないが、もっとゆっくりしていたい気分になる、素敵な海岸である。
奥に架かっているマサ橋には、16のアーチがある。
14時 出発
海岸を離れて、テヴァ川沿いにピコスデ・エウロパへ、と登っていく。川沿いの渓谷、すぐ横は高い岩山、 ピレネーにも増して景色がいい。

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(電池を入れ替えて、日付を設定し直すのを忘れたので、これ以降全ての写真の日にちは正しくありません) |
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15時40分 フェンテ・デ のパラドール着
パラドールはどこもエントランスホールが広々としていて、気持ちがいい。
お部屋は広くて、ベランダ付き、椅子のセットもおいてある。
洗面ボールも二つある。ここは一泊だが、二泊はしたいホテル。
ベランダで同室者と写真を撮り合う。窓の外には、上にあがるロープウエーが見える。
16時45分 ホテル(1000メートル) のすぐ上から、ロープウエイで山の上へ行くのだが、シーズンのせいか、長蛇の列。 一時間半位待って、やっと上(カブレ展望台)に行くと、寒くて(下で待っている時も少し寒かったが) 歩き回るどころでなく、写真を数枚撮って、レストハウスに入る。下りのロープウエイをまた一時間待った。しかし、北海道からいらした、旅の経験豊富な方とのおしゃべりが楽しくて、あまり、 苦にはならなかった。

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ケーブルカーを降りたところ
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20時40分〜
パラドールで夕食
赤ピーマンの魚のすり身詰め メカジキのグロル 紅茶のアイス
リオハワインを注文
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