8日目

そのⅡ

~ラ・ソーヴ・マジュール~ボルドー



ラ・ソーヴ・マジュール 

旧聖ジェロワ修道院 Abbaye de La Sauve Majeur 
Monestirs - Abadia de La Sauve-Majeure (La Seuva Majora)
Abbaye de La Sauve-Majeure - Centre des monuments nationaux

1079年 修道士ジェラルド・デ・コルビエが中心となって7人の僧とともに建造。最初は簡素だったが1120年~1150に今見るような形になった。12世紀のベネデイィクト派修道院 
サンチャゴ巡礼路のトゥールの道とヴェズレーの道の中間であり(巡礼路教会として世界遺産に登録されている)、ジェローム師の人気もあって多いに賑わい、最盛期には
300人もの修道士がいたという。

入口にあった案内板から、  
左の方から入ってぐるっと迂回して、Aから教会に向かった。

 
 
 
 平面図、 左側廊部分の12が鐘塔
 
 上の画面 左手から撮った写真

遠くに11世紀のサン・ピエール教会が見えた。

   
   

修道院教会の廃墟に入る。 

   
   

全くの廃墟だが 残っている柱頭彫刻はあるのでそれを見ていく。
損傷しているものもあるが、とても見ごたえのある面白い彫刻群。 
同じテーマ  例えば アダムとイヴ、
147,148 数多くみてきたが それぞれちがっていて 楽しい。 ここのはちょっとユーモラス

   
   

   
 サン・マシュー  サン・ジュード(聖ジェームズの兄弟とおもわれている人)
   
 サン・ピエール  
   
   アブラハム
   
 ヨハネの斬首  ヘロデ王の饗宴 サロメのアクロバット
   
   サムソン
   
 人魚  ライオン
   
 アクロバット  ?
   
   ダニエル
   
   イエスの誘惑
 
 
 
 交差部

   
   

この時のガイドさんは知識のある方のようで解説は良かった。
そのあと、希望者は塔に上った。段数はさほどではないので、私も上った。もうだめとおもうころには上についていた。
上からの方が遺構が分かってやはり登ってよかったと思った。
壮大な廃墟である。

この地域は北がドルドーニュ川、南がガロンヌ川にはさまれ、大西洋からは120キロも離れているが潮の満ち引きによっては(大潮のときなど)潮の香がするので、entre deux Mers地方という。(先のサン・フェルムも)

上からの眺め
教会東側。 うまくつなげられていないが

     
     柱の根本が残っているところは 参事会室跡

教会南側 手前右に回廊、アーチ壁は食堂跡  修道院の敷地は広い、向こうには葡萄畑

 
 

小さなミュージアムとショップがあった。

   
 グリーンマン  12世紀の彩色された柱の一部
 
 床のタイル

1810分~1855分 バス 

ボルドー
ホテルは市の中心から離れているので、ショッピングしたい人のために、とカンコンス広場にバスをとめてくださった。私は以前ボルドーに来たことはあって、一般的観光ルートは歩いている。まだ行っていないサン・スーラン教会に行くつもりだったが、とてもその時間はなく、お買い物もしたいので、添乗員さんと一緒に歩く。(この時間に急いでサンタンドレア教会にいらした方もあったが、行って帰るだけでしかなかったそうだ)途中ワインショップも教えられたが、限られた時間で選ぶのは無理と、はいらなかった。それから、カヌレを買いたい人のために、とショッピングセンターへ

   
 カンコンス広場のジロンド記念碑 カヌレのお店
 
 

カヌレ10個入りを買った。お土産という点での価値はあるが、カヌレは出来立てがいいので日本の美味しいお店で買った方がいいかもしれない。他にも色々お店をみたかったが、迷う性質の私に短時間で決めるのは無理なのであきらめた。ショッピング目的ではなくロマネスク建築をみるためのツアーであることは重々承知、というかそのために来たのだけれど、もう少しショッピングも楽しみたかった。

バスにのって 20時 ホテル アルトンホテル

   
   ホテル前の通り

ホテル入りが遅れた、とホテルの人はそっけない。変なところで食事。添乗員さんは荷物運びがいなくてポーター役をやらされてとてもたいへんだったようだ。このホテル×です。

ボルドーだから、ワインはグラスではなくワイン通が選んでくださったボトルを分け合った。

   
   

最後の夜なので、数人でバーで珈琲やワインを飲みながら、しばしおしゃべりをしてからお部屋に戻った。