|
教会への道 |
15時15分
レストランを出て
バスで次の教会に向かう
15時30分
バスをおりて少し林の中を歩くが気持ちがいい。
アギオス・ニコラオス・ティス・ステギス聖堂(屋根の聖ニコラス教会)
ここもアシヌウ教会同様、
もともとの聖堂の上に屋根がかけられている。
建物保護のためとも、イスラム教徒の目から隠すためとも言われている。
(そのため 屋根の聖ニコラス教会と呼ばれている)
 |
屋根のサン・ニコラス教会 |
 |
 |
平面図 |
|
この教会は11世紀に建てられ、12世紀にナルテックス(西側にあって、受洗していない人が入る場所上左の平面図では A)が増築されたらしい。建物全体に屋根がかけられたのは12世紀末か13世紀初め。この教会も質の高い壁画があるとのことだ。
ここは、アシヌウよりもひとまわり大きく窓からの明かりもあって懐中電灯なしでもよく見られた。
フレスコ画、
11世紀(変容 ラザロの蘇生、エルサレム入城)
12世紀(セバステの40人の殉教者、最後の審判)などが優れた作品とされている。
そのほか17世紀の作品まである。
この教会の壁画も素晴らしかった。
特にセバステの40人殉教者、は見やすい位置にあったせいか、じっくりみることができた。
セバステというのはトルコ中部の町でローマ軍が駐屯していた。AD320年頃、既にキリスト教信仰が認められていたにも関わらず時のリキニウス帝は棄教をせまった。このセバステでは ローマ総督がキリスト教徒の兵士を凍った湖に連れて行き教えを捨てなければ湖を渡れ、と言ったが40人の兵士は教えを捨てず凍死した、という話だ。
この話はビザンティン絵画ではよく描かれる(昼食前に行ったアシヌウ教会にもあった)。 私はスイス、サン・モーリスでのテーベ軍団の全滅の話を思い出した。(いずれスイスのHPで触れるつもりだが何時の事になるか、、)
ここでも少し主な絵を解説したあと15分ほど自由観賞。授乳のマリア様が可愛い。
ここでは 絵葉書集は売っていたが、解説本がなかったのが残念。(写真撮影不可なので 絵葉書の写真)
 |
 |
セバステの40人殉教者 |
|
 |
エルサレム入城 11世紀 |
 |
授乳のマリア よくよく見るとイエス様が おっぱいをのんでいる(14世紀) |
入る前に小雨だったが、出た時はやんでいて、木立の中をバスまで歩くのは気持ちが良かった。
折角だから少しカコペトリア村(標高690m)を歩きましょう、とバスで少し行ってから村を散策。
30分位散策。小さな滝、何やら言われのある大岩、
小道を挟んで立つ二階家はレストランやホテルらしい。村とはいえリゾート客相手なのか、鄙びた小奇麗さだ。
|
私の泊まったお部屋 |
4,50分バスに乗って17時30分ごろプラトレス村のホテルに。
フォレストパークホテル 一般的四つ星。
でもこういう山の中としてはいいホテルだと思う。
お部屋は今回の旅行中一番狭かったが、一人なのでこれで十分。ベランダも付いている。
19時30分 入浴を済ませてホテル内レストランで 夕食。
チョイスメニュー
前菜 スモークハム キウイ、オレンジ添え
魚のスープ
メイン ビーフケバブ
デザート ビスケットクリーム 洋ナシ(写真撮り忘れ)
21時過ぎ 食事が終わった。
レセプションはもうクリスマスの飾り付けがされている。何人かの人たちと写真を撮り合いながら少しおしゃべりをした。
|