7,8 日目

リマソル〜ヒロキティア〜レフカラ村〜ラルナカ空港〜アブダビ〜成田

11月18 ,19日


1週間の旅は短い。あっという間で、もう今日が最終日。午後には帰国の途に着く。

6時30分朝食
8時 出発
バスの中で、添乗員さんが握ったというおにぎりを二個ずつ配られた。またギリシャ語でそれぞれの名前を書いたカードも下さった。
8時25分 ヒロキティア遺跡到着
紀元前7000年頃、新石器時代の住居跡があるところだ。
バスを降り、オリ−ブやキャラブの木立を抜けて坂を少しのぼると、復元した住居がある。

 
 復元された住居 日干しレンガ造りで、 漆喰を塗ってある

直径34メートル位の円筒形。こういうのがいくつか集まって一つの住居になる。床下がお墓になっている。 

石や日干しレンガを積み漆喰が塗られている。
漆喰は石灰岩を蒸し焼きにして、水をかけて消石灰にしたものが主成分するのだそうだ。漆喰は人類最大の発明で、漆喰を塗ることによって防水することができるので、日干しレンガが雨で崩れることがない、それが紀元前
7000年にすでに発明されていたとは驚きだ。発掘されたものからみると、狩猟生活だけでなく牛、ヤギなどの家畜を飼い、小麦、大麦、レンズ豆などの栽培といった農業もおこなわれていたことが分かっているという。

それから5分くらい坂道をのぼって実際の住居跡に行く。跡といっても土台の丸い石組がのこっているだけで、あまり面白くはなかった。

  
  
   
   

この小高い丘一帯に住居があったが、まだ発掘途中とのこと。ここは世界遺産になっている。しかし私はこの遺跡よりも眼下に見える可愛いギリシャ教会の方がが気にいった。

 
 

坂をおりているとき高校生位の団体 (100人以上、もしかしたら200人位)が怒涛の如くやってきて上の遺跡まで行ったかと思うと我々が下について一息いれているうちにもうバスで去っていってしまった。遺跡見学というより坂登りトレーニングみたいだと思った。(彼らも面白くなかったのだろう)縮れた黒髪のいかにもギリシャ人、といった可愛い子が多かった(写真を撮っておけばよかった!)

915分 出発
バスはどんどん山を登って行く。

930分 レフカラ村到着 
村をざっと歩いてまわる。村といっても土のにおいがするところではない。石畳の道で小奇麗な街並みだった。この村はレース編みの村として有名。
15世紀にヴェネチアの女性がやってきてレース編みを伝えて、盛んになった。白や茶の麻、絹などに刺繍をする。1481年レオナルド・ダ・ビンチがやってきて、ここでもとめたレース編みをミラノの大聖堂の祭壇に飾ったそうだ。

   
   
  
  

レース編みのお店が何軒もあり女の人がお店の前で編みながら客引きをしている。「これがダ・ビンチ柄だ、このテーブルセンターを編むのに三か月かかる」などと言いながら。

10時半に軽食を摂ることになっている タベルナ・イアソンという店を教えられてフリータイム。
ワインなどを買いたい人のためにスーパーに連れて行ってくださる、というので ついていった。 
ワイン、ハルミチーズ 塩などをかった。 
それからレース編みのお店をのぞく。ドイリーやハンカチを買った。銀製品のお店もありピアスを買いたいと思ったがもう時間切れで昼食レストランへ、 

サラダとメインはひと皿盛りでチキンなどがのっている。ワインはサービス。時間が早すぎの上ごちゃごちゃ山もりのお皿は食欲がわかなかった。

     

食べ終わってから ナッツをシロップで固めたようなお菓子を売っていたので買った。雷おこしをキャラメルがけしたような感じ。買ったお菓子のなかでこれが一番美味しかった。
雨がかなり降ってきた。
 

1110分出発 ほどなく空港到着。 
ここでさきほど買ったワイン
(私は二本)を機内預けのスーツケースに詰め替えた。

液体の機内持ち込み禁止が面倒。 液体物を空港で買って、機内持ち込み用の袋にいれて封をしてもらっても、アブダビの空港はヨーロッパなどの空港と同じ協定に入っていないので没収のおそれがある。それでも空港でオリーブの化粧品をかっている方もいらしたが、無事なようだった。

こういうのは係員によっても違うようだ。荷物を預けるとき、エディハド航空は23キログラムまでだが、オーバーして スーツケースをあけて手荷物にさせられた方が何人かいらした。私は27キロだったがOKだった。(新米のよくわかっていない人が受け付けてくれたおかげで) 

1230分解散、 免税店をぶらついて 搭乗口へ

 
 ラルナカ〜アブダビのきないしょく


1410分 離陸

日記にかいてないので はっきりしないが 予定通りだと 1925分アブダビ着(時差+2時間なので3時間15分のフライト)

行きと同じ待合所で22時の出発を待つ。

免税店も同じなのであきてしまった。

お値段が現地の通貨なので高いか安いかわからない。
それでもスカーフが買いたくてエルメスに行ったが品数が少なく気に行ったものがなかった。

ロクシタンでいつも使っているシャンプーがあったので、ユーロでいくらかきいてみるとシャンプーとリンスをあわせても日本でシャンプー一本買うより少し高い程度だったので買った。
(ところがこれはストレートヘア用でパーマヘア用ではなかったので娘にあげることになってしまった)

そうこうしているうちに搭乗時間。 座席は 2−4−2 で中央の4のほうだったが(通路側) お隣があいていたので2席使え毛布も二枚使えたので(機内はかなり冷えていた) わりに快適に過ごせた。

機内食は 和食にした。お魚が美味しかった。おそばは茹ですぎでいなりずしのご飯は固かった。

   
   二回目の機内食は おかゆにした

4時過ぎ目が覚める。 5時半ごろ二回目の機内食。

日本時間12時55分着陸

お世話になった方々にご挨拶をして解散

この旅行会社は税関をぬけたところに社の人が待機していて荷物をすぐ宅急便屋さんに渡してくださるのですぐに帰宅できる。
帰りもバスにしようとカウンターに行くと(1329)1335分がありますよ」と言われたのでそれにする。横浜に戻るには電車よりずっと本数が多く、地下にもぐる必要もないので便利。