3時に一度目が覚め、次は4時半に目が覚めた。
5時に起きだす。身支度をして外を見る。夜があけてきた。
このお部屋は庭とその向こうのオルチャ渓谷(渓谷といってもこちらは深い谷あいといった景色ではない)が見渡せて素晴らしい眺め。
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6時19分 お部屋の窓から |
少し明るくなって、外に出ていらっしゃる方もみえたのでホテルのお庭におりていく。
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6時46分お部屋から |
6時50分お庭から |
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6時50分ホテルの庭のテラスから |
ホテルの外の方へあるいていくと、ツアーの方に出会ったので、一緒におしゃべりしながらお散歩。
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朝の廻廊 奥がホテルロビ入口 |
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アミアータ山の朝焼け
渓谷という名がピンとこない。なだらかな丘がどこまでも続く |
日の出がみたかったのに、しゃべっているうちいもう日が昇ってしまっていた。薄手の中綿コートだけで手がかじかむほどの寒さ。
7時半 朝食
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レストラン |
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品数は多くはない |
ケーキとペコリーノチーズ |
朝お散歩をしたい人は8時45分集合、ということで行ってみる。教会の前を通り渓谷を眺められる道に出る。9時30分から 現地ガイドとまず、ピエンツァ観光をしたのだが、それと合わせて写真をのせる。
現地ガイドは あさみさん。シエナ在住でイタリア人と結婚なさっている方。
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何度も同じような写真で恐縮ですがすが、どれもこの景色の美しさを表すのに不十分な気がして。
右奥の二つに分かれた町は カスティリョーネ・ドルチャ
このオルチャ渓谷ではどこもこのように小高い丘の上に町が造られている |
ホテルのすぐ隣にある教会を覗く。
サン・フランチェスコ教会。 城壁内にある唯一の中世建築。13世紀。これは泊っているホテルが修道院改装なので、この修道院付属教会だったかな、という気もするが確認はしていない。
中は暗いが剥げかけた壁画がみられた。
少し歩いて ピオ二世広場。ここは狭い土地を広く見せるために台形をしていて大聖堂に向かって広くなっている。右はピッコローミニ宮(現在は博物館) 後ろは市庁舎。
この広場は 映画『イングリッシュ・ペイシェント』で、戦争が終わった、とお祭り騒ぎをする場面に使われている。ただし 爆発する噴水はこの井戸ではない。
大聖堂
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外観はルネサンス様式
トラパーチン(石灰質科学沈殿岩、多孔質の石灰岩と考えてよさそう)という石材が使われている |
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教会の向かって右 、ピッコローミニ宮殿
井戸は1462年に造られたもの
ヘリンボーン状に舗装されて、トラパーチンで 縁取りされている |
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教会と 向かい合う位置には 市庁舎 |
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ファクトリーとあるので、 皮製品を手作りしているお店のようだ |
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大聖堂の横を通って 後ろ側に。朝も北ところだがオルチャ渓谷の眺めがいい。 小道には名前がついている。向こうに見える山はアミアータ山((1738m)。下にはフランチェジーナ街道も見える。フランチェジーナ街道とはローマからイギリスのカンタベリーにまで通じる巡礼街道。
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フランチェジ0ナ街道イタリア部分 |
今回の旅ではサン・クィリコ・ドルチャを経てシエナに至る道である。
景色を眺めてから大聖堂に戻る。(1459~62年、ロッセリーノの設計による)
カテドラル・ディ・サンタ・マリア・アッスンタ。
上部には ピッコローミニ家の紋章である十字架と五つの三日月が飾られている。
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ドゥーモ上部 |
外観はルネサンス様式だが、ピウス二世はドイツにも行ったためゴシック様式が好のみで内部はゴシックになっている。
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ハレンキルヘ型で身廊と側廊の高さが同じ |
内部にはいくつか祭壇画。背簿マリアに捧げられているので マリア様の絵が多い。
この教会は崖のところに建っているので地盤沈下の影響で内陣部分がかなり下がっている。床には亀裂もはいっていた。
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ヴェッキエッタ(Vecchietta)の 被昇天の聖母 |
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サーノ・デ・ピエトロ 聖母子と諸聖人(1460~62年) |
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マッテオ・ディ・ジョヴァンニ」(Matteo di Giovanni) 聖母子と 聖人たち |
通りには皮製品を作って売っているお店、陶器のお店、アクセサリーのお店 チーズ屋さんなど。この町の名産はペコリーノチーズ。牛ではなく羊の乳からつくるのでかなり匂いがする。真空パックにしてもらえば日本にも持ち帰れる。
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ペコリーノ・チーズのお店 |
観光途中なので買い物はしないで、町の外に出て、10時25分バスに乗り、サン・クィリコ・ドルチャに向かう。 途中、ピエンツァの町が見えるところで写真ストップ。
そのⅡに続く
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