5日目

11月11日

シエナ滞在 オルチャ鉄道の旅


雨 一時薄曇り
1時半ごろ眼が覚め、その後うとうと
4時 本格的に起きる。
710分 朝食
今日はこのツアーのうたい文句である「オルチャ鉄道」乗車の日である。この時期トリュフがとれるのでトリュフ祭りをやっていてどこかでトリュフを使ったお料理をいただくことになっている。あいにくの雨 ほとんど列車の中なので 寒くはないとおもうが、とおっしゃりながら添乗員さんは ホカロンを渡してくださった。

9 ホテル出発(バス) 10分あまりで シエナ駅に着く。
もうずいぶん乗車を待っている人がいた。日本人の団体もいるが現地人だかヨーロッパ人だかが多い。

列車は 前にイギリスでも乗ったことがあるが、二人ずつ向かいあった席の間にドアがあるタイプ。
列車には 百の扉 という名前がついている。ということは 窓が仕切られていて広い景色が一目で見渡せる、といわけではないのである。 

   
 扉が多い  窓は小さい
945 出発

私は御夫婦く向かい合わせのところにもう一人、一人参加の御年輩の方(話しているうちに9歳年上ということが分かった) と御一緒。そうでなくても雨なので外はそれほどよくは見えない。窓際の御主人はときどき「あっ、鹿だ」などと叫んでいらっしゃるが、結局タイミングが悪くて一頭もみられなかった。 

この客車は1915年〜30年にかけて造られたのもので、1970年〜75年まで使われた。機関車は1911年製で最大時速は 100q。このあたりは廃線になってもう使われないので年に何回か催し物(今回のトリュフ祭りのように季節に応じて)をして元の乗務員立ちのボランティアで運航しているそうだ。

太った駅員(上左写真の立っている人)がとめどもなくおしゃべり(勿論イタリア語で分からないので適宜ガイドのあさみさんが通訳してくださって上記のことが明らかになった) そのうち他から声がかかると、どうやら話の途中らしかったが、いってしまった。あとはあれこれ4人でおしゃべり。大抵 誰地でもおしゃべりできる人種なのだ。あそこはどうだった、とか昔話など話の尽きることはない。今日は休養日だ。これは雨だからこそ、で晴れていたら列車に乗りっぱなしで観光がないのは物足りない。

   
添乗員さんはお菓子を配ったり、テルテル坊主を作ったり、あれこれ心遣い  

10時半ごろ ブオナコンヴェントで 通貨列車まち。線路は一部 現在も使われているところもある。このころ少し 晴れてきた。向かいの女の子が可愛い。

   
   

1050分、この列車には子供もたくさん乗っている。通路をふざけながら行ったり来たりしている。遊んでいるのかと思ったら、帰りに分かったことだが、われわれの車両の奥のほうにお手洗いがあったらしい。(ないかと思って朝、水分をひかえたのに。結局13時半ごろ、レストランにつくまでお手洗いには行かなかった)

11時半ごろ 蒸気機関車の給水のため 停車。おりて写真をとる。駅のそばでは屋台が一つだけ出て現地の人がチーズを売っていた。給水しているうちにやんでいた雨がまた降り出した。 

 
 子供のころは蒸気機関車しかなかったので、特に珍しくもないが、一応写真を撮った。

13時少し前 サン・ジョバンニ・ダッソ という駅に停車。
ここでトリュフ祭りがおこなわれている、がこの雨。 どうなるのか、と駅で少し待つ。この列車には
300人乗っているらしい。すぐ手近のところでお食事する組と、われわれ、遠くに行く組の二手にわかれるようだ。それぞれバスに乗り、(バスは混乗、着ぶくれた外人が多いので窮屈)20分くらい行く。このバスからの眺めが雨ではあるが、良かった。 荒涼とした感じもあるが、このあたりはクレタ・セネージュと言う。ビアンカーネ(海水が引いて現れた土地)なので塩分が多くて耕作には適さないそうだ。

 
 

ブドウ畑が見えた。ここは黄葉ではなく紅葉。 どうやらブドウの種類によって色が違うらしい。 

   
   

レストラン(アグリトゥーリズモ)ベルセベーレ(座ってみる眺めのいいところ、という意味)。 13時半
だだっ広いところにテーブルが ぎっしり。
アンティパストとして ブルスケッタ、トリュフが載っているのもあった。

ニョッキ トリュフあえ 
タリアテッレ
 
肉料理 デザート 多分ワインはついていたような。

   
   ニョッキ トリュフあえ
   
   
   
   レストラン
列車の車掌さんたちも一緒にお食事

コーヒーは別室、というので行ってみたら各自紙コップで注ぐようになっていた。

 
 ずいぶん大きなアグリツーリズモのようだ
 
 眺めの良いところというにしては少々寂しい

16時ごろ レストランを出てバスで町に向かう。サン・ジョバンニ・ダッソ

相変わらず雨が強い。歩いていけばお店がありそうだったが、横に博物館があったので入ってみた。トリュフ博物館で あまり面白くはなかったが、 雨の中を歩くのもいやなのでそこで過ごした。集合時間にみるとみなさんそれぞれお買いものをなさったようで、ちょっとしまった、と思ったが。バスで駅に向かいまた列車に乗り込む。
1720 出発 雨なので暮れるのも早い。
うとうとしているうちにシエナ駅に着いた。
1850ごろ。

お水が買いたいので添乗員さんにいうと(みなさんそのようで)キオスクでちょっとお買いものタイム、といっても私が買ったのは水とジュースだけ。 

19時過ぎ バスでホテルに戻った。今日も夕食はついていない。希望者は添乗員が案内するが、「お昼が遅いうえに分量が多かったのでどうしましょうかね。近くのレストランで軽く予算も25ユーロですけれど」結局いらしたのは3人。翌日聞くとお話がはずんで、お料理も美味しかったそうだ。

それほどおなかもすいていないので、私はレストランはパス。お部屋に戻ってそのままベッドに倒れこんでいたようだ。

22時 眼が覚めて日本に電話をしてから 昨日買っておいたフルーツとジュース、それにいただいたおせんべい、持ってきたペットボトル入りの日本茶 ミニ羊羹などで夕食。
12時にお風呂、1時頃 改めてちゃんと寝た。