2日目
  
10月8日

マドリッド~アマルサン~ソリア



530分 起床
6時より身支度開始
7時 朝食
   
   廊下の途中にあった サロン

725分 お部屋に戻り 片づけ
750分 スーツケースを出す
830分 少し 外に出て写真を撮る

   
   

9時 ロビー集合 
ロビーに行くと10人だから「席は自由、適当に代り合って」「もう 乗っていますよ」これまでのツアーでは指定の時間に集合場所に行き、そろったところでグループ分けされた指定の席、前、中ほど、後ろとかに乗っていくのだが今回はもうバスが来ていれば勝手に乗ってよく、9時集合ならもう9時にはバス発車、どうかすると、全員乗っていれば少し前でも発車してしまう。それに気が付かず、大抵私が一番遅かった。
前から二列目があいていたので、そこに座ったが、どうやら皆さん遠慮なさったらしい。しまった、と思い、そのあとは全部後ろの方に座ることにした。後ろの方がガラガラで 横も空いているので4席使えて、日差しによって変わることができて都合がいいことに気がついたので。そういうわけで 一日目は 前方の景色も写真に撮ることが出来た。
添乗員のYさんの自己紹介によると 大学では東西文化交流史を研究なさったそうで、仏教美術が専門、ロマネスクはみなさんのほうが、、とおっしゃりながらも 非常によく勉強なさっていて、解説は素晴らしかった。 また今回は旅行会社からあらかじめ送られてきていた 旅の案内 がとてもきちんとできていて、 ほとんど参考図書がみつからないようなマイナーな教会についても写真や説明が詳しくて大変参考になった。これはさすが朝日!!これが標準ならもっと利用するのに、、。(前回、同社のプロヴァンスロマネスクに参加した時は全く資料がなかった)

しばらく走るとスペインらしい光景が見えてきた。乾いた裸の大地、このあたりはメセタと呼ばれる広大な台地で、平均標高610

 
 

スペインはヨーロッパではスイスに次ぐ標高の高い国なのだそうだ。マドリッドは、655m、これから行くアルマサンは960m、緩やかに上り下りを繰り返し乍ら少しずつ高度が上がって行くことが感じられた。

 
 

途中 1035分~45分 メディナセリでトイレストップ 

 
 

1130分~1230分 アルマサン Almazán
バスを停めたところから 少し坂を登っていくと城壁と門が見える、アルは冠詞でマザンはアラビア語で城塞という意味だそうだ。
アルマサンは10世紀前半に後ウマイア朝のアブデラマン3世によって町が築かれ、11世紀末からキリスト教側とドゥエロ川をはさんで攻防を繰り返し,最終的には1128ナヴァラ王アルフォンソ一世によって再征服された。征服して賠償金をとり、それで教会を建てたそうだ。王の死後はレオン王国の支配下となった町である。

    
  サン・ミゲル教会 

門の手前を曲がって階段を上ると教会。塔を見た途端 ああ、スペイン、と思って嬉しくなってしまった。煉瓦造りで幾何学的な装飾、まさしくムデハルだ。以前テルエルやセゴヴィアで見た教会を思い出した。

サン・ミゲル教会  Iglesia SanMiguel 再征服後の12世紀半ばに建立。

 
 サン・ミゲル教会南面
 
 後陣の窓 窓には ガラスの代わりにアラバスターが嵌め込まれている
 
ムデハルの塔 塔下段アーチ奥もイスラム風に多弁形
 
後陣 ロンバルディアアーチでなくイスラム風

鍵番がまだ来ていないのでしばらく教会の外壁を見る。教会を回り込むとちょっとした展望台になっていてドゥエロ川を見下ろせるのだが茶色く濁っていてきれいではなかった。

 
展望台右下  ドゥエロ川
 
展望台 左を見る 

教会前は広場になっている。10月といえどもスペインの日差しは明るい。明るさにも明度があるのではないか、白っぽいような明るさ。サングラス必携。
1145分過ぎにやっと鍵番が現れ、中に入ることができた。ここで一番の見ものはドーム天井なので入れなければお話にならないのだ。

おお、とまたも声をあげたくなる、8角形の内側に星型リヴが渡されている。スペインに来て最初にこのイスラム風教会を見せるなんて、このツアーもこころにくい。今回のツアーやはり申し込んでよかった!と思わせたのだから。

 
 内部
 
 ドーム天井の星型リブ
柱頭彫刻
   
   
   
   
   
   
リブの付け根の彫刻、遠くてはっきりしないのだが
   
   
   
   
 
 
 
 
 
 

お手洗いはないので、広場のパン屋さん(美味しそうだった!)で借りた。05ユーロ置く。

1230分~135分 バスでソリアに向かう 

ソリア Soria 標高1050m

工事中のためバスをレストランのそばに着けられないのでくねくね歩いていく。
1320分~1415分 昼食 レストランは Nuevo Collado 58 

付き出しとして 生ハムとトマト シーフードサラダ メインは仔牛の煮こみ(添乗員さんのメモによる、私のメモでは子羊、いまとなってはどちらか思い出せない) デザートはミルフィーユ

   
   
   
   

水とワインはついてくる。ワインは飲みやすくて途中でつぎたされたので、少々フラフラ。

1435分~1450分 バスでホテルに向かう。
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