10月8日

  そのV


1715分〜1745分 サン・ペドロ大聖堂 Catedral San pedro

この教会は12世紀に建てられていたが、16世紀半ばに改修しようとした際に崩れ、新たに建てられたゴシック様式である。しかしロマネスクの回廊は残っている。(資金がたりなくなって回廊は改築されなかったそうだ)
教会の天井が美しい。

   
   

中庭はさきほどのサン・ファン・ドゥエロよりだいぶん広い・

   
   
   
   
   
   
壁際に置かれていた彫刻
 
イエスのエルサレム入城
教会側の壁が イスラム風
   
 
   
   チャプタールーム入口

次は 18時〜1820分  
サント・ドミンゴ・デ・ソリア修道院聖堂
 Iglesia de Santo Domingo

12世紀にこれを建てさせたアルフォンソ八世のお妃レオノールはフランス出身だったため、西フランスの教会との類似点が見られる。(明快な構成の大ファッサード 上下二段のブラインドアーチに中央門が割り込んだ構成、タンパンの上には4段のヴシュール)アーチの左右には 向かって左にアルフォンソ八世、右にレオノール妃の像がおかれている。

   
 正面 前の建物の影で上部だけ 日が当たっているので見難いです  上左(白っぽい)にアルフォンソ八世、右に王妃エレアノール

タンパンの中央は 普通聖母子だが、ここでは父なる神と子なるイエス像。

 
中央ノマンドルラの中、 ふつうは 栄光のキリスト、だが ここでは 子なるイエスを膝にのせている

衣服の襞に注目
ヴシュール内側から 黙示録の長老たち、2番目 嬰児虐殺 キリスト受難 磔刑
3番目 受胎告知 御生誕、マギの礼拝 エジプト逃避
4番目 キリストの受難と復活 ゲッセマネのその ユダの接吻 磔刑 埋葬 墓を訪れる3人のマリア マグダラあるいはペテロが キリストに出会う場面

 
 

柱頭彫刻は 創世記の場面 左 アダムとイヴ 右楽園追放 カインとアベル

 
 アダムとイヴ
 
 カインとアベル

どれも丁寧に説明してくださるのだが 見上げていると首が痛くてたまらなくなった。そろそろ18時半 少し寒くなってきてショールをひっぱりだして巻く。 


次は 
サン・ファン・デ・ラバネラ教会 Iglesia San Juan de Rabanera

12世紀後半に建てられたが、その後改修されてバロックになっていたものを、20世紀の修復工事でもとのロマネスクに戻された。その際取り壊しの決まったサン・ニコラ教会の扉口がこの教会に移された。したがってタンパンには 聖ニコラウスが置かれている。

 
 
 
 

また 右側の柱頭彫刻も 聖ニコラウスにまつわる話。左側は 復活のキリストにまつわる話 中はミサ中ですぐに出た。

19時過ぎにパラドールに戻った。いそいで 入浴、洗髪も。お風呂につかると首の痛みもとれた。

20時半から夕食

でも まだ開いてなくて皆さん待っていらっしゃる。この国はその時間に開けるのではなくてその時間になるとスタッフがやっとおみこしをあげるのだそうだ。今日はパラドールなので、何を着ればよいか?女性は苦労するところだ。ツアーによって参加者のオシャレ度が違うので。ちょっと緊張してパラドール内レストランへ。

   
   

メインが魚なので、それに合うという白をボトルでとり、飲む人たちで割ることに。(7人で2本、お水もついて、たった6ユーロ!!)
アミューズ ポルチーニの暖かいムース とても美味しかった
野菜の煮込み 蕗みたいだがアスパラガスとか 諸説あり(ちょっと塩が濃い、という方もいらしたが、たべられないほどではない)
鱒のフィレロール
フルーツサラダアイスクリーム添え

   
   
   
   

22時ごろ部屋に戻り 2230分に寝る。
観光初日にして五つの教会を見た。いささか疲れた。 
2時頃一度目が覚め、 6時に起きる。