7日目

10月13日

ブルゴス~レヴォリェード・デ・ラ・トッレ~アギラール・デ・カンポ ~オヘーダ渓谷~セルベラ


 
 朝食

5時少し前に目が覚める。

5時半に起きて荷造り。

今日は日曜日なので朝食レストランの開くのが遅い。

8時朝食 

825分 部屋にもどって荷物出し

930分出発

バスが ブルゴスのセミナリオ(神学校)の横を通ったことをきっかけに、
天平の少年使節の話を添乗員さんは熱く語った。
以前読んだ 若桑みどりさんの
『クアトロ・ラガッツイ』を思い出しながら面白く聞いた。

1040分~50分 アギラール・デル・レイでトイレストップ。 

レボリェー・ド・デラ・トッレ 標高960メートル

11時着 11時50分まで見学

サン・フリアン・イ・サンタ・バジリカ Iglesia de San Julian y Santa basilisa

カスティーリャで最も美しいアーケードを備えた教会と言われるだけあって実にきれいだ。

 12,3世紀のものだが南側ギャラリー以外は16世紀にルネサンス様式で再建されている。

 
 
 
 軒下とポーチギャラリーの柱頭彫刻が素晴らしい

モディリオン(軒下の持ち送り)の楽器を弾く人は長老ではなく、天国はこのように妙なる音楽が流れているということから彫られているそうだ。

       
    楽器を弾く人  
       
       

軒下に接するところの柱頭

   
 イサクの犠牲  怪物グリーンマン

ポーチギャラリー
柱頭彫刻も時代が12世紀後半のせいか、かなりしっかりしている、サムソンとライオン、地獄に落ちる金持ちの魂、聖ミカエルと悪魔など。
   
 お金もちがお金の袋で首が絞まる  ケチの責苦
   
 金持ちの死、だそうだが 安らかな寝顔に見える  大天使ミカエルの魂の計量
   
 サムソンとライオン 左、グリーンマン、右 食べ物を啄む鳥 
   
   

聖書からとられたものや幻想の動物だけでなく、レコンキスタの地らしく騎士の姿もある。

   
 これは 龍退治のようだ  ちょっと怖い

ギャラリー西端に窓があり、そこにも内外とも素晴らしい彫刻。

   
 内側 開口部にはエブラズマンが施されて、外側は細くスリットのようになっている。この外側の上部ライオンの上、植物模様をはさんで 二つの弧帯には、この写真でははっきりしないが銘が刻まれていて、1186年にファン・デ・ピアスが作ったとあるが、どういう人物かは分かっていないそうだ。

内側には アダムとイヴ
 
 向かって左にアダム、右にイヴ 中央に知恵の木。 
下のアーチが多弁形になっている。またこのように四角く囲う、というところもイスラム風だと思った。

見学者は他に子供連れ夫婦が一組、子供たちはキャッキャッとふざけながら、出窓風になったこの窓に飛び乗り外を覗いていた。
中は とくに見るべきものはなかった。 が、一つ古そうな洗礼盤に興味をひかれた。 
   
   

11時50分に出る N611で

1220分 アギラール・デル・カンポ着 標高892 
ここはビスケット工場のある町としてしられ、なんとなくいい香りがした。
この町にも9年前にきたことがあるが、昼食をとっただけなので町にみおぼえはない。

サンタマリア・ラ・レアル修道院 Monasterio de Santa Maria la Real 1335分まで 見学。 

記録では1020年に遡る。1169年にはプレモントレ会修道院となり、カスティーリャ王の庇護を受けこの名前になって(ラ・レアル)13世紀にかけて繁栄したが、その後(修道院ないの紛争やペストのため)すたれて、20世紀後半に修復が始まった。1988年にロマネスク研究センターが入ったとか。 そのせいか、小学生のお勉強のようなキリスト教のビデオを結構長くみさせられた。
ここは町はずれで岩山のそばに建てられている。写真がとりにくかったのでとっていないが下記で色々(入れなかった部屋や上からみた写真など)見ることができます。

Monestirs - Santa María la Real de Aguilar de Campoo

門を入るとかなり広い前庭がある。

   
   入口上に紋章、その上に 聖母子像

上に入口を入ると右に受付、はいると、柱に(右下写真))顔がずらり、きっと古い教会の軒下あたりからもってきたものだろう。

   
 
 
  
 

受付のある部屋の窓が ロマネスクで なかなか良かった。幻想動物の柱頭おあったが、どれもかなり風化していた。まず回廊に行った。

   
 うけつけのある部屋 窓がロマネスク  回廊
回廊の柱頭、かなり風化しているものもあった。きれいなのは レプリカ?
   
   
   
   天井交差部の要石

展示室には 取り外された柱頭が置かれていた。

   
 これは 展示室ではなく その前に見たチャプタールーム(多分)  
   
 聖なる十字架と 復活のキリスト、でしょうか


展示室には 中世の、教会を作る様子 の模型があったのが面白かった(ケン・フォレットの大聖堂という小説をドラマ化したのを見たことがあるがそれを思い出した)

こういう模型を見るのは大好。当時のことを書いた本を思い出して、こういうところに住んで造っていたのだな、などと想像しながら楽しんで見た。

 
 
巡礼やら なにやらキリスト教ビデオを結構長く見た。こういう絵は 好きだがお話は ちょっとばからしかった。
 
 スライドから

 この修道院自体はさして面白いとは思わなかったが、結構ショップが充実しているのが良かった。本などを買った

少しだけバスに乗って、昼食レストランValentin   1335分~1455分 昼食

建物を見てちょっとがっかり。 前に来た時はバローンというレストラン、貴族の館でとても重厚だったのに、、。でも入ってみると悪くなかった。
ワインはにはホテルのラベルが付いていた。修道院の後ろの岩山この廃墟の塔(レコンキスタ時代の砦)があるらしい。お料理も美味しかった。

     
     

パテ(アスパラ、サーモン、チーズ)とても美味しかった
ミックスサラダ 写真撮り忘れ 
ミックスパエリア 私は小食なのでこれだけだが、希望する分量が頂ける 
デザート プリン、ワイン付き

     
 パテ    


続きは そのⅡへ