10日目

そのⅡ

カリオン・デ・ロス・コンデス



カリオン・デ・ロス・コンデス 着(12時15分) 標高830

イスラム支配のこの地を8世紀末から9世紀にカレーニョが奪還したのでにちなんでカリオンと名がつけられた。ロス・コンデスは11世紀に支配したゴメス家によるもので、コンデスとはゴメス伯爵のこと。

サンタ・マリア・デル・カミノ教会 igresia de Santa maria del Camino

教会手前には 巡礼マークと 城塞の跡 

   
城壁の向こうに教会  
   
 サンタ・マリア・デル・カミノ教会   南扉口

町で最古の教会で12世紀半ばアルフォンソ7世の時代に建てられた。

南扉口の彫刻が有名かなり摩耗していて判別しにくい。16世紀に倒壊防止用に付けられたバットレスのため破壊された彫刻があった。

   
 サムソンとライオン  人を踏みつける騎士
   
 上部 マギの礼拝  牛
   
   よくおっこちてこないものだと感心する
牛の頭があるのは、 モーロ人が キリスト教の王に100人の処女を要求したときに、マリア様に祈りをささげると 牛の群れがやってきてモーロ人を追い払った、といういわれからだそうだ。

中を少しみる。

   
   
   
   

 
街中を歩いて 次の教会へ。 巡礼路らしい道しるべがある。

   
 教会西側   サンチャゴまで まだ 405キロもある!!
  
  

サンティアゴ教会 Iglesia de Santiago

12世紀に建てられたが1809年に火事にあった。しかし扉口は残っている。
この扉口上部のフリーズ彫刻は後期ロマネスクの傑作といわれているもの。

中央に7パントクラトールのキリスト、それを囲む4福音書記者のシンボル。 脇に並ぶのは ?使徒。流麗と言いたくなる彫刻だ。ただ ここは狭い通りに面していて全景がうまく撮れなかった.

   
 ここも入口上部に長方形に区切られて彫刻がある  パントクラトールのキリスト

ブシュールには当時の職人たち鍛冶屋、仕立て屋 陶器を作る人、靴つくり、楽師など、この人は何をする人か、と見ていくのが楽しい。

 
 
   
   
両脇の柱
   
   
   
   

中には 古い柱頭。 塔の壁に 鍵や十字架の展示。

   
       


20分くらいみて少しフリータイム。少し寒い、 、 すぐそばの 市役所のところが 美術館らしくて現代ものが展示されているようだが興味もなく、寒いな、と思っているうちに、昼食には少し時間があるが、レストランのある場所にロマネスクがあるから、ということで歩き始める。?分くらい歩く。カリオン川を渡るとサンソイロ修道院。
ここがホテルになっていてそのレストランで昼食をとることになっているのだそうだ。

サン・ソイロ修道院 San Zoilo
この修道院の最初の記録は13世紀。しかしロマネスクの柱頭などが、残っているのは11世紀のものらしい。回廊は天井が16世紀、ということは分かるが、、。 なにしろ もらったパンフレットがスペイン語であるし、それにこの16世紀プラテレスコの回廊天井をみせたいらしくて、ロマネスクについての言及がなさそう。その天井、私は興味がないので写真を撮らなかった!!  

   
 サン・ソイロ修道院ホテル  

素敵なところで嬉しい。
昼食にはまだ時間があるので とりあえずお手洗いに行った後は 修道院の教会のほうへ 廊下にはロマネスク時代の柱頭や現代彫刻作品が展示されている。
柱頭彫刻、面白いのだが意味不明。11世紀ごろ。

   
   面白いが意味不明
   
   
   
   
教会入口
 
 修道院教会入口(人物を消したので、中央部分少しおかしくなっている)
 
 入口左側柱頭
 
 入口右側柱頭  右は 葡萄の気の手入れ?

まだまだサン・ソイロが続くので  そのⅢへ