4日目
 そのV

ブリンディシ(サン・ベンデディット聖堂)〜オトラント



サン・ベネデット聖堂 La Chiesa di S.Benedetto

1097年 創建もとは女子修道院だったがその後ベネディクト会修道院になった。

教会は 隣に別の建物が接していて 全体の外観は分からない。(下右に Googleマップから撮った写真を載せた)鐘楼手前がアプシス部分だが 張り出しはなく平らなまま。

   
   

 左に見える入口上部

 
 

入口彫刻 秣石部分拡大、 ドラゴン退治、ライオン退治?

 
 

組みひもの中に動物がはめこまれている。

      
 
 
   コーニス上、ガーゴイル風彫刻  ブラック・ベネディクト(これは内部にあった)

中に入る。 柱頭は アカンサスが殆どだが 牡羊の背に食らいつくライオン、というのもあった。

   
   

ベネディクト会は黒い衣を着けたので、黒い修道士、といわれた(ここではブラック・ベネディクトと言っていた)。身廊手前の部屋(普通なら ナルテックスの部分に ブラック・ベネディクトと関係の像がいくつも展示されていた。 その部屋を通って回廊へ。

ここは回廊の柱頭が見どころ。珍しく中庭には雑草以外、植物はない。

    
   華奢な細い柱が印象的。柱の細さにあわせるためか柱頭下部が逆三角形

おかしな顔をした動物たち、特に何か物語をあらわしているわけではない、たんに動物、というのも珍しい。 
また柱頭、下のほうが薄い三角形、というのも他の地域では見た記憶がない。
壁に少しフレスコ画が残っていた。

   
 ???  ライオン?
   
 熊?  

このあと、考古学地区にも案内されたが、途中、博物館の横を通った。 中がガラス張りで発掘現場が見えていた。改めて南イタリアの歴史の積み重なりというものに思いをはせた。

下写真は考古学広場、この隣の建物コルテ・ダシージ宮でローマの円柱の柱頭の実物を見た。また 発掘現場が室内に取り込まれていた部屋があり、ここはもっと見たかった。
柱頭そのものは外で観たのと同じなので、写真略。 大きかった(1.8m)

   
   

フェリー発着所に戻ってバス。 添乗員さんの頑張りのおかげで 満足のいく教会巡りができて充実したとても嬉しい日でした。

17:00(?)〜18:15 

オトラント デリ・ハーシーホテル着 

19:30 ホテル内レストランで 夕食  前菜、 ビュッフェ パスタ(ミント、イカ入り)  シーバスのgrillポテト添え デザート アマレーナ ワイン、コーヒー(両方で 4€)も頼んだ。

   
   
   
   
   
   

お部屋はモダンで明るいく広さもちょうどいい。 でもお客が殆どいなくて、寂しいホテルだった。

シャワーの お湯は熱いのが出たが 湯量は少なかった。