3日目―2

 ガルデ教会、アルスコ教会、


1045 ガルデ教会(Garde) バイキングが 当時ロシアのことをガルダリーナとよんだことに由来するロシア・ビザンティン風教会。

周囲は低い石の壁で囲まれ4つの門を持つ。12世紀に建てられた ゴットランドでは一番古い石造りの教会。

   
   
塔が現在の高さになったのは 13世紀半ば 東端(アーチの奥)14世紀, 身廊天井の絵は17世紀
   
   十字架 (1160年)
身廊西端とタワーには 1200年頃のビザンティン風壁画がのこっている。 

ビザンチティオス(Byzantios)工房による洗礼盤 と 磔刑の十字架 (1160)

   
     

   
   

洗礼盤は すこしシンプル  幻想的動物とともに羊が彫られている。この羊には角があるので いわゆる神の子羊、という意味だけでなく ゴットランドの守り手(ゴットランドのシンボルと同じ)の意味がある。

フレスコ画が西側、塔の入口に残っている。1100年代のもの。描がかれているのが珍しいことに、ギリシャ正教のボリスとグレーブ(Boris Gleb )。衣装などラベンナを思い出させる。

 
 
また 使われている青がラピスラズリであることが近年分かった。中世の遠距離貿易を物語るものであり、金にも等しい値段であったことから豊かさもしのばれる。
ほかにも壁にうっすらフレスコ画が見られたが はっきりしない。
 
 
内陣
祭室(向かって左壁には扉付きの聖具入れ、右側のニッチは修道士がこのベンチに腰掛けて厚みに向かってグレゴリアン聖歌を歌うとエコーが効くいう仕組み。
   
   

床には墓石? ここでは一部しか写っていないが、多くの教会でこのような地方色あるカーペットが敷かれていた。

   
   入口

1130

アルスコ教会(Alskog)

 
 

12世紀に建てられ、その後拡張された。身廊(13世紀)より内陣(14世紀)が高い。塔は14世紀。
扉口の柱頭

   
 鳥が頭をさげている?  

 
 

やはり まず洗礼盤が目につく。セミ・ビザンティンスタイル。12世紀。ビザンティオス工房 オリジナルの色彩。イエスの生涯がテーマ 

   
   
   
   右 マリアへのお告げ、お告げを書いた紙を持っている
 
 ヨセフへの受胎告知。子供をだいていても受胎告知

色がつけられているせいか、まるで幼稚園の子供が描いた絵のようでほほえましい。父ヨセフにも受胎告知があったことになっている。
子供をだいていても受胎告知。

勝利のキリスト 13世紀   14世紀の扉

   
   

説教壇↓ 1686年 ゴットランドではもっとも古いもの。 やはり 祭具入れがある。 横の低い柵とその下の膝置台、これは聖餐を受けるときここに膝まずくためのもの。どこの教会でも見た。

   
   壁に祭具入れ

15分ほどバスに乗って ランチ Smakrikeで http://www.smakrike.se/
テラスで頂いた。 私は壁際だったが 庭の方の方は 日が照ってきて暑そうでお気の毒でした。

   
   
   
   

キャベツのサラダと自家製パン、 小エビのカクテルとキヌア(小さな粒粒)、サラダ フルンドラという魚のグリルと小エビ、ビーツ、ポテトなど コーヒー紅茶、 トリフチョコ

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