11日目 7月30日(日)

コペンハーゲン〜成田  


 
 

今日は帰国日、午後便なので午前中が使える。 

国立博物館に行くことになっている。 

24年前も同じ便で午前がフリーだったので、市立博物館と国立博物館に行った。

時間がなくて国立博物館のキリスト教美術の展示が見られなかったが、
今回はそこへもつれていっていただけるのでは、と期待している。

730朝食 

相変わらず少しだけ。このホテルの朝食バイキングはそれほど種類が多くはなかった。

80015分ほど散歩。 

歩いて数分の運河べりまで行く

 
 
 
 左の黄色に黒のギザギザ模様の建物はプラネタリウム
 
 
雨上がりで緑が鮮やか。  

938 ホテル発。 地図、右下に 一昨日行った、王立図書館ブラックダイアモンドが見えています。

 
 

バスを国立博物館前にはとめられないので、少しし離れた市役所前(上図 左)にとめて市内観光しながら博物館へ行った。

   
 市役所  

1107 奥の平たいドームを載せているのが トーヴァルセン美術館

 
 

1005 デンマーク国立博物館 https://en.natmus.dk/ 

2008年にリニューアルされたようで以前と少し様子が違っていた。

まず奥の ルーン文字の石碑の部屋 古いデンマーク(シュレヅヴィッヒ、スウェーデン、オランダ ベルギーを含む)には 約250のルーン石碑がある。

89世紀から1011世紀にたてられていて、亡くなった人を記念してたてたことがルーン文字で記されている。解読できればどうということはないのだが、読めないと何となくミステリアス。

 
 
 
 床には それぞれ解読された碑文が(英語でも)記されている。

 1200700BCの青銅製管楽器 と  1100700BC 盾

   
   
太陽の馬車 1350BC
 
 
   
 900500BC くし  1100900BC 金のボール はっきりしないがとっての先が馬の顔になっている。  青銅器時代の木のフィギュア

Egtied Girl 1350 BC頃の16 -18歳の少女の遺骨 足元には子供の骨もあった。半袖で短いskirtの衣服を身に着けバックルを着けている。

 
 
   
金は青銅器時代に よく持ってこられた、
こういう捻じったスタイルの腕輪は 中央ヨーロッパからもたらされたもの
  青銅製のヘルメット
 
   
 左 青銅製の 蛇 隣 青銅製女性像 高さ2センチ(豊穣の女神)  青銅器時代後期の青銅像

ケルト時代末期の儀式用ワゴン(多分AD1世紀ごろ)  横板の上のマスク(右下写真)ケルトの顔だ!

   
   

そうして一番のお目当て銀製の グンデストゥルップの大釡the Gndestrup Cauldron)径約70cm 紀元前1世紀ごろのもの。グンデストゥルップで発見されたので、こうよばれる。
製作地はトラキア(現ブルガリア)とされるが、ヘルメットやトランペットからケルト人のものとも考えられ、トラキア人とケルト人が接するあたり、南ルーマニア、北ブルガリアあたりであろうと推測されている。

外側7枚の側板からできていて、4枚は男神、3枚は女神、しかし名前、職能は不明。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
1994年にここに来た時 ショップで買ったブローチ、銀製で4.5×4cm 確かお値段は1万円近くした。すこし重くてセーターが垂れ下がるがお気に入りで大事にしている。今回もショップをのぞいたが、これは売っていなかった。(今ショップでは 太陽の馬車 の模型が人気だそうだ)

内側

 
 鹿の角を生やした男のまわりに動物たち、男は ケルヌンノスと想定されている。
 
  中央の男は右手で車輪を持っている。ケルトの神タラニスと考えられる。タラニス Jupiterに似た天空神で、雷による威嚇を行うとされる。 車輪も雷を 象徴しているらしい(河出、 フクロウの本、 ケルトの歴史より)
 
 戦士の列と犠牲
 
 雄牛の犠牲、 雄牛の↑には ハイエナ、下には狼
 
 両サイドに象、その下にグリフィン、間には狼

神話や当時の習俗もあらわしているのであろうか、興味が尽きない彫刻だ。
博物館見学はまだ途中、 
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