9日目 そのⅢ

ヒルザウ~テュービンゲン



1445 出発 最後で地図がおかしかったのか森の中にはいりこんで一体どうなるかと思ったが、何とか抜け出した。 

1600少し前 アウレリウス教会前に到着      
全景が撮れなかったので Googleマップから奥の白い建物は博物館、 その右が 教会  

 

最初 横にある博物館に入ろうとしたら、ドアが重くて開かない。時間が過ぎたか、と思い 教会のほうへ。

聖アウレリウス教会 St.Aurelius Hirsau  聖アウレリウス大修道院教会

   
   

10001800(火は11001400閉鎖)(案内書による、かわることがあるかもしれません、参考までに)なさい)

765年には前身のナツァリス教会が建てられ、
830年にアウレリウスの聖遺物がもたらされ
たが、衰退。
1059年再建。献堂は1071年。 

平面図  赤 第一期 830838 このカロリング朝期の教会はないが、そこの聖書朗読台(Ambo)の一部は隣の博物館に展示されていた。
第二期 10591071 平天井 三身廊バシリカ、たぶんクリプタはない。
外観写真撮り忘れ、上 小冊子から。

194555 かつてのロマネスク教会のTorso(手足、頭を欠く)から現在みられるような教会を作った。つまり黄色く塗られた部分をみていることになる。

明かりのスイッチを探したがなくて真っ暗。(懐中電灯はいつもスーツケースの中!)
中の写真も暗かったせいか、手振れのものが多い。51フォトショップでかなり明るくしてある。

 
 東壁のレリーフfなどは現代作品
   
  西側(入口方向)を見る。  横にパンフレットがおかれていた
(金額が書かれているの出お金を入れてとる)

教会を でたところで運転手が待っていて「博物館は見ないのか?レディが5分ならあけてくれるって」 というので急いでいく。

ヒルザウ博物館 open火~金13001600 土・日12001700 11月~3月休館

https://www.calw.de/Klostermuseum

帰り支度をした係の人が 「どうぞ」(結局お金を払わなかったような)カロリング朝の組み紐模様で飾られた彫刻が素晴らしい。アンボだ。(一瞬、スイスのロマンモティエで見たアンボを思い出した)
このようだったと考えられる絵も添えてある。 

 
 
 
 

向かって右は 祈る修道士 1123年頃         教会の模型その 

   
 他展示物 説明はあったかもしれないが、いそいで写真を撮っただけ、 
教会跡のものだと思うが、年代などは不明
 
 
 
   
 
 
 

これから行くヒルザウ修道院の絵、手前の建物は修道院ではなく狩猟宮殿
 

ここを出て車で数分のところにあるヒルザウ修道院へ

ヒルザウ修道院 Kloster Hirsau 昼間は入場自由

https://www.calw.de/Klosterführungen

フランスのクリュニー修道会は、初心を忘れたベネデイクト修道会を改革する意図で910年設立された。 
この改革のドイツにおける拠点がヒルザウ。

1069年にヒルザウのアウレリウス大修道院長になったヴィルヘルムは1080年代にクリュニーを模範として改革し、修道士がふえて手狭になったので、現在の地に新に修道院建設を考え1082年に起工、1091年に献堂、1092年にここに本院を移転した。

クリュニー派であるから叙任権闘争のときには、教皇派のドイツにおける牙城となった。11世紀に興隆。
しかし新たに起こったシトー派の台頭のため13世紀には勢いを無くし、宗教改革によってプロテスタントに移行 教会学校を開くこととなった(このあたりはシトー派であったマウルブロンやベーベンハウゼンと同じ)
1692年フランス軍に破壊され廃墟化して現在に至る。

 

ザンクト・ペーター・ウント・パウル修道院 入口看板より

 
 
 
 
   
 入口  壁にレリーフ

入ってすぐ前方を見る、塔はフクロウの塔という。フクロウの塔に彫刻があることに気づかなかった。パンフレットから

 
 
   
 
 

右に行くと 狩猟宮殿 158692年 

 
 
 
 ヴュルテンベルク公の命により ルネサンス様式で建てられた。中はがらんどう

この左側に修道院の回廊 その周りには夏の食堂やキッチンなどがあった場所だが仕切り壁の土台部分がのこっているだけ。

 
 
 
手前に泉水館の跡 
 
 
ヒルザウはシュバルツヴァルト(黒い森)の中にある。向こうに深い森
修道院教会跡
 
 
 
 西を見る。お天気がよくて明るいせいか廃墟の寂しさはあまり感じられない。ひたすら美しい。
 
 

もう 1700 そろそろ帰る時間だ。いま案内図を見ながら写真を整理していると、見逃しが多くて残念。でも廃墟にぼんやりたっていたのも貴重な思い出。廃墟歩きについてきた運転手も、感にいったように眺めていた。こういうところに連れていけ、という客はいないのかもしれない。

 
 
   
 
 
 さようなら ヒルザウ

帰りは道に迷わず黒い森を抜けてひた走る。私はいつの間にかいねむり。 

  
 明日いくカルフの横を走った
 
 道端で野菜や果物を売っていた

1810 ホテル着

きょうは夕食フリー。行こうとおもっていたイタリアンのお店がしまっていたので、手持ちのお菓子などで夕食とした。ツアーで感動を分かち合いながら観光するのも楽しいが、修道院のような場所で、一人静かに時を過ごすのも貴重な経験。ツアーの合間に今日の日をもてたことに感謝。