4:30頃 目が覚める
6:50ごろスーツケースを下におろして
7:00~ 朝食
7:45出発
今日から二日間はフランスのアルザス地方の教会を観ることになっている。
しかしフランスといってもロマネスク教会が造られた時代、このアルザス地域はドイツに属していた。
カール大帝の孫の時代、フランク王国は西、中、東と三分割されてその孫たちが統治していたが、中フランクはロタールⅡ王の死後、メルセン条約により、中フランクの東半分は 東フランクの領土となった(870、メルセン条約)
それ以後ずっとこの地域は神聖ローマ帝国領で、フランス領となったのは1648年(ウェストファリア条約)その後、フランスとドイツの間で奪い合いが続き(ドーデーの 最後の授業 は その間の普仏戦争の時)最終的に、フランス領となったのは1945年のことである。 というわけで、ドイツロマネスク教会巡りにこの地方が入っていてもいいのである。
ドイツ国内を抜けていくのかと思っていたが、スイスを通過。一昨日の道をチューリッヒに向けて走り出した。(高速経由でこちらを行く方が時間がかからないのか?)
9:30ごろBasel通過。↓途中で見た建物
休日なので道路が混んでいるかと早い出発だったが、すいていて順調に経過。このルートは高い山があるわけでもなくブドウ畑はあったがクレーンなども多く、風光明媚とは言い難かった。
何となくライン川はボーデン湖から北に流れていくと思い込んでいたが、先ずはバーゼルまで西に向かって流れそこで方向を変えて北に流れていくのだ。バーゼルで川をみて改めて地図でこれがライン川であることを確認した。Baselという町はスイスとドイツとフランスの三ヶ国が接している場所
国境は スルー.
バーゼル空港が見えた。スイスとフランスの共同運航による空港。
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バーゼル空港 |
10:00 オットー・マルスハイム 到着 Ottmarsheim abbey church (見学は ~11:20)
オットー・マルスハイム教会 l’église
Saints Pierre et Paul d’Ottmarsheim
https://www.lieux-insolites.fr/alsace/ottmarsheim/ottmarsheim.htm
1030年にアルテンブルグのルドルフ伯(ハプスブルグ家)とその妻グニグンデがベネディクト会女子修道院の基礎を築き、1049年に教皇レオ9世により聖別。アーヘンの宮廷礼拝堂を模したと言われる八角形の教会である。
八角形、円形は洗礼堂などではあるが、教会本体は珍しい。以前、木彫りおもちゃの町ザイフェン(ドイツ)でみたことがあるが、新しいものだった。
ルドルフの兄弟の家系が後のあのハプスブルグ家になるのだが、もとはこのあたりの金満家の出でライヒェナウ修道院の守護(どういう意味か分からない)だった人物も輩出してい。つまりこのあたりの聖俗のトップにたつ家系だったようだ。
バシリカですっと柱列がのびているのは気持ちがいいが、八角形、という形も包まれている感じがして落ち着く。
柱に柱頭がなく壁面にアーチが切り取られたように見える。
ドーム天井を見上げる。(今回は 軽いほうのかめらにしようと思ったが、矢張り重くてもこちらを持ってきてよかった。このカメラは液晶が回転するので、レンズだけ上を向ければ見上げなくても天井の写真が撮れる)
狭い石段を上がって階上へ。方円柱頭で装飾無し、いうのもスッキリしていていいものだ。
階上には 1460年頃に描かれたフレスコ画が残っている。フレスコ画は聖ペテロ↓やルドルフ・オブ・アルテンベルク の事績が多かった。
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皇帝聖ハインリッヒ2世 |
修道女 |
実は上には勝手にあがったのであって、コースとしてはその前にお隣の女子修道院礼拝堂がみられるからと、いったん外に出た。
近年の火災のため 壊れて修復中の部分があった。
花咲き乱れる修道院のお庭、
で礼拝堂の中は?ロマネスクファンには 、、、。
また 教会に戻って 上の階にあがって、guideさんの説明を聞いた。この人はインフォーメーションの人で話し終わると急いで観光案内所に戻ってショップをあけてくださったので 冊子や絵葉書を買った。(なお 入口横にきれいなお手洗いがあった)
さようなら オットーマルスハイム (バスの中から)
11:40 バスで 出発、 ミュールーズのレストランへ
ところが分かりにくい所らしくてずいぶんグルグル回った。きれいな住宅地、でもレストランは反対方向だった。 乗っている見にとってはこれを眺めるのも楽しかったが、添乗員さんは さぞかいやきもきしたことだろう。ナビではすぐそばに来ているらしいが入口が分からない。とうとう 添乗員さんがおりて探しにいく場面も。ただし、朝が順調だったのでレストランに着いたのは予定時刻だったそうだ。レストランはホテルの中にあった。
そのⅡへ
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