7日目  4月14日(日)

ナフプリオン〜エピダウロス〜ミケーネ〜コリントス〜アテネ


4:30起床 身支度 パッキング
700 朝食

   
   

このホテルはモダンで廊下、ロビーなどもとても広い。 

830 出発  今日行く場所程

 
 

山あい、オリーブ畑の続く中を走る。ときにオレンジの木もみかけた。

830 エピダウロス遺跡 Epidavros

 
 

医神アスクレピオス(Asklepios)にささげられた神域、アスクレピオンの見学

アスクレピオスはアポロンの子。
伝承の一つは 医術、薬草に詳しいケンタウロスの賢人ケイロンに養育され、医術を学んだが。しかし医薬の術は神々のみが知ることを許されるものであったため、ゼウスの怒りを買って殺され、遺骸はエピダウロスに埋葬された、というもの。
このアスクレピオスに対する信仰は紀元前6世紀頃に始まり、紀元前4世紀頃が最盛期。
ほかのギリシャの神々にたいする信仰同様、紀元後キリスト教時代になると神域は閉鎖され、6世紀の大地震によって最終的に破壊された。

ここでは薬草などを用いた治療もなされた、と書かれている本もあるが、患者の気持ちをリラックスさせ、スポーツや音楽で気持ちを明るくさせる、といった癒しの場であったとされている。

最初に劇場に行った。

紀元前4世紀につくられ、ギリシャに残る古代劇場の中でもっとも保存状態のよいもので、ほぼ原形をとどめている。音響効果がよく一番上でもよくきこえるらしいが、実際に確かめはしなかった。以前トルコに行ったときは、よく歌をうたったりして反響を確かめたものだったが。現在でも野外劇場として使われている。収容人員1万2300人。

円形のオーケストラの中央には大理石の祭壇がおかれていて今もその跡がある。
午前中、早い時間なので太陽の位置が低く、日影になっている

   
   
 
 

このあと 考古学博物館

発掘品や復元された神殿の一部などが 狭い場所に置かれている。

 
 
   
アスクレピオス像  娘のヒュグエイア(Hygeia) 
 
 神殿の一部の復元

アスクレピオスの像(これは紀元前4世紀につくられてもののコピー、実物はアテネ考古学博物館)
アスクレピオスは蛇を絡ませた杖を持ち、ヒュグエイアは蛇を肩にかけている。薬を作ったら、蛇になめさせて効果を確かめたそうだ。
娘のヒュグエイア(Hygeia)は父とともに治療にあたった。

10分余りみたところで 外へ出て遺跡見学

すぐにあったのは カタゴゲイオン という宿泊所。非常に広大なものだったらしいが、この写真ではさっぱりわからない。
160もの部屋があった。 

 
 
 
 

ここが元何だったのか分からないまま歩いた。

 
 
 
 
 
アバトン (仮眠所 )
アバトン(仮眠所)患者がここで眠っている間にアスクレピオス神が夢に現れ、そのお告げに従って治療が行われた、という。

お天気は良く、野の花が咲き乱れ、本当によい季節に旅することができて幸せだったと思う。
復元工事がされている途中なのは トロス(霊廟)のようだ。
 
 

戻るとき下方に見えたのが体育競技を行ったスタジアム。適切な運動もまた治療のいっかんだったそうだ。
紀元前4世紀に造られ、トラックの長さ

181.10m(他の古代のトラックとほぼ同じ)

 
 
 
 

このアスクレピオスの神域はいくつかあるようだが私は2002年トルコのペルガモン遺跡で観ている。トルコのほうが遺跡としてはもう少しよく残っていたように思う。 

1時間ほどバス移動してミケーネへ 
ミケーネは そのUで