おわりに



最初から、転倒という大ハンディをおっての旅行。よくぞ頑張れたと我ながら感心、まあ強情ということでもありますが。
旅を続行できたのはメンバーの皆さんの支えがあったからこそです。遅れてしまう、といやな顔をなさる方など一人もいませんでした。
それだけでもありがたいのに。
手持ちの湿布をくださったり、肩をかしてくださったり、荷物を持ってくださったり、びっこをひいてどうしても遅れてしまう私を気遣って待っていてくださったり、本当に大感謝です。
メンバーの方でこれを見てくださってる方がいらしたらその方々には心からお礼を申し上げたいと思っています。
添乗員さんはタイムキーパーとして困られたと思いますが、よくしてくださいました。

 本当に皆さまありがとうございました。

転倒という大アクシデントがありましたが、そうでなくてもギリシャの旅は結構きついです。ギリシャにはよく皆さんいらっしゃるので、普通に行けるところだと考えていましたが、山がちな国のせいか、いくつかアップダウンがある所があります。
他の同年代の方は普通に歩いていらっしゃいましたから、これは私が坂道苦手、足が遅いからこそだとは思いますが、ギリシャ旅行をお考えの方はできることなら若いうちのほうがいいと思います。

哀れな姿での旅となりましたが、それだけに印象は深いものがありました。

お天気に恵まれ、花咲く美しい季節に旅行ができて本当に幸せでした。

このツアー組み立てはとてもよかったと思います。
ペロポネソス半島をしっかり回れたこと、アテネが丸二日半あったことなど内容が充実していました。
ただサロニキはあまり観光できませんでした。ビザンティン美術に関心のある方はものたりないかもしれません。個人でタクシーをチャーターして一回りすれば何か所か回れるでしょう(開館時刻を確認して)。
私去年の記事 http://ykharuka.s113.xrea.com/2018biza/b2018top.html 2日目 

痛む足を引きずって歩くので説明聞き逃し、片手でバランスのとりにくいまま撮ったためか建物のどこかがきれていたり、カメラの紐が映り込んでいたりでいい写真があまりなくて残念です。しかし逆に思い出は鮮明です。少しでもそこがわかっていただけたらと作成しました。  
いつものホームページ同様、興味の赴くまま、観るべきところをまんべんなく、といった内容ではありません。
 読んだ本
 旅全般参考書としては 地球の歩き方です 

* ギリシャ悲劇全集 持っているのは昔の人文書院のものですが、ちくまから文庫版が出ています。
* ギリシャ・ローマ神話 ブルフィンチ作 野上弥生子訳 岩波少年文庫
* ロードス島攻防記 塩野七生
* ビザンティン 益田朋幸著 山川出版社
その他
* 韓国テレビバラエティ番組ですが 花よりおじいさん3 ギリシャ篇
4人の年配の俳優さんを若い二人が荷物持ち兼ドライバ兼料理人としてつきそう珍道中です。 
バラエティですので、おかしな場面もありますが、アテネ、メテオラ、コリントス遺跡など、テレビならではのいい映像があります。 
4人の年配の俳優さんたち、博識なのはもちろん もとは演劇畑の方のようで、舞台でギリシャ悲劇を演じたこともあるとか、感慨深げに語っているのも印象的です。演じていた若い頃ここに来られていたら、また違っていただろう。あのころは貧乏で来られなかった、、、等々。(数年前 韓ドラにはまっていたときにオンデマンドでみつけた番組です。また見直して旅を懐かしみました。)

 買ったもの

   
 ペンダントトップ(ロードス島で)  帽子(アテネ考古学博物館で)
 
 布巾
 
 ミニノート  ボールペン  ハンドクリーム
   
 ナッツ類(左はドーハで買ったもの、左はサントリーニ島で)
 
蜂蜜 
   
 ワイン(レツィーナ)チョコレート  サフラン シナモン オリーブオイル
   
 木しゃもじ チョコレート オリーブ 

  2020年3月23日 完

追記
足のケガのことも書いておきます。
翌日整形外科へ。実はもう一つヘマ。帰りの機内で通路に落としたものを拾おうと手を座席の腕越しに延ばしたところボキッと嫌な音。その時はさほどではなかったのですが、翌朝は痛みが増しています。ついてにそれも診ていただきました。レントゲン検査ではみつからなかったのですが、超音波エコー検査では足は剥離骨折、胸は肋骨2本にヒビが入っていました。胸にはコルセットをつけ、電気をかけると治りが早いというのでしばらく通院。5月15日にはもう大丈夫ということになりました。足の腫れはまだひいていなかったのですが、痛みは殆どなくなりました。ということで無事5月のアイルランドへの旅がOKだったわけです。