3日目 6月26日(日)

バンドラン〜ボア島〜ドラムクリフ〜バリリの塔〜ゴールウェイ
 


330には目が覚めて400に起きる。片付け、洗顔などして 
500 ポットにお湯を沸かす。
昨日買ったポテトチップス、 機内食のクラッカーとチーズ紅茶で朝食とする。730朝食、830出発では 時間的にゆっくりできないので。 
気温13  

フルーツくらい頂こうかと思ったが、けっきょく食堂にはいかず、外を少し散歩。雨はやんでいたが風が強い。湾にはなっているが大西洋だ。砂浜までいきたかったがあきらめた。かすかに塩の香り。海鳴りの丘という小説を思い出す。ゴウゴウと渦巻くような強風、波がドーンと押し寄せる音、長くいられなかったが、貴重な思い出。

 
 
 
 
 
 

830 出発

今日の行程、

 
 
 

 
午前中
湖を眺めながら昨日の道を戻る。エニスキレン、アーン湖は北アイルランドにある。

 

違いがわかるのは路肩の線が南は黄色、 北(イギリス側)は白。距離表示が南はKm、北はマイル。表示がわかりにくく見逃して行き過ぎて戻り、910頃到着

   
   

入口の柵 右手のが動くようになっていてこれを押して、Uを横にたおしたように回る入り方をする。牛はここを抜けられない。
http://megalithicireland.com/Boa%20Island.htm?src=gpx

ヤヌスJanus。高さは 1mちょっと、というところ。向こうニサンザシの木。 

 

二つの像が背中合わせにくっつけたようになっているためローマ神話の双面神ヤヌスに由来するネーミング。島の名ボアはケルトの戦いの女神に由来するので、これに由来するのかもしれない。 前と後ろ、男性と女性という見方もある。

   

横にもう一体。表情はあまりはっきりしないが、ラスティモア島にあったもの。いずれもいつの時代、何のために造られたかわかっていなし。ここは墓地で草の間から苔むした古い墓が見えているが、新しいお墓もあった。

   

935 ここを出てバンドラン方向に戻り、ワイルドアトランティックウエイを走った。途中強い雨、しかし15分くらいでやんだ。海が見えるかと期待したがたいして見えなかった。マウントバッテン卿はこのあたりで、IRA によって船に仕掛けられた爆弾によってお孫さんともども亡くなったそうだ。

ここでバスが止まった。遺跡があるので少し見ましょう、ということだった。

クリーヴィキール遺跡Kreevykeel Court Tomb)1050頃から15分ほど見学

http://megalithicireland.com/Creevykeel%20Court%20Tomb.html?src=gpx

新石器時代 紀元前3000年頃の宮廷墳墓?court tomb,宮廷墓か?との説明もあったが、上記サイトからcourtを中庭ととるべきだとおもわれるので 前庭付き古墳と 訂正する。下にウイキでみつけた図をつけたが、そこにはちゃんと広場部分にcourtと書かれている) 

やたら石がゴロゴロしていてどういうものか見当がつきにくかった。(勝手に載せるわけにいかないので 載せないが、『ケルト・石の遺跡たち、 堀惇一著筑摩書房』 の80頁に配置図が出ている)丈の高い台形をしている。下辺(長いほうは約20m、横の斜めが40m、上記サイトでは50m その中に 横長楕円(前庭)と細長い楕円(墓室部分があり、外囲いと内側楕円の間は ゴロゴロ石で埋められている。上記サイトのトップ写真で大体わかると思う。(つくづくいい写真が撮れていない、と悲しくなっている)。

 

石ごろごろを進むと円形広場のようなところ(周りが ストーンサークル風)そこにお墓(羨道墳)かとおもう石組。
(ここは堀氏によると冗談にバーベキューでもやったか?なんて書いてある)この説明としてkilnがあった。炉の意味である。

  
 
   
 
その向こう(写真だと右の大石の横 石で門のようになっているところの奥にもう一つ小さな部屋のようなところがある。この入口、低くて私でもかがんで通らなければならなかったが早く頭を上げすぎて思いっきり頭を上の石にぶつけてしまった。右下が kiln(炉)
 

ここにもサンザシの木(妖精の木)があり、何やら結びつけてあった。

 

再びバス、途中1110ごろ 車窓からベンブルベン山(525m)がよく見えるので写真ストップ。牛がわらわらと寄ってきた。 この山は山頂が氷河によって削り撮られたテーブル状になっているが見る角度によって姿は違っている。(前回 ドラムクリフで観たときは 頂上が まっ平だったが、今回は見なかった)

 

ドラムクリフ 聖コロンバ教会 11151145 修道院が575年に聖コロンバによって創設された。
イェーツの曾祖父(祖父?)が牧師だった。プロテスタント教会だが、カソリック教徒の墓もあるという。

西側壁に胃腸恋ゥされた石が嵌め込まれている、これは別のハイクロスのシャフト部分と考えられている。

   
 東側 西側 
   
   西側壁に嵌め込まれている石
 
 
 
 
WBイェーツ(18651939)詩人 ノーベル賞受賞者
アングロ・アイリッシュであるが、ゲール精神を鼓舞するような
作品を書いた。

外に出てお墓を見る。


手前に妻ジョージの墓碑もある

墓碑に刻まれている言葉は

冷たい目を向けよ。 

生に、死に 

馬上の人よ 、行け!

 
 教会外観


道路の向こうに ラウンドタワー(1012世紀)
高さ9メートル。
1396年の落雷によって上部が紛失)http://megalithicireland.com/High%20Cross%20Drumcliffe.htm?src=gpx


ハイクロス(11世紀 砂岩)
     
     

東面、栄光のキリスト、獅子の谷のダニエル、カインとアベル その下は アダムとイヴ
西面 上に磔刑 下は 神殿奉献(?)

再訪したところはどこもそうだが、17年もたつとさすがどこも整備されている。ここも以前は何もなかったがショップができていて入ってみたいお店があったが時間がなくて入れなかった。もう少しゆっくりしたかった。 

バスに10分ほど乗ってスライゴー(Sligo)の町へ。ガラボーグ川のそばでバスを降りる。

 
 右のガラス張りホテルで ランチ
   
   イェーツ像

川沿いのグラスハウスホテルで昼食(12001315ガラス張りのモダンなホテルで気持ちがよかった。

   
   

サラダ、フィッシュアンドチップス 
お昼はフィッシュアンドチップスです、といわれたとき新聞紙にくるまれてくるのかと思ってしまったが、さすがホテルなのでお皿に盛られてきた。ワインはピノグリ、(7€)サラダは甘味があるソースでおいしい。アイルランドではどこもソースにバルサミコ酢を使っていて甘味があって美味しかった。 鱈も美味しかった。アイルランドでは食後にコーヒーまたは紅茶がついていた。
そのUへ