4日目 そのU

リムリック〜キラーニー




シャノン川が見えるともうリムリック。

 

シャノン川はアイルランド最長の川で386km、高低差があまりないため航行が容易。
河口の町リムリックは9世紀にバイキングにより築かれた。12世紀にノルマン人の支配をうけるが、1197年には自治都市となった。

リムリックといえば 映画「アンジェラの灰」を思い出す。ガイドブックを見ると、アンジェラの灰ウオーキングツアーなるものもあるようだが、私たちの目的からはそれる。

昼食 リムリック  クライトンホテル 13:00 1410

 

シャノン河畔に立つ素敵なホテルのレストランで。ゆったりとしていて気持ちがいい。

   

ベーコンとキャベツ、ベーコンといっても塩漬けのような豚肉の厚切りが2枚!私は1枚でももてあましてしまった。 チーズケーキ 紅茶またはコーヒー

セント・メアリー大聖堂 
アイルランド聖公会に属する(聖母マリアにささげる、としながらも聖母子像をみなかったような気がして、カソリックではないのでは?と思い調べてみた。 詳しくは下記サイトで)
https://www.ireland.anglican.org/about/about-us

リムリック最古の建物

1172年(1168年とも)かつてのマンスター王ドナル・モー・オブライエン(教会パンフレットによるとドナルはブライアン・ボルから五代目子孫)の居城だった土地を市に寄付して建てられた。

 
   
   
 西正面。平面図H 

西正面。言い伝えではかつての王の居城の入口とされている。

 

典型的なアイルランドロマネスク彫刻とある。私はぎざぎざがあってノルマン的だな、と思った。

塔は14世紀に建てられ、高さ120フィート。このように西側に塔が建てられるのはアイルランドでは異例。普通は中央に建てる。
入ったのはここからではなく外をまわって(小雨)
どうしてもロマネスク探しをしてしまう。クリアストーリは建設当時のロマネスク。木製船底天井

 

奥の祭壇は二つあり、後ろがプロテスタントとカソリックが分かれる前のもの。

奥の飾壁はイースター蜂起で有名なパトリック・ピアースの父ジェームズ・ピアースによって1916年に造られた。

 
 
 

大理石でできた約4メートルの長さの祭壇は19世紀、修道女たちによってケルズの書からとった図案で刺繍された布でおおわれている。 最後のマンスター王の墓

 

ライ病患者の窓(ライ病の人はこの窓からミサにあずかった)
 ロウソクのシャンデリア(今も特別な祭礼の時に使われる)

   
   

   
  書見台 
オブライエンチャペル
グレンワースチャペル  ぶらさがっているのは 1691年リムリック包囲戦の時の砲丸(オレンジ公ウイリアムと先王ジェームズ2世の戦いーボイン川の戦いーでアイルランドのカソリックはジェームズ2世に組みして戦ったがその最後の決戦の場がここリムリックであった。)
   
 オブライエンチャペル  グレンワースチャペル
 聖歌隊席 14801500年  樫の木で作られている。
   
確かこの教会にはお手洗いがあったと思う。栞やパンフレットを買って出る。

少しバスに乗って
条約の石 で写真ストップ 1691年アイルランド軍はリムリックで降伏したが、その時ウイリアム王はカソリックを寛容にあつかうことを約束(リムリック条約)しかし、逆にカトリックを取り締まる法律が制定された。この約束の石は裏切りの石である、という。アイルランドのリーダーたちは多く故国を捨てた。彼らはワイルド・ギースと呼ばれ多くは傭兵となった。

 

44 対岸に ジョン王の城と先ほどのセント・メアリー大聖堂

 

ジョン王とは ヘンリー二世の息子で土地をわけてもらえなかったため失地王と呼ばれた人、最後に王位が回ってきた。(1171年 ヘンリー二世はアイルランドに対する宗主兼確立)

 

少し川からの景色をながめて バス。

1735 キラーニーのホテル、ドロムホール着 連泊する

クラッシクな感じのするお部屋でステキだが、ベッドの高さが高い。ひょいと腰かけることができないし、あいたベッドにスーツケースを載せるのも容易ではない

最近考え出した方法。(一応 ティッシュでスーツケースの表面はふいている)
中身が増えて重くなるのでスーツケースの中身を減らす。つまり床に置いていくつかとりだして軽くしてベッドに引き上げる。私は小物類を高さ6センチくらい2025p角の薄い段ボール(具体的にはファンケルの空き箱)に入れているので出し入れが簡単。ビン詰めや壊れやすいクッキーなどの買い物は帰りにこの段ボールに入れる、余ったら最後に置いて帰る。

   
   

窓から、一応見られるようにはしてある。バスルーム(時間によるのかもしれないが)二日ともお湯がぬるくて風邪をひきそうだった。

夕食はホテルで1735 

 

チョイスメニュー

飲み物は麦酒にした、 まあまあの味

   
   
   
   

山羊チーズのサラダ、 蜂蜜・バルサミコソース 

チキン、マッシュルーム、パプリカフリカッセ パイケー入り 温野菜 フライドポテト
チキンの味が 私には少しくどかった

デザート 三種盛り合わせ  チョコアイスが美味しかった

2100ごろ 部屋に戻り 2200ごろまでうとうとして入浴、洗濯して 本格的に寝た。