7:00~朝食 雨!
8:30出発 バスががたがた揺れておかしいのでドライバーさんが修理工場にもっていったら、すぐにはなおせないとのことで代車で行くことになった。サロンカ―のようでゆったり。ところがガイドさんが来ない。渋滞であと少し、あと少しと結局30分遅れて9:00出発。今日はディングル半島の遺跡巡り
走り出してすぐ雨が止んだ。
ディングル半島は初期キリスト教遺跡があるところでその特徴ある石の小屋を見るのが目的だがそれ以上に私には映画「ライアンの娘」のロケ地ということで胸が高まっていた。しかし皆さん、この映画ご存知ないらしい。興奮しているのは私一人。
緑の木々、小さな町、牧草地を走り、ミルタウンを過ぎてしばらくすると海が見えてきた。このコースならインチビーチが見られるのではないか?添乗員さんが「そろそろお手洗いの場所を」とguideのドーラさんに声をかけると「私の家はインチ村なのでうちにどうぞ」 お言葉にあまえて皆でぞろぞろお邪魔した。
9:55~ 10:20ドーラさん宅
新しい白い大きな二階家 ゆったりしたリビングにとおされた。B&Bを経営していらっしゃるそうだ。
インチ半島もライアンの娘にでてくるビーチとは反対側だが海と対岸の山並みを望む景色が素晴らしい。お茶とクッキーをごちそうになった。フラップジャック というナッツ類が入ったお菓子はスレーヘッドで買っていらしたそうであとでそこへも行きますよ、ということだった。このほか手造りのフルーツケーキもごちそうになった。もうここですっかり満足してしまったが、 出発。
インチビーチ10:25から10分ほど写真ストップ
映画を観ていない人にとってはただの遠浅の砂浜、でも映画を観た人にとっては、ここを二人が歩いていた、、、。
次の写真ストップ
半島の唯一の町ディングルを通過。ここは港町で、13世紀にはリムリックより栄ていたそうだ。
奥のほうにうっすら見えるのがスケリグ・マイケル高さ218m
もう少しあとでバスの中から撮ったもの。 大小二つの島。6世紀に修道院が作られた、という説がある。 初期キリスト教時代、修道士が石積みの小屋に住んで祈りの生活をした。世界遺産
キリスト教がローマ帝国で公認される前多くの殉教者がでた。ところがアイルランドではもともとあったドルイド教などとうまく融合する形でキリスト教は浸透していったので血を流すことはなかった。しかし、殉教者のことを知ると、受難の欠如を補う方法として人間社会の心地よさを離れて断食や難儀苦行を課することを考えた。これを緑の殉教という。そうして人里離れた離れ島などに小屋を建てて、祈りの生活をする修道士がでてきたのだという。
さらに10分ほど走って、バーンハムハウスへ
バーンハムハウス 横の車は私たちが乗ってきたもの。
もとは誰だかのお屋敷だったが、いまは寄宿学校。その入り口への道にオガム文字が刻まれた石が置かれている。
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左後ろは聖水をいれるためのもの |
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オガム文字とは3~4世紀に発達した古代アイルランドの文字(ウェールズでも使われていた)
http://ykharuka.s113.xrea.com/uk06/uk06main.html 4日目 ネヴァレン村の教会にあるのをみたことがある)
縦線に刻まれた横線や点などの組み合わせで木に名前に由来する文字(アルファベットに対応できる)があらわせるようになっている。石だけでなく木にも刻まれた。最後の「読んだ本」で挙げるが 修道女フィデルマシリーズにはよく出てくる)
11:40~11:55 先史時代のリングフォールト
中に入ると フォールトというのが分かりにくい、わずかにふちがせりあがっている。
山羊がたくさんいた。
ヘヤピンカーブ 悪魔のひし(?と聞こえた)
12:10~12:30 ファハンのビーハイブ遺跡群
http://megalithicireland.com/Glanfahan%20Clochauns.html?src=gpx
ビーハイブ(蜂の巣小屋)はクロハーン(clochauns)ともいわれる。8世紀頃建設
奥のほうが古い。モルタルなどは使っていない。 独居用修道士の隠棲所。
そばの天井のなくなった大きい家、これは修道院長など身分の高い人が住んだらしい。部屋がいくつかつながっている。通路の下には地下道があった。襲撃を受けたときの避難路かもしれないそうだ。
ここは羊ファームがあって赤ちゃん羊をだっこして写真を撮った方が多かった。
12:31 バス 一瞬のうちに通過してしまったが スレアヘッドの十字架とマリア様
左の島 ブラスケット島、 右奥の少しだけ見える浜が「ライアンの娘」で帽子を落としたところらしい。
ブラスケット島は 映画「フィオナの海」(かなり前に岩波で上映、素晴らしく美しい映画で本も買ったが行方不明)が撮影された場所。ブラスケット島は1953年に島民は全て引き上げることになり、今は無人島。
12:40~12:50 カーミノールビーチ
車で露店 フラップジャックというクッキーのようなお菓子やオガム文字のペンダントを売っていた。
フラップジャックは検索すると作り方が出てきます。オートミールをつかうようですが、ナッツ類のはいったミューズリーを使うと簡単そうです。フラップジャック屋さん
バスの中から巨人が寝ているように見える島(スリーピングジャイアント)が見えた。
この島が見えるこのあたりにライアンの娘が結婚して住むスクールハウスが建っていた。将校のいるイギリス軍キャンプがあるところは?もう少しいったところかな、
クローハー・ヘッドカーパーク 13:05 ~13:15
このあたりでも 「ライアンの娘」は撮影された。 丘の上には 「スターウオーズ」ジェッダイ神殿のセットが設置されたそうだ。右の三つのギザギザはスリーシスターズ。言葉を失う美しさ。うっとりと眺め、深呼吸。何枚も何枚も写真を撮った。
ずっと海岸沿いをはしってきてつぎつぎと素晴らしい景色が眺められた。
ブランドン山、 雲 上が隠れている バスの中なのでよく撮れていない。あの山の奥 ブランドン湾。聖ブレンドンはここから船出したということになっている。
お昼は 13:30~14:35
ペニンシュラホテルで
サラダ、 フィッシュパイ(グラタン風)地ビールを頼んだが、美味しかった。
午後の部は そのⅡで
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