7日目 5月30日(木)雨のち晴れ

アスローン〜クロンマクノイズ〜ダロウ〜ケルズ〜ダブリン



夜中に2回ほど目が覚め、4:30 はっきり目が覚め 500本格的に起きる

700〜朝食 

 

 
8
00 荷物出し

830 出発

 
 

クロンマクノイズ修道院跡 Clonmacnoise (900〜 1110

http://www.heritageireland.ie/en/midlands-eastcoast/clonmacnoise/

http://megalithicireland.com/Clonmacnoise%20Visitor%20Centre.html?src=gpx

クロンマクノイズは東西、南北両方向の交通路の交わるところにある。シャノン川による南北、エスカー(氷河が後退したあとの砂礫によって作られた土手状地形)に沿った、あるいはそれに載った幹線道路の東西ルートはここで交わる、文字通りアイルランドの十字路、とクロンマクノイズで手に入れた本には書いてある。

6世紀に聖キーランによって創建されたが、キーランはその翌年549年(異説あり)には亡くなっている。しかし詩人を慕う巡礼者がくるようになり、宗教のみならず、技術、文化、政治の中心地として浮き沈みはあるものの栄えていった。

9時開館と同時に入り、まず展示室のハイクロスなどを観る。保護のため本物は展示室、屋外のものはレプリカということである。 

もっとも有名なハイクロス 聖書の十字架 
十字架部分は一つの砂岩で造られている。高さ約4879916年 ミース王にしてタラの王だったフランのためと考えられる。cathedralが建てられたと同じ909

   
 西面 東面

西面 中央は磔刑、脇に槍とスポンジを持つ兵士がいる、その下は、基督の衣を誰がとるかサイコロをなげているところ、キリスト捕縛、キリストの墓で復活を確かめている兵士?

東面 最後の審判 天国行と地獄行が左右に。その下、キリストがペテロに鍵をパウロに本を渡しているところ。

   
 北面 聖パウロとアントニウス、アントニウスの誘惑、
アントニウスが悪魔を退治する、ミカエルかもしれない
  ∞ の形をして蛇がからまっている、 羊飼いダヴィデ、
 竪琴を弾くダヴィデ 組み紐模様の中に顔が四つあるそうだが 
 私には発見できなかった。
 
 台 三人の騎士を三人のマギとここでは解釈している。その下の二台の馬車は 旅人

もう一つのハイクロス 南の十字架 フランの父で846862年タラの王だった人物に言及しているので、制作年代を9世紀のものとする見方がある。(クロンマクノイズは王家と深い関係があった)西の面に磔刑、それ以外は組み紐模様など。ふちの盛り上がりは明らかに、木の十字架の金属の縁を模している(買ってきた本による)。そもそも ハイクロスは宝石をちりばめた聖十字架についての巡礼者たちの記述から影響を受けている(後記するが 『ラウンドタワー』による)

     
     

北の十字架 これが一番古く800年頃のものらしい。シャフトだけが残っている。1990年にこのそばで見つかったマイルストーンが台座であることが同じ模様が彫られていることから判明。

     
     
     
   上、蛇、下ケルヌンノス  上ドラゴンの顔?

このシャフトはとてもケルト的で面白い。三面に彫刻。ドラゴンの顔?組み紐 など ケルズの書を思わせるような模様。

墓石も面白い。墓全体をおおうのには小さいので墓の蓋ではなく立てておかれたものらしい。

     
     
     
     

700年から12世紀までのものが 600基以上みつかっている。似ているようで、一つ一つ違っている。

大体見終わったところでオーディオルームで紹介videoをみせられた。修道院の歴史や周囲の地形など、なかなか面白かった。
屋外については そのUで