3日目 そのⅣ
 
サンテニャン~ブロワ




サンテニャンSant Aignan(ロワール・エ・シェール県)。バスをおりて緩い坂道を5分ほど歩く。嬉しいことに午後は快晴。
サンテニャンは シェール川の南岸の町で街道は通っていたため古くから城塞がおかれていた。
まわりが建て込んでいて全景が撮れなかった。
   
   坂道の途中から教会がみえた

サンテニャン参事会教会 Collégiale Saint-Aignan (16201700

 84クリプト平面図

聖エニャンは453年に亡くなったオルレアンの司教でフン族の襲撃からオルレアンを守ったという人物。9世紀にはサンテニャンに教会が建てられたが、現在残っている教会は11世紀~12世紀にかけて町の領主が建てたもの。西正面は1200年頃。柱頭彫刻などは大革命時に壊されたものが多く19世紀に修復されている。そのせいかあまりにもツルンとしてレプリカっぽくて感心しなかった。

   
   平面図

   
     
   
   
   
   

この教会のみどころは内陣の下にあるクリプト。11世紀末に造られ後にワイン倉庫として使われたため大革命のときに傷められることがなかった。壁画は1213世紀初めのものと5世紀のものがある。

階段を降りるとどっしりした造りの 右が 中央アプシス 

   
   
図Ⅰ中央アプシス  荘厳のキリスト 左右の絵は15世紀に描かれたもの
 

キリストの右下には小ヤコブが足のマヒした者を治している場面、反対側ではペテロの足元に改悛者が跪いている。 キリストは二重のマンドルラに囲まれている。

 
 
 
 
 
 ピエタ(15世紀)
その天井(実際はもっと色は薄かった)後代のもの
 

南側礼拝室 聖ジルの部屋 ここは一番色彩がはっきりしている

 
 一番下 窓の横ははっきりしない。 
 
 一番上にはメダイオンに神の子羊、天使がそれを支えている。
 
  その下は聖ジルの伝説  背景が赤、黄、緑の帯状に分割されている。
病気で裸の乞食に聖ジルが着物をあたえている。 乞食は 病気がなおる、
毒蛇に噛まれてた男のために祈って男を救う、難破しかけている船のために祈る 

奥の祭室 かなり薄れている(Photoshopをつかって少し色を濃くした)ラザロの復活

 

ここの「神の子羊」は このクリプトで一番古い絵とされている。ヨハネを表す鷲とマタイを表す天使

右部分拡大 「ラザロの復活」

 

北側の祭室にもうっすらと壁画はのこっているが判別不可能だった。

納骨堂の壁 

 

柱頭もオリジナル

 

1700に教会を出る。 さてお手洗い。教会横にあるが、お土産物屋さんにもあるから、そちらに行きましょう、ということで5分ほど歩いてスーヴェニアshopへ 。お手洗いは横。お土産物屋さん、といっても大きなきれいな食料品屋さん風の所。ここで私はリエットを2種類買った。

 

向かいの丘の上には城塞が見えた。古い部分は9世紀に遡り、現在も貴族が暮らしているそうだ。

1725バス シェール川 サンテニャンはサンテニャン・シュル・シェールと言ってシェール川沿いにある町。

 
 
 
 
 

直ぐ川を渡る。 橋から振り返ると見えたはずの教会。実際はグーグルマップから拝借

 

 このあたりもソローニュの森、

 

と思ううちにロワール川に出る。

1830 ホテル着 ノボテル・ブロワ・サントル・ヴァル・ド・ロワール

   
   

1900~ 夕食のよていだったが、大きな団体が入ったとかで、2000からになったのでお城のあたりまで行ってみようかと一度外に出てみたが、もう閉まっている時間だし、とお部屋に戻って先に 入浴、洗濯を 済ませてしまった。

 
 
 
 この道の先多分15分くらい歩くとお城。

2000~ 2130 夕食
お食事の場所がレセプションそばで普通ならコーヒーショップがあるような場所。少し落ち着かなかったが美味しかった。

いろいろ変更があったので添乗員の三浦さんが会社にかけあって、ワインはサービスということにしてくださった。赤2本と白、飲めない人はジュース。このホテルはチェーンなので特に土地のものを豊富にそろえているというわけではないとのこと。

 白 少し薄いかんじがしたが飲みやすかった。 赤 シノンのカベルネフラン 

   
   
   
 帆立タルタル  鴨のペッパー焼き
 
 ラズベリーケーキ 

お部屋に戻り 2230ごろ寝た。8467