5日目 1017日(木)

ブロワ~タヴァン~ポワティエ


630~朝食
   
   

830 ホテル出発 雨 西に向かう

920ごろトゥール近くの高速をおりたところでトイレストップ

 途中交通事故で30分くらい遅れた。 おかげで雨が止んだ。

 

タヴァン Tavan  アンドル・エ・ロワール県  に着くすぐ前にロワール川の支流であるビエンヌ川を渡る。
バスを降りて、農家などのある道を5分くらい歩く。雨が止んだばかり。気持ちのよい散歩道。

 

タヴァンはブールジュとサントを結ぶ街道沿いにあり、ビエンヌ川の渡河地点であったことから集落があったとされている。

サン・ニコラ教会 Église Saint-Nicolas de Tavant (11101150

https://tavant.wixsite.com/eglise/copie-de-decouvrez-l-eglise

987年に小修道院が リル・ブシャールの領主によって建てられ、その後マルムティエ修道院の所有となったが、相続争いによって、1070年に燃やされ、その後すぐに再建。

11世紀末から12世紀に建てられ教会は 当初、3廊式だったのが、いつの頃か単廊式になってしまった。正面から見ると、三廊式に見えるが、両端はバットレス(支え)

 

西フランスの特徴でもあるがタンパンはない。

 

中に入る。

   
   

内部は修復された白白としている。奥の内陣天井とコンカ11世紀にフレスコ画が残っている。11世紀に遡る、 1994年修復。

 

栄光のキリストと天使たち。あらっ、と思った。 昨日観たモントワールのサン・ジル礼拝堂の栄光のキリストにとてもよく似ています。
マンドルラのキリストの足元には 牛(ルカ)とライオン(マルコ)天使たちの飛翔感はサン・ジルの方にあります。 

 
 
 
こちらの天使は手に何かもっているようです。買ってきた本によると
カップ、リンゴそれにホスティア。これはこの時期の神学論争。秘跡、化体(葡萄酒、パンがキリストの血と肉に変わる)の実在性を肯定するものとしての表現である、と あった。(フランスごの読解力があやしいのですが、、) 
この絵も すてきです。 

ヴォールト天井 お告げ、 エリザベート訪問、 御生誕 その下不明瞭だが 嬰児虐殺だそうだ。左端にヘロデ王がいるらしい。

中央をくぎっているライン上には 太陽の形をした顔 顔はキリストの方っを向いている。

 

この中央のラインを挟んで反対側。 剥落が激しくてわかりにくいが

角笛を吹いて御子の誕生をしらせている。 消えている部分にはマギたちが描かれていたとみられている。その隣は エジプト逃避 

 

コンカと描き手は明らかに違う。 

柱頭彫刻 真っ白すぎてよく写真が撮れていない。 おもしろいものはなかった。

   

クリプトに降りる。ところが、ここはカメラ禁止。若い鍵番さんは絶対に許さない、という怖い顔をしているので、カメラはしまうほかなかった。仕方がないので少しだけ本から。  

 

クリプト平面図(絵が見やすいように上下さかさまに置いた) テーマは旧約からや、曲芸師などさまざま 上記のサイトで写真をご覧になってください。
狭くて天井が低い。(高さ2.5m)頭の直ぐ上辺りが柱頭なのでよく見える。28本の柱。交差ヴォールと天井に絵。ヴィックも個性的だったが、ここも強烈な印象を受けた。

淫乱(欲望)の擬人像 蛇が胸に食らいつき、槍が突き刺している。痛がって引き抜こうとしてよろめいている。動きのある絵ですごい表現力。

   
   曲芸師
   
 聖母  淫乱(欲望)の擬人像 

本(大判で上質な紙)や絵葉書を売っていて、みな買ってたりなくなると、くだんの女性はいそいそとどこからか運んできて熱心に売っていた。
このあたりの墓地教会らしい。 新しい立派なお墓。

 

外へ出てバスの所に戻る途中 農家の鶏

 
12:00~1340バスで南下する。 
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