サントから南下
サン・マルタン教会 Église Saint-Martin de
Chadennac (14:00~ 14:45)
もともとは シャルー修道院に属していた小道院の教会だった。
今日は本当にいいお天気。 教会の奥に見える白い建物が昼食レストラン
ファッサードは12世紀前半の建立当時のまま。その後の改築により 内陣と南袖廊はゴシック。
サントの女子修道院や、オーネーの教会のようにファッサードには 三つのアーチがあり、中央だけ開いていて、タンパンはなく何重ものヴシュールにかざられている。サントンユ地方に多いタイプである。
ガイドが来るとか来ないとか、15分くらい勝手にみているとガイドがやってきて説明を始めた
入口 狭いなるテックスをへて身廊へは数段、石段をおりるようになっている。(南西フランスに多いタイプ)
単身廊で、天井は木造。
高い柱に柱頭彫刻があるが、 光って写真がうまく撮れなかった
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天井の要石 何を表しているのかわからなくて
回転してみた、紋章?
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ファッサード 三層になっている。
ファッサード全体は 善と悪の戦い、善の勝利を表している。
入口アーチ 8重の ヴシュール。 一番内側、中央は 栄光のキリスト、その両脇に天使が二体づつ、
2番目のアーチ 悪と闘う戦士 3番目のアーチ、4人の殉教者
4番目のアーチ 怪物と闘う人々らしい。5番目 賢い乙女たち(向かって左)と愚かな乙女たち(右) 6番目 開くを 省庁する想像上の獣、7番目は 使徒あるいは長老たち、8番目は植物文様
左右のアーチ、 タンパンには格闘する人たち、悪と常に闘わなければならないことを教えている。
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左側アーチの柱頭彫刻 |
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獲物(羊)を脅すライオン |
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墓に詣でる3人のマリアたち |
の西側は広い草地でその奥に お墓が見える。 広い敷地は元修道院だったからだろうか。
教会東側 右手に見えるのが昼食をとったレストラン・畑の中の小さな村の教会なのである。
14:50頃~16:05 バス
ラ・ランド・フロンサック La lande Fronsac (ヌーヴェル・アキテーヌ地域圏 ジロンド県)
ブドウ畑の中を走っていると教会がみえてきた。
バスを降りる直前に撮った写真
Église Saint-Pierre サン・ピエール教会
内陣,後陣 鐘楼がロマネスクで、身廊はゴシック
鍵番さんがこないので、 ここは外が見どころとかで 観始めた。
見どころは 南扉口 1120~30年に造られている。
タンパンには ヨハネによる黙示録 の絵
中心に 神の子 右手に(円の中)七つの星を持つ。 下方、下に四つ、上に三つのアーチの様に見えるのは多分、 七つの燭台。口(耳から見たい)からは剣が出ている。足まで垂れた上着を着、(金の)帯を締めている。横で本をもって見上げているのはヨハネ。ヨハネの反対側は エデンの園の生命の樹(つる草のようにしか見えないが、貼ってあった説明書きには、そう書かれていた)
ヴシュールの彫刻も見事だ。内側から1番目 女性と何かを食べようとしている男性 組み紐模様88
2番目は二段になっていて中央に人物
左側3、4番目 3番目はハープ奏者、ヴィオール奏者 、 4番目は獅子の頭を刺している人
中央にキリスト 両脇にケルビム その両側に 使徒たち
左 喇叭を吹く人 右下 聖母子、マリアの顔の横ノメダイヨンは 太陽と月、聖母子の上は使徒
ほぼ観終わったころ、ためらいがちに近づいてくる男性が、この人が鍵番さんだった。 おまわりさんだそうだ。せっかく開けてくださったので、中に入った。 中は飾り気もなくとりたてて興味をひくものはなかった。
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墓地が立派、 飾り方もものすごい |
16;30~17:30 バス
61 川を渡るとボルドー
Bordeaux メルキュール・ガール・サン・ジャン・ホテル
おへや
夕食はホテルで、 レセプションのすぐ前のところで場所的にはおちつかなかったが、美味しかった。
山羊チーズの包み焼、 スープ。 サーモンステーキ&リゾット
ダック、フォアグラ入りサラダ、
デザート盛り合わせ、手前左は ボルドー名菓のカヌレ
と書いてあるが、サーモンとスープの写真はない。 食べたかどうかの記憶もない。 しかしここの包み焼は 先日のグルメレストランのものよりおいしかった。
今回の旅行中、今日だけ丸一日快晴だった。
(10613歩)
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