5日目

6月18日

ザグレブ〜プリトビィツ


4時ごろ目が覚める。 

6時50分 朝食  ビュッフェは充実していた。 ピーマンの盛り付け方が面白い。

   
   

このホテルの食堂はステンドグラスが〈アール・ヌーボー?〉洒落ている。

朝食後 ホテル内の写真を撮り、両替をする。(100ユーロ=720クーナ)

   
   
 
 食堂のステンドグラス
 
 ロビーの天井

7時45分〜8時15分 外に出る。

ホテルは駅前から連なる公園のひとつ、ストロスマエル広場に面している。駅と反対方向に少し歩いていくと考古学博物館がある。そこの庭にいろいろ石碑がおいてあるらしいので、行って見る。

中庭は通りからすぐに入って行ける。 

中庭はカフェにもなっていて、もう店開きしていた。
   
 石棺  

2,3世紀から4世紀の石碑がたくさんおいてある。置かれている主なものは石棺の蓋とおぼしきもの。いくつか解説がかかれているものもあったが、 クロアチア語(?)で意味がまったくわからない。3世紀ぐらいは推測がつくのだが。

   
   
   
   墓碑だと思う
   
   面白い。 碑文が読めるといいのだが
 
いそいで見て写真を撮っただけ。 解説がほしかった。帰りにみると、博物館の入り口は開いていた。後から思うと図録があるかどうかだけでも見ておけばよかったのに、あわてて出てしまった。
 
 ホテル入り口のカーペット

『地球の歩き方』には10時からとなっていたが、どうやら8時開館らしい。
そうと知っていたら、そのつもりで先にスーツケースを出すなりしておいたのに。 
8時半荷物出しで9時集合だから、少しは中を見られたのに残念。
博物館の開館時間や、曜日は 直接電話で確認したほうがいい
後日行くザダルの博物館は そうしたのだが〉

でもホテルの場所が良かったおかげで、中庭の彫刻を見られたことに満足して、ホテルに戻った。

9時 出発

現地ガイドと、先ずバスでざっと新市街を車窓観光。ホテルのあるのも新市街。19世紀になって開発されたところで、重厚な感じ、またオーストリアの影響を受けた建物が多い。

930分 旧市街の徒歩観光開始。

ザグレブ旧市街は、カプトルとグラデツという二つの中世都市が合わさって出来た町で、17世紀にあわせてザグレブと呼ばれるようになったが正式に合併したのは19世紀になってからだ。 

まずグラデツ地区、此処は1242年ハンガリー王ラディスラフ一世によって王国自由都市として認められた商工業の町。

城壁、聖クララ修道院〈現在は博物館〉の横を通る。修道院は外と接触を断たなければならないので、窓は描いてあるだけで、開いていない。

 
元 聖クララ修道院
   
 まだ補修されていない建物もあった 国会議事堂
   
 聖マルコ教会の鐘楼  卵の形のオブジェ

まだ修復されていない建物もある。
ついで、聖マルコ教会。屋根は
1882年の改修の際にセラミックタイルで装飾された。 

 
 聖マルコ教会、 左が 大統領官邸、 右が国会議事堂

屋根の上の 右の紋章はザグレブの市章であるザグレブ城。
左の紋章の左上、赤白チェックがクロアチア王国、右上三頭のライオンがダルマチア、下の星とテンとサヴァ川がスラヴォニア(クロアチアという国は ボスニア・ヘルツェゴビナを囲むように三日月形、というか「く」の字形をしている。その く の字の上の方がスラヴォニア、アドリア海に面したところがダルマチア。時代によって範囲は異なる)

中には入らなかったが 入り口の扉の彫刻がなかなか良かった。〈14世紀〉

 
 扉口上部

この場所は 政府関係の建物があるところ、大統領官邸や国会議事堂とかがある。しかし建物に門もなく、ものものしく警備はされていない。 

 


官邸から白いスーツ姿の女性が出てきた。
 
ガイド氏によると、彼女はクロアチアで首相の次ぎに偉い方、だそうだ。 
大統領か誰かがおいでになるのでお出迎えに出ていらしたようだ。 
報道陣の姿も見える。
 
〈日本に帰ってから〉 
7月7日の新聞によると、クロアチアでは 首相が辞任し、副首相のヤドランカ・コソル女史が首相に就任した ことを報じていた。 
多分彼女のことだと思う。
 
〈顔をよく見なかったが ネットにでている写真の見事な白髪から察するに〉

しばらく様子を見ていたが、報道陣らしい車ばかりで 肝心のVIP はなかなか姿をみせない。


 
そこで、 観光再開。

聖カタリナ教会〈中には入らなかった〉の前に行く。

13世紀に建てられた見張りのためのロトルシュチャク塔〈ここは毎日12時に大砲を撃ち鳴らすそうだ〉
此処はヴューポイント。下の町とは高低差20メートル〈別の本だと、30m〉あり、そのためケーブルカーがある。坂道もある。

   
 ロトルシュチャク塔  手前が下の町におりる階段、その向こうにケーブルカー

まだ下の町におりずに進む。 詩人マトシュの彫刻のあるベンチ、そこを回ると聖カタリナ教会の裏に出る。そこには修道院経営の学校がある。〈この教会はイエズス会が建てたもの〉

   
詩人 トマシュの座るベンチ  聖カタリナ教会の学校

ここもヴューポイント。こちらのほうが大聖堂も見えて素敵。

 

そのUに続く