11日目

8月12日    ナンシー滞在

                             

6時30分  起床  
7時      朝食
9時     出発   
ナンシーはアール・ヌーボー、アールデコを建築の町として有名。

         
それらをバスに乗って見に行くのだ。流麗で、モダンだとは思うが私の好みではない。

エミール・アンドレの藤の家
 中近東に旅行したので、
窓がモスク風

これは、アールデコ
アール・デコは左右対称で、花かご装飾をよく用いる

左の家のまん中
 東洋風

建物をいろいろ見た後は、旧市街に戻る。

スタニスラス広場のナンシーの町のシンボルともいえる華麗な門の前で、写真をとる。
この広場はエマニュエル・エレと金具工芸師ジャン・ラムールの式により、18世紀に作られた、華麗なものである。
鷲 と あざみ と ロレーヌ十字 がロレーヌの象徴。
 アザミ はとげがあって痛い。私にさわると痛い目にあうぞ、と言う意味があり、ロレーヌの愛国心を表しているそうだ。

 スタニスラフ広場と呼ばれるのは、ロレーヌ公国はもとはオーストリアのマリア・テレジアの夫フランツ一世のものであったが、ポーランド王位継承戦争の結果、トスカーナと引き換えに譲らなければならなくなって、それをフランス王ルイ15世が、岳父のスタニスラス・レスチンスキーに一代限りという約束で与えたことによる。

旧市街の散策。 ブルゴーニュ公国最後の王であるシャルル・テメレールがこの近くで1477年に亡くなったのだが、その王の遺骸を安置した家というのがあった。私にとって、今日1日で、興味があったのは、結局ここだけだった。

何処だか聞き忘れたがこのと通りの家のどれかで、数学者の アンリ・ポアンカレが生まれた

 ロレーヌ十字が彫られている 

 いろいろな家や銀行の天井のステンドグラスなど、アールヌーボーの建築を見ながら、昼食レストランへ行く

クレディ・リヨネ(銀行)の
アール・ヌーボーのステンドグラスの天井

鉄の鋲を打った建物

左の建物の飾り


12時〜1時35分  
昼食 
アールヌーボーのブラッスリー・エクセルシオール
内装はいいのだが、この暑さなのに、冷房がきいていない。

せわしなく、扇子であおぎながらの昼食となった。 

午後は、フリータイム。ところが今日は火曜日で、この町の美術館その他すべてお休み。 一度ホテルに戻り、 添乗員さんが、市場に案内する、というのでみなでぞろぞろ行って、キャンデーや、ぶどうなどを買った。その後、Kさんと二人で、お店をいろいろ見て、お土産などあれこれ、物色。

スーパーとデパートの中間程度のお店と個人商店、どちらも特にブランドものなどはない。

しかしお値段は手ごろなので、Tシャツやアクセサリーなどいくつか買い込んだ。

ホテルに戻って、喉がかわいたので、市場で買ったぶどうを食べる。(半分はKさんにさしあげたのだけれど) これでおなかがいっぱいになってしまった。

夕食は外のレストランで、10分以上は歩きそうなところ。暑い中を歩く気にもならないのでキャンセルして、部屋で、ゆっくりお風呂にはいって休むことにした。

これほど暑くなくて、またアール・ヌーボーに興味があれば自由時間をもっと有意義に過ごせたと思うのだが、私にはちょっと物足りない一日だった。