
12日目
8月13日 ナンシー〜コルマール

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6時50分 起床
8時 荷物出し
8時30分 朝食
10時まで読書をして過ごす。ホテルは駅の近くで散歩して楽しいという場所ではない。
10時15分 出発 ナンシー派美術館に入る。
ここは、ナンシー派芸術のパトロンだったゴルバン氏の屋敷を改装した芸術館で、お庭にもお墓や水族館などがあってなかなか面白かった。館内にはエミール・ガレなどののガラス製品やマジョレルの家具、ステンドグラスなどいろいろ。内部は写真禁止。庭は自然のままの感じで、お墓や水族館があった。
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建物の壁の飾り |

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庭にあるお墓、中はからっぽ |
水族館内部 |
12時 スタニスラス広場のブラッスリーで昼食
1時15分 出発、道中、景色はとても良かった。途中でドライバーさんが交代した。
ジュラ山脈を越えると、ブドウ畑が目立った。
4時頃 コルマール
到着後、プティット・ベニーズを15分くらい散策。運河の両岸に花が咲き乱れて、とてもきれいだった。
ブルージュ(ベルギー)みたい、と賛嘆の声が起こる。運河に観光ボートを浮かべているところなど、ブルージュのようだが、あちらは建物が石造りが多く古めかしくてもっと重厚な感じだったと記憶しているのだが。
その後ホテルへ。 荷物をおいてすぐ市内観光。
とても来たかったウンターリンデン美術館へ行った。
ここには有名な グリューネバルトのイーゼンハイムの祭壇画 がある。
フラッシュ禁止のため、ビデオカメラで撮ったので、画像が鮮明でないのだが、非常に悲劇的な磔刑だった。
ロマネスクでは、十字架上のキリストは勝利のキリストといわれ、目を見開いているが、16世紀ともなると、苦しげなキリスト像が描かれるようになるのだが、それにしても痛ましいキリスト像である。失神する蒼白いマリアも印象的だった。普通キリストやマリア、聖人などには頭上に光輪が描かれるのだがそれもない。
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使徒ヨハネに抱きかかえられる
聖母マリア |
洗礼者ヨハネ |
プルデルラ(下の人のかげになっているところ)には埋葬 |
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砂漠で修行するアントニウス
この祭壇画はもとはイーゼンハイムの聖アントニウス修道院にあった
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アントニウスの誘惑 |
パウロを訪ねるアントニウス |
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裏には復活した キリスト |
マリアへのお告げ
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コルマールという町は『イーゼンハイムの祭壇画』を観るために来る町、ということになっているが、この美術館には、この町に生まれた、マルチン・ショーンガウアーの作品も展示されていてた。
ここには、ルーカス・クラナッハ(1472-4553)の絵もあった。
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メランコリー(デューラーの同名の銅版画に由来) |
磔刑 |
この美術館は、もとは修道院だったところで、回廊、中庭があり、噴水の水音が心地よかった。
回廊で庭を眺めて、また部屋に戻って、絵や彫刻を見ているうちに、あっというまに、時間がたってしまって、もう誰もいない。トランシーバーで、私を探している声がして恥ずかしかった。
こういうところは時間にしばられずに来たいものだ。
美術館を出て、旧市街を散策した。可愛い看板が多い。

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頭の家(頭部の彫刻があるのでこう呼ばれる) |
お菓子屋さんのウインドウ |
6時30分 ホテル、メルキュール・ウンターリンデン に戻る。
この暑さなのに、クーラーの効きが悪い。この異常な暑さに対応できる機種ではないのだ。
お食事のとき支配人?がお詫びに飲み物代はただにします、と言った。
部屋にもどって、水シャワーをあびて、窓を開けたまま横になる。
窓があいているので、とてもうるさかったが、睡魔のほうが強かったようで、いつのまにか 寝てしまった。
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