5日目 

 8月6日  ウイットビー〜ロンドン

4時50分起床。
6時 には支度を終えて、見納めに、海をながめ、写真を撮る。
6時50分に 下に降りるとまもなくタクシーがきて、駅へ(バスステーション)行く。少し早すぎた。
 ロンドンに戻るというミス・マープルみたいな品のいいおばあさんは、7時20分のヨーク経由のバスに乗るという。誘われたが、列車の方が早いと思ったのでご一緒するのはやめにした。
7時30分
発のスカーバラ行きにする。海岸沿いを走るのかと思ったら、ヨークシャのムーアの中、ここでもまた、ヒースの野を見る。森の中、霧のなか、アップダウンがあり、景色は素晴らしかった。

8時30分  スカーバラステーション。
8時39分  発 ヨーク行きに乗る。車内で、紅茶(0.9ポンド)を買い、ホテルのクッキーで朝食。
 昨日のピッカリングもそうだったが、いいお茶を使っているとは思えないのに、イギリスで飲む紅茶は、独特の味でおいしい。多分水が硬水だからなのだろう。
9時29分  ヨーク着。
9時34分発のロンドン行きに乗れた。
列車は、窓側の席が、一つあいていて、座れたが、スーツケースの間で身動きできず、つらかった。
二等のブリットレイルパスにしたのは倹約の意味が大きいが以前スイスに言った時、一等のパスを買ったが、車内はがらがらで、乗っているのは私一人ということも何度かあったので、つまらないということもあった。しかしこれほど混むのなら、一等にすべきだったか、と思った。

車内には、ユダヤ人一族 (と見た)が十数人乗っている。正統派だ。この暑いのに、黒服を上着までしっかり着込み、黒い山高帽をかぶっている。高校生くらいの男の子も何人かいた。

12時  ロンドン  キングスクロス着。

1時ころ、パディントン経由でホテルへ。部屋は、あいていて、すぐはいれた。1003号室
1時45分  ホテルを出て、ボンドストリート経由で(乗り換えに10分くらいかかる)、グリーンパークへ、
フォトナムアンドメイソンのグランドフロアのファウンテンで昼食
≪プラター フォトナムアンドメイソンとアイスティ≫でやく18ポンド。(二階の、トラディショナルアフタヌーンティ も18ポンド。でも時間がかかりそうなのでやめにした)
プラター、、、というのは  ローストビーフ二枚、(すかすか、でもホースラディッシュがついていた)、鳥のもも肉をむしてスライスしたもの、ハム(ビアマスタードがおいしい)。焼きトマトのマリネ、ジャガイモのクリーム和え (セロリ、オニオン)などが、一枚のお皿にもられている。おいしかった。
そのあと、お店で紅茶を買ってウエストミンスター寺院へ。
カメラを持っていかなかったので、もらったチラシ

 エドワード一世、エリザベス一世、メアリチュアートスなどのお墓があり、戴冠式の椅子 もあった。
椅子の下の石は、今はスコットランドに返したが、次の戴冠式には、戻されるそうだ。
クロイスターの奥には、ノルマンの部分が残っていた。暑くて、いい加減、足もくたびれて、 詩人のお墓はあまり、丁寧に、見なかった。
また。機会があったら、見たい。(ここも、ダヴィンチ・コードに出てくる。)
絵葉書を買って、ヴィクトリア・アルバート美術館へ。

サウスケンジントンの地下鉄の、通路が、長くて気味が悪かった。
道路を渡る方向をまちがえて、ずいぶん迷った 。
美術館では まっすぐ、中世美術のところへ。疲れ果てて、あまり感激もしなかった。
グロスターの燭台、もっと大きいかと思っていた。高さ50センチくらいだった(ケルト風の顔などがついていてとても細工が細かい。1104年頃。
ペテロの脱出(ダマスカスからの)12世紀6x9センチ3枚ぐみ オットー朝の象牙彫り
(栄光のキリスト)金色の板にエナメルでかいたもの。
アングロノルマン の象牙の聖母子像など、お目当てのものは、だいたい見ることができた。
通路には、ロマネスク の柱頭なども飾ってあった。

 ここのショップに寄るのも目的のひとつ。
 ウイリアム・モリスのデザインした、スカーフなどでよいものがあるかと期待したが、ない。こういうものは日本の方があるようだ。日本の業者が日本人向けに作らせるのではないか、と思う。
ペルシャ柄のショールを買った。

帰りは地下鉄のサークルラインで、乗り換えずにそのままパディントン駅に出て、そこからホテルへ。(乗り換えて、ランカスターゲイト駅でおりるのが歩かなくてすむのだが、乗り換えが面倒なので)。
途中で、プラム3個とオレンジジュースを買う。
ともかく暑くてあせだく。部屋が冷えていたので、大助かり。
前のホテルから持ってきた ビスケットと、ジュースで夕食。わびしいようだが、おなかはすいていないので。
このホテルは、お茶のセットがない。
シャワー、洗濯、プラム2個食べて、9時頃寝る。