クリプトの柱頭彫刻
それから入り口近くに置かれている 洗礼盤 十字架とロザス、ロザス 犬、鳥の上に山羊
10時35分ごろ教会を出る。少し雨。また歩いてバスに戻る。
ネグレンティーノ 標高854m
11時35分 バスをおりて坂道を下る。一瞬下ると帰りは上りだ、と思い少しうんざりしたが、たいしたことはなくて助かった。坂をおりると吊り橋、下をものすごい爆音を立てて水が流れている。
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先頭は もう教会だ |
吊り橋 |
気持ちのよいコース。谷川をのぞきこんだりしているともう先頭の人は教会。 でも折角のスイス、少はし景色も楽しまなくては。
11時45分 サン・タンブロージオ・ヴェッキオ教会
11世紀に建てられた教会だが 15世紀に拡張されている。
まず外側を見る、
窓のわきに孔雀のレリーフ。向かい合うようにもう一羽描かれていたかもしれないが、今は何もない。
軒のロンバルディア帯の下部にも彫刻はあったようだ。
隣に14,5世紀に建てられた(ゾディアック叢書による。現地での説明は12世紀)鐘楼。壁にはラヴェンティンの十字紋の上に征服者ウーリの牛の紋が描かれている。
入り口の横には 魂を量る大天使ミカエル像。
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アプシスが 二つ |
鐘塔に牛の絵 |
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向かって右のアプシスの窓横に孔雀 |
入り口 上に 大天使ミカエル 下にピエタ |
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平面図 濃い色が 11世紀の部分 |
この教会は11世紀に建てられ、12世紀に南側に拡張されたのでアプシスが二つある。平面図左に少し離れてあるのが鐘塔。
右図でいうと 右側中央の入り口から入る。
ここで貴重なのは西側の壁(図でいうと下側)に描かれているフレスコ画。
昇天のイエス、わきに12使徒。左にペテロ、右にパウロ と書かれている。
このイエス大きな目が何だかうつろで悲しげで、気になってこればかり眺めていた。ほかの壁はゴシックっぽい壁画なのであまり撮っていない。
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ペテロ |
12時15分 教会を出る。
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雲がかかってなかなか向こうのアルプスが見えない 一瞬の晴れ間に雪の輝く山が |
遠くにアトゥーラ山3402m
曇っているのが少し残念だったが、 深呼吸したくなるような気持ちのよい場所。アルプス・ロマネスクというツアータイトルにぴったりの教会だ。 何度も振り返りながら写真を撮った。
そのVに続く
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