8日目

そのV



教会を出て博物館へ 
96年に来た時は一度教会から通りに出てポストバス停の方向に数分もどったところを横に入ったが、今回は敷地の外に出ず、教会西側の扉を出て廊下を行くようになっていた。
教会は二度目のせいかあまり感激はなく前回見そこなった博物館
(というにはあまりにも少ししかないが)の彫刻が今回は一番興味深かった。カロリング時代の笛もあった。
彫刻はケルト的なものもあれば ランゴバルド的というのだろうか、 ロマネスク期以前ではないか(描かれた資料がないので 私の感じだけで 正しいかどうかはわからない) と思われるものがありとても興味深かった。

     
 カロリング朝の笛    左の拡大
   
 ライオンの尾?  上中央の拡大
   
  
上中央は 神の手?祝福のポーズ
天使の羽の先が 渦巻きになっているのが面白い
 
   アーチの中に十字架と聖樹(内陣障壁だったのだろうか?)
     
 動物組紐  このピンバッジを売っていた
 
 
 
  鳥(?) が連続 巴紋になっている      碑文、私には 意味不明

二階へあがり、昔のふいごを使う鍵盤楽器(テープレコーダで音を聞く、クラビコート風の音)

     
     

修道院長の部屋 見習い修道女の部屋など次々に見て回る。 
見習いの部屋は個室で、正式の修道女は大部屋だったが、
1630年からは衛生上その他の理由から正式の修道女の部屋も個室になったそうだ。

   
   
   
   修道女が 畑仕事をしていた
   
   
   
 窓ガラスが面白い 修道院長の部屋  エブラズマンの施された窓
案内して下さったアンドレアさん

見習い修道女の個室 すっきりこじんまりしていて読書に最適!でもお針仕事をするようだ。浮世のことにわずらわされずにここで暮らせたら、と思ってしまった。

   
 見習い修道女の個室
手前下に湯たんぽ、 右奥に 洗面器とお湯のポット
 窓は 明かりをとりいれるため 隅きりがなされている
 机の上には 針刺し台 と ろうそく
燻製室を持つキッチン、
   
   燻製室 天井に肉をぶら下げる鉤
   
台所  

教会堂の隣の部屋には剥がされたフレスコ画がいくつか展示されていた。賢い乙女

   
  この時買った 小さな案内書(2008年)によると
賢い乙女(油壺を手にしているが ニンブスを付けている)
 出版年は分からないが96年に買ったzodiaqueの suisse romane
では ≪聖テクラ?≫ となっている

1725分ごろ、ミサの聖歌の響く中そっと教会を抜ける。ショップで絵葉書などを買う。 
書籍類は充実しているが会計が遅くて時間がかかった。 

17時50分ごろ出発。いそいだので全景を撮る時間がなかった

   
 教会への通路  国境 奥の青い立て看板にITALIAと書かれている

バスにのって5分もしないうちに国境。再びイタリアに入国。ノーチェック。イタリアに入ったとたんお天気がよくなった。山の上にはあちこちにお城(廃墟)がある。 一面のリンゴ畑。

   
   そろそろメラーノ 遠くの山が夕焼け

1910分頃 メラーノ(325m) ホテルオーロラ到着

すぐに夕食 
サラダはサラダバーから各自とる お魚のマリネ、 アスパラガスのスープ、大麦リゾット、 マトウダイ 
ブルーベリーとアーモンドのロールケーキ、アイスクリーム添え

満足 ワイン 3ユーロ、 マッキアート 1.5ユーロ。

   
 サラダ  お魚のマリネ
   
 アスパラガスのスープ (影が写ってしまった)   大麦のリゾット
   
 マトウダイ  ロールケーキとアイスクリーム

お部屋は設備はリニューアルされていて程よい広さ。特産のリンゴがおいてあった。青リンゴだが酸っぱくはなかった。
通りに面していてベランダ付きで川の流れる音が聞こえる。ベランダの明かりがまぶしいが
11時には消えた。

   
 泊まったお部屋 ベランダの明かりのため黄色い  リンゴと 飴、 キーホルダーもリンゴ
   
   

 4489歩