今日は日曜日
だんだん時差ボケ解消か目が覚めるのが遅くなり6時に目がさめ、6時30分起床。
このホテルは朝食スペースが滞在者数に比べて少ないのかお料理をとるのも行列で テーブルがなかったので屋外席に座った。お天気がよくて気持ちがいい。
 |
 |
中のレストラン |
屋外 |
昨日おなかの調子がよくなかったのでいよいよひかえめ。
9時30分出発
10時過ぎにトラカイ到着 バスをおりて少し歩いて湖の方へ
ガイドブックにある通り、湖の向こうに赤いお城、トラカイ城だ。
「ここで集合写真を撮りまーす」という声も何のその、各自写真を撮り始める。
その集合写真場所も絶好の撮影スポットらしく他の外国人グループも占領。順番を待って、無事集合写真をとってから橋を渡ってお城へ。
途中にヴィタウタス大公の像
写真撮影は有料で4リタス(約160円)トラカイ城は14世紀後半にケストゥティス大公とその子ヴィタウタス大公によって築かれた、東ヨーロッパ唯一の水上城である。ヴィタウタスは1350年頃にこの城で生まれたといわれている。日曜日のせいか観光客が多く、入口広場で少し待った.
 |
入場を待っているところ |
 |
入って振り返る 、中庭には いろいろな 拷問具がおいてある〈奥が入ってきた〉入口 |
一つ上の写真に見える木の階段を上がって奥の大公の居城へ
 |
 |
小さい橋を渡る |
入口 |
 |
城の中庭 |
中は歴史博物館のようになっていた。
ヴィタウタス大公の時代にリトアニアは最大版図を占めることになるのだが、クリミアから400家族連れてこられたカライメ人の様子を見せる展示もあった。
カライメ人とはトルコ系であるが、その宗教はユダヤ教カライ派と呼ばれる 旧約聖書のみを信仰する、イスラムの影響の強いものである。大公の護衛と城の守備のために連れてこられて、現在もトラカイ市には70名〈65人とも聞いた〉住んでいる。
 |
15世紀 トラカイに住むいろいろな 宗教の人々 |
 |
 |
カライメ人 |
トルコ人 |
大ホール天井は新しい。
かっては フレスコ画で飾られていたという。壁に掛けられているタピスリーも 現代の作品
タンネンベルクの戦い(ポーランドではグルンヴァルトの戦いリトアニアではジャルギリスの戦いと呼ばれる)1410年 のタピスリー
 |
この タンネンベルクの戦いはポーランド軍・リトアニア連合軍がとドイツ騎士団との戦いで、その影響するところから中世史上最大の戦いと言われているものである。この時騎士団長は殺され、騎士団の衰退が決定的になったのだ。なおこの戦いはドイツ人にとってはゲルマン対スラブ(ポーランドはスラブ系、またヴィタウタス軍にもベラルーシ、ウクライナなどのスラブ人が多かった)の戦いとして強く意識され、それが第一次大戦の タンネンベルクの戦い での執念の勝利へと連なっているということである。 |
 |
火の上のジャンプ
高尾の火渡りを思いおこした |
1時間余り城内を見学した後はしばらく自由時間 テント張りのお土産物屋さんが何軒も出ている。リネンの 鍋つかみと 琥珀の入ったマグネットを買った。
その後カライム通りを歩いてカライム料理のレストランへ,
道の両側にはカライム人の家があるが、 特徴は 三つの窓。 それぞれ、神様のため、ヴィタウタス大公のため、そして 家族のため(すべての人々のため、という説もある)である。
 |
 |
もう一度振り返る、初夏の気持ちのいい日曜日 |
カライム通り |
 |
キエネサ (カライム派の祈祷所) |
12時半ごろから 昼食
スープとキビナイ(牛肉入りパイ) 壺入りシチュー アップルパイ(紅茶つき)
どれも美味しかった。おなかも大丈夫なので ビールも頼んでしまった。5リタス(200円)
 |
|
キビナイ |
|
 |
 |
蓋をスプーンで突っついて開けると |
|
 |
 |
|
菩提樹 |
 |
美しい夏の日(バスの中から) |
14時30分頃 バスで ヴィリニュス に戻る。そのままホテルに 付いたが、 一休みして すぐ 昨日は入れなかった 聖 ペテロ・パウロ教会に 行くことになっているが、 行きたくなければ パスしてもよい、ということなので、私はパス。ゴテゴテの漆喰装飾は 好みではないので。それよりも 工芸博物館に行きたい。日曜日でも開いているはずだが今日は何かの祝日なので、 しまっているかもしれない。 フロントでタクシーを頼むとき(ちょうど添乗員さんがいらして頼んでくださった)に確認してもらったが 電話が通じない。 ダメ元ででかけることにした。一方通行ということもあるのかもしれないが、随分大回りをされた気がした。(20リタス、800円)着いたときも 入口を確認したが 顎で示すだけ、 顎で示されたところには入口はなく、暑い中あちこち探しまわってやっとみつけたら お休みだった。
そのⅡへ続く
|