クリプトへ クリプトというのは 聖人の遺骨を納めるところで、ここに聖ジミニャーノのお墓がある。
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右奥に聖ジミニャーノのお墓 |
個々の柱頭彫刻がいい。
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牛(ルカ) |
ライオン(マルコ) |
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人(マタイ) |
鷲(ヨハネ) |
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もうすぐミサの始まる時間のようだった。
外に出て今度はアプシスと南側を観る。
うまく撮れていないが 柱頭彫刻が面白い。
南側では上の方をまずよく見る。 ここにメトープと呼ばれる浮彫パネルがあるのだ。怪物的民族が彫られている。オリジナルは付属博物館にある。
高い場所にあるのではっきりは見えないのだが、尾形氏によると聖堂全体を宇宙の全体像とみれば辺境にあたり、怪物的民族は辺境に棲息するとされているから、場所として適当だし、怪物的民族も神の御業の結果であるから救済されるべきものとし置おかれている、と考えられる。
一方 メトープより アンテフィクサ(屋根瓦終端に垂直に置かれたブロック)としてみるべきだという考え方もあり、そうだとするとこれは 魔除け、ということになるそうだ。魔除けであるからべつに見えなくても構わない、ということになる。
南側には二つ入口がある。アプシスよりに王の扉口 その左に 諸侯の扉口
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王の扉口 ソロモンの神殿の柱(魔除けのみならず、「契約の箱」 が安置された ソロモン神殿をも暗示(尾形氏による)) |
諸侯の扉口の彫刻もヴィルジェルモの作とされている。 聖ゲミニアヌス(サン・ジミニャーノ)の生涯
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諸侯の扉口 |
南壁面の柱頭彫刻から (高いところで帰って写真を見て気がついたので鮮明ではありませんが)
この後 大聖堂博物館(Cathedral Museums)に行く。
http://www.duomodimodena.it/musei/musei.html
オープンは 月曜日休館、 時間 大聖堂と同じだが、 閉館が 18:30
場所は魚屋の扉口の向い側
入場料(3ユーロ)を支払いついでにガイドも買う(⒓ユーロ)一度中庭に出てから 入るようになっている。
まず目に入るのが ランゴバルドの浮彫彫刻のかずかず、もうこれだけで嬉しくなってしまう。7世紀の洪水により多くの人々は 近くのランゴバルド人の町に避難したが、その影響であろうか。
向こうの部屋には メトープのオリジナルが 置かれている。
写本がも展示されていたが その中にマチルドが立ち会った移送式と思われるものがあった。
17時頃出る。7番のバスがいいことは調べてあったのでバス停と思われるところに行き、並んでいる人に確かめると駅行きはここでよかった。
すぐ バスチケットがないことに気付き、買いに行こうとしたら バスが来たので乗ってしまった。チケットがないことを言うと、周りの人たちがナントカコントカ まあ、姦しいこと。そこのボックスにお金をいれろ、ということだったが、1・4ユーロでおつりは出ないらしい。 小銭がなかなかみつからなくて、結局はSさんにお借りして やれやれ、と思うまに駅についてしまった。17時10分頃駅着。
17時22分発の列車が遅れて32分になったのでに楽々乗れた。なおモデナの駅のトイレは 入れなくはないけれどあまりきれいではなかった。
乗ったとたんにとっぷりと日が暮れた。電車はあまりきれいでなく、黒人が多かった。
18時過ぎにボローニャ駅についたが、暗くなっても多くはないが人は歩いていて危険性は全くなかった。
19時30分ロビー集合で ホテル内の レストラン(朝食と同じ場所)で夕食
リゾット、 豚肉、 ズッパ・イングレーゼ
明後日のテアトロでの(場所は 変更にはなったそうだが)音楽会のチケットがとれそうなので、希望者は?と聞かれて、私も手をあげた。プログラムはブラームスのピアノコンチェルトとべート-ヴェンの田園。
夕食後、21時40分頃 添乗員の清野さんが駅にチケットを買いに行くとおっしゃるので、一緒に行って明日のブレシア行の切符を買うことにした。ネットで調べたのとあまりにも値段が違うのでビックリ。26ユーロと出ていたのが40EURO!日によってどんどんお値段が変わるそうだ。帰りも買おうとしたが、とりあえず行きだけにした。帰りも高速列車は指定なので体力によっては時間を変えるかもしれないのでので買わないことのした。
彼女は「とりあえず明日のVerona行きが買えたから」と私が遅くなることを気にしてかもう帰りましょう、ということで帰った。
私は大金をもっている(参加者のチケットをまとめて買うので)若い女性である、彼女のほうが心配だったので、待っているといったのだけれど。
色々整理して入浴、いっこうに寝付けない。1時間くらいは眠ったかもしれないが、、。 (21243歩)
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