4日目
11月5日
ヴェローナ へ
今日は添乗員さん(清野さん)達とヴェローナに行く。
全員参加かと思ったら他二名の4人だけ。
朝食
8時10分ホテル出発
Bologna 08:30→09:20Verona
車中で観光場所を検討。
清野さんの予定では一般的な観光通り アレーナから始めてロミオとジュリエット関連のところを巡るようだったが、私はサン・ゼノ教会に行くことがヴェローナ行きの一番の目的で、サン・ゼノは町の西側で他の見どころのある場所と離れているので、先にそこへ行ってお昼に皆さんと合流したい、と言った。
そうすると清野さんが 「よければみんなで サン・ゼノにいきませんか?」異議なしでまずサン・ゼノに行くくことに決定。
ヴェローナ駅に着いたところで清野さんがヴェローナカードを買いに行ってくださった。
18?でバス乗り放題、ほとんどの場所にフリーで入場できる。
ヴェローナという町は ロミオとジュリエットの舞台の町として有名だが、先史時代末期には 集落があり、 ローマ時代の遺跡も多く残っている。
ローマ時代末期西ゴートのアラリック王、東ゴートのテオドリック王、ロンゴバルドのアルボイン王などが 拠点とした街である。
駅を出たところの大きなバス乗り場案内板で サン・ゼノ行きのバス停を探す。
駅を 背に一番右側の先の方で、少し遠い。 サン・ゼノ行は 三通りあるが一番早回り(町を左回りに回る)のが最初に来た。
10分足らずで 右手に 赤白縞模様の建物が見えてきた。 バス停は後陣側 なので、 道路工事の人に聞いて西正面に回る。
サン・ゼノマッジョーレ教会
(San Zeno Maggiore)(現在のものは 12世紀中葉 http://www.basilicasanzeno.it/
まず西正面プロテュルムが張り出している。
バラ窓外側には 人間の運命の上昇と下降を示す 6体の人像
タンパン 中央 サン・ゼノが 悪魔を踏みつけている
破風の下の彫刻 ボケ写真だが 狐の葬式
創世記から ニコラオ作
キリストの生涯 グリエルモ作
回廊
回廊をみて 教会内に入る。ともかく 一番の目的である 青銅扉へ
これは もともと西正面から見えるはずだったが 保護のためであろうか、外側は木製のドアで閉じられていて、中に入ってしか見ることが出来ない。
南側 出エジプト記などだが、サン・ゼノの生涯などもある(12世紀末)
北側 キリストの生涯など(12世紀 初頭)
何枚か興味深かったものをいくつか、 とても立体的で頭など飛び出している。触ってみると仲間で詰まっているのか、がっしりしている。
顔などつるんとまるくて可愛い。
ヨハネの斬首 ヘロデ王の饗宴、テーブルの前で サロメが踊っている
サロメの踊り、まるでアクロバット 無我の境地?
十字架降下
冥府降下
大地と海(豊穣の表現) 左の母の乳房には魚が吸いついている
南側から
ノアの箱舟
釣りをするサン・ゼノ
念願の青銅扉をみたところで 振り返って内陣を見る。
奥 祭室は少し持ち上げられて、半地下にクリプト
奥によこたわっているのはは サン・ゼノ の遺骨
中央に 狐の葬式
クリプトの柱にある柱頭彫刻にも面白いものがある。
これは クリプトではなく 本堂の柱にあったもの
フレスコ画は14世紀のものが多い。 静謐な感じがしていい。
こ
の教会で 青銅扉とともに 絶対見逃せないのが マンテーニャの祭壇画
マンテーニャによる 祭壇画 (1457〜1459年)
台の石板もなかなかいい。 中央に磔刑のキリスト 両脇は 4福音書記者
笑うサン・ゼノ像、 (13世紀) 釣りをしているときに農民を助けたといういわれがあるので、司教杖に魚がぶら下がっている。
外へ出て アディージェ川沿いに歩く
教会前
向こうにスカリジェロ橋とカステル・ヴェッキオ
そのUへ