8時30分 ホテルロビー集合
バスで屈折ピラミッドに向かう。
道中でのガイドの話
* ピラミッド通りの家はれんが作り。表面を塗るのはお金が出来てから。
* 街路樹はユーカリで、下1,5mくらいまで、白い塗料が塗ってあるがこれは反射して光るように(車のため)
*ルクソール事件は、仕事のないエジプト人四人がイランの手先になってやったこと、その結果観光客が激減したので、警備に力をいれていることをみせるためにも警戒が厳重になった。
現在、農民の収入は600ポンド、年収14万円 。学費は年5万円なので、文盲率80パーセント。
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途中、バスの中から、ギザの三大ピラミッドが見えた。(同じツアーのIさんから、頂いたお写真)
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この途中でも車を止められたことがあった。でもすぐ通れた。(失業対策にもなっているのではないか、と思った。)
マリウテア運河沿いに走る。まわりはトマト、とうもろこし、ナツメヤシの林など農業地帯。
ナツメヤシは自生しているのかと思ったら、ちゃんと栽培しているのだ。
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バスの中から撮ったヴィデオの一こま、ロバに乗っていく少年、検問、椰子林で、畑をたがやしている
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9時
こういう話を聞いているうちに30分ほどで、ダハシュールについた。
ここは天然ガスがとれ、また軍事基地なので、クローズされていたが、2001年から公開されるようになったそうだ。
屈折ピラミッドは、遠くから見るだけ。下部は傾斜が54度、上部は43度。化粧板は白い石灰岩(普通は花崗岩)
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屈折ピラミッド
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遠くに崩れたピラミッドが見えた
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ピラミッドの入口から見た砂漠 |
赤ピラミッド
この二つとも、クフ王の父、スネフェル王の作ったもので、赤ピラミッド。
ゆるやかで、優美な感じがした。現存する最古の真正(断面が二等辺三角形)ピラミッドだということだ。
赤みを帯びた石灰岩でできているので赤ピラミッドと呼ばれる。
中腹まで登って、 中にはいってみた。 (写真のまん中の穴が入口)
頭をぶつけるといけないので、帽子はかぶったままで、今回は滑り止めのついた手袋もはめた。
天井の低い、そして幅の狭い階段トンネルを70メートル下る。
まっすぐ前屈みだと、下に倒れこみそうになるので、体を横にねじるようにしておりた。
中は暗いが、持っていった懐中電灯は点かない。
(バッグのなかでスイッチがはいってしまい、電池を消耗したらしい)
仕方がないので、ライトを持っている人のそばを歩く。
ちょっと探検隊気分。
広いくて天井の高いところ、(スネフェル王の墓跡と思われるところ) を見て、戻る。今度は階段を上ることになる。
上りの方が息は切れるが体は自然と前屈みになるので、腰が苦しいということはなかった。
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10時 メンフィス
ラムセス二世の巨像 が置かれている建物に入る。全長15メートル。
ここは、メンフィスの主神プタハの神殿跡である。
古代、メンフィスでは神も家族をもつと考えられたそうだ。
父はプタハ神(創造の神、人間を作った)
母はセクメト神(ライオンの頭部を持つ、悪疫と破壊をもてらす)
子はネフェルテム(頭上壽にハスの花を戴く神)
屋外にはアラバスター製のスフィンクスが置かれている。ギザのと較べると小さいものだが、表情は優しい。
この中庭は、付近で発見されたものと思われる石像がおかれていて、ちょっとした野外博物館になっている。
お土産物やの屋台もある。
写真を撮ったあと、お店をのぞき、手織りのバッグを買った。(値切って30ポンド)
ダハシュールでトイレはここが綺麗なので、メンフィスで行きます、といわれたが、汚かった。(ということは、ダハシュールは相当汚い?)
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11時30分 サッカラ
今から5000年前(ということは、観光初日に見た、ギザのピラミッドより古いということになる)に建てられたジョセル王のピラミッド・コンプレックスを見る。
まず柱廊(42本の石柱)をぬける。中庭に出ると階段ピラミッドが見える
ここは、 長さ55メートル、幅80メートル、高さ9メートルの壁にかこまれて、14の門がある。そのうち一つだけが出入り口であとは贋扉。
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その壁に上ると前に崩れた石の山のようなウナス王のピラミッドがある。
哀れに崩れいてもともとは高さが48メートルあったのが現在は16メートルになったしまっている。、とうていピラミッドとは見えないが、ここは最初のピラミッドテキスト(ファラオが来世を幸福におくれることを保証するために書かれたテキスト、呪文の言葉、BC2345年ころ)があることで有名だそうだ。
ここは、現在発掘中で、発掘する人たちのテントが建っていた
エジプト考古庁最高評議会のザヒ・ハワス長官は3日、階段型ピラミッドで知られる同国北部サッカラ遺跡で、同国の発掘チームが発見したミイラが「過去にエジプトで発見されたミイラの中で、最も美しいものである可能性がある」と発表した。
という報道があったが、それは多分ここのことだろう。
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ここには、沢山マスタバ墳があった。テティ王の宰相メレルカのマスタバに入った。
第六王朝、2340BC と入口に書いてあった。
30以上の部屋を持つ立派なもので、こんな昔によくぞこれほどのものを作ったものだ。
まさに驚異的と思うほどの素晴らしい、レリーフ。
魚釣りのようす、動物を狩する様子、農作業やスポーツしているところ、お葬式、結婚式の様子などが線刻されている。
王の神殿の彫刻は、パターン化されていて、時代が違ってもあまり違いは見られない(と、私は思った。詳しい方がご覧になれば色々違いを指摘されるかもしれないが)が、この貴族の墓は、神殿によくある神々の姿などではなく人々の生活が生き生きと彫刻されていてとても興味深かった。
赤い色が体に塗られているところもある。
カメラ禁止でこの素晴らしい作品の写真を撮れなかったのは本当に残念。
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1時40分 サッカラレストラン
エジプト名物の鳩料理、足を広げてでてきた姿はちょっとグロテスクで食べたくない感じだったが、香ばしくてとても美味しかった。
ほかに前菜ペースト、インディアンライス、フライドポテト。デザートはオレンジ。

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鳩料理 |
奥がパン焼きかまど |
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3時10分、カイロに戻り、ハーン・アル・ハリーリ(スーク)へ。
道中、バスの中では、ついうとうとしてしまうが、外を見るとこのあたりの人々はとても貧しげ。こわれかけた家々、ロバに荷をひかせ 頭にかごをのせて、手で支えもせず、歩く人も見かけた。
スークでは約一時間の自由時間。
ガイドブックを持ってくるのを忘れたので、添乗員さんにくっついて歩く。
彼女は何度も来ているので、値切ったり、これはこの程度の値段ということをよくこころえている。
Tシャツ(子供用)は6ドルを値切って3ドル。
マグネットやアラバスター製の一辺が6センチくらいのピラミッド、銀のアンクのペンダントトップなどを買う。
一度ホテルに戻って、希望者は金製品を買いにおみやげものやさんに行った。
ここはエジプト土産全般をあつかっている。
金のアンクを買いたかったが、気に入ったのがなかったので、またTシャツを買っただけ。
その後ホテルに戻って、添乗員さんに値切り交渉をお願いして、ホテルのショップで買い物。
アンク 金製で横棒がホワイトゴールドの、小さいのが気にいったので買うことにした。
130ドルが交渉で110ドルに、それをキャッシュで払うというと90ドルになった。
何だか、トクをした気分だったが、あとから考えるとこの大きさ、薄さの金なら、90ドルが妥当、130ドルはボリ過ぎ、と思った。
ともかく、エジプトではこのような高級ホテルのショップでも、絶対に言い値で買ってはいけない。
金、銀製品はよほどのデザインものは別かもしれないが、普通のものは、重さで値段が決まるようなので、日本でこのくらいの大きさ、厚さなら、いくら位と見当をつけておくと良いと思った。
それから、ガラスの香水ビンで、ラクダの形をしたのが可愛いので買った。
まけてくれてさらに、友達をつれてくれば プレゼントをあげる、と言われた。
夕食はホテルで、ビュッフェ。
8時 食事が終り、またショップへいって、しおり、アラバスターのスカラベ、絵葉書などを買って、9時10分部屋にもどった。
ハガキをかいて、入浴、
11時 就寝
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