1日目

4月10日

成田〜ソウル〜テヘラン



 6時半起床 ゆっくり家族を送り出して片付けをしているうちに9時になってしまった。
横浜駅に着いたのは10時ころ。湘南新宿ラインは人身事故でおくれたが、成田エキスプレスは定刻どおり10時30分発。JRはこのところ事故が多いが成田エクスプレスはたいてい大丈夫なようだ。しかし私は、集合時間より1時間くらい早めに着くよう心がけて、万が一の場合に別のルートでも行けるようにしている。
12時頃成田空港第2ターミナルに着く。
忘れものを買ってから、ユーラシアの看板を持った人のところに行って、スーツケースを渡す。
ビザ取得のため預けてあったパスポートを返される。これまではビザが必要な国でも現地取得だったので暫くものめずらしげにビザをながめる。
成田〜ソウル間は食事が出ないのではないか、と稲荷寿司を買った。
11時15分 再集合。
集合すると、個人チェックインだったので、翼の上でない窓際をリクエストしたが、少し翼にかかるところしかないとのことで、その席を頼む。

イラン航空機 のマークは ホマ

実はイラン航空は機材が古い、ということだったので心配で 席についてすぐ、翼を見る。
以前どこの飛行機だったか、翼のリベットがとてもさびていて、翼がなんだかプカプカしているようで心配になったことがあったのだが、大丈夫、今回の飛行機は溶接したような跡はあったが、さびたりはしていない。
まあ大丈夫だろう。
機材はたしかに古く、テレビは個人個人の席に液晶、などというのではなく、前方の大きい画面を見るようになっていた。
座席は3-4-3 だが、一人分は割りに広い。満席近いときいたが、私のところは間の席があいていた。

3時20分  離陸   ヌガーのような飴を配られた。
離陸すると、出ないと思っていた機内食が出た。
スモークサーモン、カマンベールチーズ、
レモンムース、パン、クラッカー
飲み物にアルコールはない。コーラだ。
でも私は水だけにしておいた。 

5時40分  ソウル着 (日本と時差はない)
韓国の客をのせるために一時間待つのだが セキュリテイーのため、荷物はおいたままいったん機外に出される。
チケットを持っていってそれを見せると番号札を渡されるのだが、これにかなり時間がかかった。このソウルの空港はとても新しくて、成田よりずっときれいだった。お手洗いも綺麗で気持ちがいい。
免税店もズラリ。でも時間がない。ぐるりとひとまわりして、セキュリテイーチェックをうけて、6時20分機内に戻る。

7時  離陸。この空港は海のそばで景色がとてもよかった。
9時少し前に夕食。 食後アメニティを配られた。本皮のポーチに靴下や櫛、歯磨き、アイマスクなどがはいっていて、とても上等。
イラン航空はスチュワーデスさんの対応もとてもにこやかで気持ちがよく、お食事も機内食としてはいいほうだとおもった。
その後少し眠る。2時頃明かりがついて、ランチボックスを配られる。おなかはすいていないので、たべないことにする。
ピーナッツ、キットカット(チョコレート)はもらっておいて、ジュースやデーニッシュは返した。

夕食 軽食

4時  テヘラン上空。日本とイランとの時差は5時間半。今年から夏時間はなくなったそうだ。

降りる前に女性はスカーフを着けなければいけない。
スカーフは正方形のものを三角に折ってかぶるか、長方形(マフラー形)をインド女性のように巻くかする。正方形スカーフのかぶり方もロシアのおばあさんスタイルにしなくても、ターバンのように巻いて首筋が見えてもOK。
私はタイ土産の長方形ショールを色違いで三枚もっているのでそれを使った。
つむぎ風で節があるので、滑り落ちにくい。幅が狭くて前髪を5センチくらい出しても後ろは襟にかかるかどうか、というくらいだが、後ろ髪が少々見えてもクレームはつかなかった。落ちないようピン止めでとめたが、皆さん、キラキラがついたのや、プラスチックのものなど、素敵なピンで留めていらした。
上着も腰を覆うものを、ということだったが、日本を出るときからコートは着ていたので、今は問題なし。
ついでに書いておくと、観光中、丈は腰を覆ってさえいれば(お辞儀をしたら見えるような丈でも)大丈夫だった。しかし、念のため短めのときはバスに膝丈の携帯用レインコートを持ち込んだ。
コート・ジャケットでなくても、ジーンズにカットソーで上に薄い袖なしワンピースなどを着るのもいい。
食事のときも脱げないので袖口は広くない方がいい。(脱いでいいのはホテルの自室内だけ)
足(足の肌)が見えてはいけないので、少しでも見えそうなときは黒靴下をはく。

スカーフは現地で簡単に調達可能(しかし、最初から必要なので一枚は絶対に機内持込にしなければならない)上着はあまり買えるところはなかった
面倒な国ですが、このためにイラン旅行をあきらめるのはもったいなさすぎます。(観光前に結論を書くのも変ですが)

イランは夜の10時過ぎ、上空から見ると町の明かりが宝石のように輝いてきれいだった。
22時30分(イラン時間) 着陸  空港で両替。
円からはダメで、ドルしか扱わない。添乗員さんは、30ドルくらいでいいとおっしゃったが、100ドル換えた。 9000レアル=1ドル  1万レアルが約125円にあたる。

ホテルはラーレ国際 
部屋は広くてダブルベッドにソファー、椅子などがあり、タオル地のスリッパもおいてある。タオルは少し古い。

ロビー 私の泊まった部屋

ミニバーにミネラルウオーターがはいっていて、無料とのこと。夜と朝でちょうど一本使った。
ニ本はいっていたので、残りの一本はもらっておくことにした。

1時就寝。夜中に一度寒くて目がさめ、もういちど寝て、4時半に目がさめ、ウトウトしているうちに5時の目覚ましがなって起きる。6時ぎりぎりに荷物を出す。