ムーレイ・イドリス霊廟に入る手前の通り
それから、ムーレイ・イドリス霊廟へ。異教徒は入れないので、覗くだけ。
ムハンマドの婿アリーの子孫である、イドリスという人が、8世紀末メッカで反乱を起こしたが、失敗。モロッコまで逃げてきて、ベルベル人の助けを得て最初はヴォルビリス(明日行く)で政権を樹立。その後このフェズに都を建設し、亡くなったあと息子のイドリス二世が王位についた。 |
ムーレイ・イドリス二世はこの町の守護聖人で大勢の人がおまいりにきていた。ここは一種の駆け込み寺でもあり、ここに逃げ込んだムスリムは犯罪者でも保護されたそうだ。キリスト教会、仏教のお寺だけでなく、イスラムの霊廟にも同じアジール権があったのだ。
装飾も非常に豪華だった。ストゥッコのレースのような彫刻に、ため息。

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礼拝所、拡大写真は周囲の装飾部分
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中には、ろうそく屋さんもある |
中庭
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装飾の拡大はここと、下の写真の両方にあります
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拡大写真は上の彫刻写真です |
木工職人スークを抜けると、ネジャリン広場。18世紀の立派な隊商宿、タイルで飾られた泉(水のみ場)がある。
ネジャリン、つまりナザレ、ナザレのイエスは大工だった。イスラエルのナザレから来た、とか何か関係があるのか、と思ってきいてみたら、アラビア語で木工のことをナザレというのだ、とのことだった。

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ネジャリン広場 |
下写真の上部
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水のみ場 |
18世紀に造られた隊商宿の入口 |
歩き疲れてきたところで、添乗員さんに励まされながらレストランへの坂道をのぼる。
13時5分 PALAIS TARIANA もとは防衛庁長官といったような仕事をした人のお屋敷だったそうで、モロッコ風でゴージャスなつくり。中央に広間がありその)周りを部屋が囲んでいる。
前菜、パステーリャ、ケッタのタジン、フルーツ、お菓子ミントティー。
ここで自己紹介、Nさんが77歳ときいてビックリ。60代にしか見えない。
14時30分 ここで案内人が二人加わった。買い物組と写真組に分かれるからだ。
私はもう少し町を歩いて、彫刻をじっくり眺めたかったが、買い物組に入った。
午前中は何とかもったお天気も崩れて雨が降り出した。
メディナは石畳なので靴が泥まみれになるようなことはないのだが、ひたすら足元をみて遅れないようについていく。写真組は大変だったろうと思った。
買い物はスークを流すのではなく皆の希望をきいて、金細工、革製品、陶器の専門店に行った。金細工のお店では日本語の上手な人が説明。針とノミで彫るが目をいためるので針では1日30分しか彫らないそうだ。ここのおじいさんが王宮のブロンズのノッカーをつくったそうだ

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金細工の実演(左上にファティマの手の飾り) |
ゴージャスなお盆 |
ファティマの手 のペンダントトップを買った。
革製品はにおいが気になるので買わなかったが、ストゥールはモロッコらしくて買いたかった。他でも買えるかと思ったが、みつけられなかった。スリッパがお土産として有名でここのは形も良かったが革のにおいがするところではどれが匂ってどれが匂わないかよくわからないのやめにした。(スリッパはホテルのショップで買った。ホテルだとほかの品物(ショールとか陶器など)もおいてあるので、ひとつひとつにおいを確かめられる)
陶器屋さんでは矢張りフェズブルーといわれるようにブルーで模様が描いてあるものがいいような気がした。
16時10分ファティマさんのお宅に集合。
多分裕福なお宅なのだろう。素敵な居間だった。
クッキーとミントティーを頂く。中国産の緑茶に生のミントを沢山とお砂糖を入れて高いところからお湯を注ぐ。ミントの香りがして美味しかった。

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2)火にかける
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1)まず、ポットにミントの葉と角砂糖をいれる |
床や腰のタイルが素敵だが、窓の飾りもいい |
17時10分 ホテルに戻る。
添乗員さんに、「お部屋にメッカの方向を示したものがありますよ」と言われたので探してみた。
デスクにちゃんと貼ってあった。
このホテルは五つ星なので、ショップにはいいものがおいてある。Hさんといってみた。
二人とも価格交渉は得意でない。
すぐにOKして、ラメ入りのショールを買った。
派手で普段はつかえそうもないが、鮮やかなブルーの色が気に入ったので。
入浴
19時 夕食はホテルの別室でセットメニュー
今日のお洋服には合わないけれど、早速ショールをしていった。
スープ、パン、ビーフステーキ、モカケーキ ワインはこちらではグラスが少ない。ハーフで90DHだいたい、ホテルがよくなると同じワインでもお値段が高くなる。(Mさんと分ける)
部屋に戻りすぐに9時30分ごろ寝てしまった。
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