5時10分 起床
6時50分 朝食 少し庭を散歩する。長袖カットソーだけでは少し寒い。

|

|
ホテル、ロビーからコテージへの出口 |
ホテル入口 |
8時30分 出発
ワジ(川、アラビア語)を渡り暫く行くと、噴火口のような小さな砂山の列。
イランでも見たカナート(地下水路)だ。
8世紀ごろから奴隷を使ってつくられたそうだが現在は使われていない。
道路の両側に現在の水道がある。
9時15分 デモンストレーション用カナートで写真ストップ。アトラス山脈の麓の水源から水を引いている。ローマなら水道橋だが、乾燥地帯では、人家に達するまでに蒸発してしまうのだろう。

|

|
ワジ |
カナートの説明(竪穴を掘り、地下に水を通す) |

|

|
まるで月世界、水はもうないので、石ころをかごで引き上げて、仕組みを説明 |
穴の深さは15ネートル、トンネルは高さ4メートル。ずいぶん狭い間隔で汲み上げ口がある。井戸として必要、というより、昔はトンネル掘削機などなかったとおもわれるので、地下で、長くはトンネルを掘り進むことができず、狭い間隔で竪穴を掘ってつないでいかざるをえなかったのではないか、と想像した。気の遠くなるような作業だったろう。
実演。今は水がないので、籠に石ころをくみあげる。
足踏み式で山羊の毛でできたロープを巻き上げて見せた。
それから、『ニンジャ』といって、20メーターくらい離れたところからもぐって、別の穴からのぼってきて、事実地下でつながっていることを証明してみせた。
穴にはハシゴなどなく、壁に背中を向けるようにして、両手両足で壁を踏ん張るように押して支えながら上手にあがってくる。

|

|
|
ニンジャ
無事地下水道を潜り抜けて拍手 |
あたりは石や砂の原だが近くにベルベルテントがあった。、化石などを売りに来る子がいた。
道路は良い。両側の風景。しばらく荒涼としたところを走ったかと思うと町があらわれる。
家の前の堀で洗濯をしているのをみかけた。

|

|
ワジ |
家の前の堀で洗濯 |
10時5分 ティネジダットで休憩(20分)
こういうところから葉書を出すのも面白いと思い絵葉書を買って、家に出してみた。 着いたのは4月20日!!。
(他のところで出したものは約1週間から10日で着いた)
11時10分 ティネリールの旧市街のパノラマ。10分くらい写真を撮りながら歩く。

|
ティネリールの旧市街
|

|
少しバスで上って写真ストップ
|

|
さらにバスで山道を登る。両脇はカスバ。
11時50分 トドラ渓谷
バスをおりて川沿いを10分ばかり歩く。川の水はとてもきれい。そそりたつ岩山をカメラにおさめる。風がさわやかだった。
|
|

|
奥に見える建物がホテルレストラン |
ペトラ(ヨルダン)のシクの方が道が狭くて絶壁がせまってくる凄さがあるが、こちらはこちらで、川沿いに歩くので気持ちが良い。
12時 レストランYASUMIYA で昼食

|

|
レストランへは川を渡っていく |
そそり立つ岩壁をみながらお食事 |
メニューは おきまり、モロッコサラダ、チキンタジン、フルーツ。
 |
チキンタジン |
ここにはアルコールはおいていない。
フレッシュジュースがあるので、注文。
飲み始めてもしかして水でうすめてあったら、と心配になって途中で飲むのをやめた。
充分濃くて、甘くてとても美味しかったのに、残念。
フルーツにオレンジもあったのだから、頼む必要もなかったのだけれど。
オレンジは食べずにもらっていくことにした。

|

|
右手前がレストランの位置、
絶壁もここまでのようだ |
名所だけあって、観光バスがズラリ |
13時20分 出発
この渓谷の先に行くとイミリシルという町がある。その町では毎年、縁結びの祭りというのが催され、自由恋愛のチャンスが与えられるという。(我々はイミリシルには行かない)
モロッコの結婚は男から平均300ドル(田舎では100ドル)女に持っていく。
女性は医者から他の男性と関係を持ったことがないという証明をもらって、それを見て男がサインするそうだ。
遠くの山を時折眺めながらお昼寝タイム。

|
州や都市が変わるとこのように門がある。遠くにアトラス山脈(バスの中から) |
14時30分頃 ブールマン タデス渓谷で写真ストップ。
岩山と同化したような茶色の町だ。ここからカスバ街道
荒地の中をひたすら走る。といってもところどころに町はあり、砂漠のカスバ街道といっても結構人間くさいところだ。
カスバというのは四隅に角塔 (中は穀物倉庫)があり、一番上は警備用。一階は家畜がいて住居は二階以上。3,400年前に造られて殆どは現在は廃墟になっている。人々は」現在はコンクリートの家に住んでいる。(上の門の写真に見られるような)上の四角が積み重なったようなのはベルベルのシンボル。階段状なのは天国に近い、幸運を呼ぶという意味があるという。
『カスバの女』の歌をT氏が歌ってくださった。青江美奈の歌だそうだ。

|

|
崩れかけたカスバ |
写真ストップの時に子供が売りにきた
カヤで編んだラクダ |
3時15分から20分間 カラ・マグナで休憩
ここはバラの町といわれている。バラ水やバラ石鹸を売っているお店によった。(トイレ休憩のため、この旅行会社は土産物屋に寄らないことになっているが、このあたりは適当なガソリンスタンドがないためとの添乗員さんの説明。お店のお手洗いはとてもきれいだった)。
皆さん沢山買っていらしたが、私はおととしのルーマニアのバラ水がまだ残っているので買わなかった。
16時15分 ベンモロ・カスバ で写真ストップ

|
このカスバは綺麗に修復されてホテルになっている。右奥にアトラス山脈が見える |
砂漠の中を走るので、バスの中も乾燥していて、頬がヒリヒリする。ワルザザード州に入るところにまた門があった。マンスール・エダービ・ダムを見た。砂漠の景色とももうお別れと思うと残念でビデオをまわしつづけた。

|

|
ワルザザード州の門 |
マンスール・エダービ・ダム |
17時 ワルザザードのベレールホテル着
ワルザザードは1920年にフランス軍の駐屯地としてつくられた町。
人口10万人。空港もある。
ワルザザードはモロッコのハリウッドとよばれて、映画の撮影所が五つもある。映画の砂漠シーンはよくモロッコで撮影されている。四つ星だがロビーはとても豪華だった。映画関係者で華やぐこともあるのだろう。

|

|
|
中庭のプール 寒いと思うのに西洋人の
女の子が水からでてきた |

|

|
ホールの天井 |
私の泊まったお部屋 |
お風呂の水が赤い。 暫く出しているうちに気にならなくなったので、入る
19時 夕食 ビュッフェ きょうは添乗員さんこころ尽くしのおそうめんがでた。乾いたところでは絶好の食べ物だ。
|