10時30分 新しい村の中を通り、川を渡って、400年くらい前にできた、アイト・ベン・ハッドゥ村へ。
下の写真は新しい村。(ホテルらしかった)

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ベルベルスタイルの窓 |
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川には殆ど水がなくて石伝いに渡れたが、小さいこどもがチップ稼ぎに手を貸そうとする。けなげと言おうか、、、。
添乗員さんが2月にいらしたときは水が沢山で馬、ロバ各一頭ずつで、十何人かだかを運んでロバも疲れてかわいそうだったそうだ。

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村に入る手前に住んでいる家族
写真は撮らせてもらえたが、チップは必要だった
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この門は『アラビアのロレンス』撮影のために
造られたそうだ |
『グラデュエイター』の剣闘場面を撮影した場所 |
ここは、カスバとクサルがある。クサル(集合住宅)には、現在5,6家族住んでいる。
頂上まであがった。さほど大変ではなかった。
お天気が良くて遠くにはアトラス山脈も見え、長閑でいい気分だった。
遠くにグラウイーさんの造った別のカスバが見える

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頂上からの眺め、遠くにアトラス山脈
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頂上の崩壊した、穀物倉庫?見張り小屋? |
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ここでは『バベル』も撮影されたそうだ。

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頂上から下りてきてて、ハッドウさんのお家でミントティーやクッキーをごちそうになる。
電気はない。飲料水はJICAが提供、洗濯などは川でするそうだ。 |

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ハッドゥ家の子供たち |
テラスから外を眺める、羊などを見る。遠くに他のカスバもみえる。

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ハッドゥさんの家からテラスへ |
見下ろすと家畜小屋 鶏もいた |
再び川をわたって新村へ(先ほどとは違う場所で川を渡った)
12時 昼食 ROSE DE SABLE というレストランで
モロッコサラダ、ベルベルオムレツ、ベルベルタジン(牛肉、サフラン)マンゴープリン(美味しかった)

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ベルベル柄の壁掛け
これはほしかったが売っているのを
みつけられなかった |
ベルベルオムレツ |

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ベルベルタジン |
マンゴープリン |
13時15分 出発、これからアトラス越え
峠道に入る前に遠くの畑で竜巻のような砂嵐が見えた。
峠にさしかかると、イロハ坂のようにくねくね蛇行しながら、登っていく。

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積雪の際の深さを示すための棒 |
白いのは塩
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はっきりしないが左下に虹 |
右手に川を見下ろしながら進む、畑もある。のどかな眺めだ。途中で雨が降りだした。ふと見ると窓外に虹。
雨は霙のようになってきた。
14時55分 2260メートルのティシュカ峠で写真ストップ。 ティシュカとは羊飼いの意味。
雨なので私はバスからはおりなかった。

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ティシュカ峠 |
モロッコ版イロハ坂 |
雲の中を進む。 二度のトイレストップ(ダウンを着たがもの凄く寒かった)。
下ってくるにしたがって、農村風景が渓谷の横にくりひろげられる。
川の流れが美しく次々と絵のような景色があらわれてくる。

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崖の斜面の緩やかなところには段々畑
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渓谷の斜面にはりつくようにして
家々が立ち並んでいる
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マラケシュ近く。土が赤い |
ようやくマラケシュに近づく。マラケシュは道路がとても赤い。マラケシュは『赤い町』なのだ。
マラケシュはフェズに次ぐ古都。
1070年頃、(これ以前はアラブ人イスラム教徒の支配下にあったが)サハラ砂漠の民、ベルベル人による最初のイスラム国家、ムラビト朝が誕生。その後、オート・アトラス出身のベルベル人によるムワヒッド朝もここを都にし、スペイン〜北アフリカにまたがる大帝国を築いた。マラケシュの名がモロッコという国名の起源。
アンダルスから、職人や学者を呼び寄せたので、モロッコとスペインに共通な文化が生まれたという。セビリアのヒラルダの塔と、ラバトのハッサン塔、マラケシュのクトゥビアの塔は似ているというが、私は残念ながら、アンダルシアにまだ行っていない。ぜひとも行ってこの目で確かめてみたいものだ。 |
雨が一段と激しくなってきた。
17時35分 マラケシュのケンピンスキー・マンスールホテル着
ここが今回のツアーで一番良いホテルだそうだ。
とても大きなホテルで我々のグループの部屋は一度中庭に出てから別の建物に入るが、途中にも広いロビーがある。

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泊まったお部屋 |
窓からの眺め |
中庭には色とりどりのブーゲンビリアが咲き乱れ、オレンジも実り、プールもある。
先ほどの雨は夕立のようで、雨があがり、今この日記を書くためにビデオを再生していると、小鳥の鳴き声がよく聞こえる。
雨上がりで庭の緑がひときわ美しい。
矢張り、良いホテルに泊れるのは嬉しい。
20時ホテル出発
20時30分レストラン、シェ・アリ へ。ここでお食事をしてファンタジアと呼ばれるショーを見るのだ。
馬上の騎士たちのお出迎えを受けて建物へと進むのだが、ナイトというイメージには程遠い太ったオジサン。『グッバイ・モロッコ』という映画でも恋人がやっと得た職がこのショーの騎士だったことを思い出した。

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入口には水売りの装束を身につけた人がいた。
さすがこの人は写真を撮っても
チップは要求しなかった |
入り口でお姫様のような衣装をつけた人と写真を撮る(買う、買わないは自由。皆さん記念にお買いになられたと思う)
広場を囲むようにいくつもレストランがある。その一つにおさまって、まずは夕食。
ハリラ(モロッコスープ、野菜)牛肉のタジン(プラム入り)、チキンのクスクス フルーツ(食べなかったので、オレンジを一個バッグにいただいていくことにした。

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ハリラ |
プラム入り牛肉タジン |

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チキンのクスクス |
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クッキーとミントティー
食事のときベルベルの各部族の人達が4,5人ずつやってきて、歌や踊りをそれぞれのテーブルで見せた。
歌といっても、ヘーイアハ、アハとか、なにか鳥か動物の鳴きまねみたいで面白い。
出身地方によって、衣装もさまざま。
誘われていっしょに踊っていらっしゃる方もいらした。
ヘンナという染料で、手に模様が描かれている女性
11時ごろから、中庭でショー、
ベリーダンスや馬上でのアクロバットなど。
でも暗くてよくみえなかった。ビデオをまわしていたので、動きの速さにおいつけなくて、決定的瞬間を逃したようだ。外はとても寒かった。
最後に花火を打ち上げておしまい。24時ごろホテルに戻った。
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