
3日目
8月5日 ジローナ→リポール→アンドラ

5時45分 起床
7時30分 朝食 ビュッフェ。 とても種類が豊富で美味しそう。少食なのが残念
9時出発 途中、1120mのコウボ峠を越えて、
10時45分 リポール着
すぐに、旧サンタマリア修道院 正面の彫刻を見る。
ここは、9Cにバルセロナ伯 『多毛王ウィルフレッド』 により建てられたが、その後改築され、有名なオリバ院長により1032年に三番目の教会を聖別されている。
あまりにも有名で、写真で見すぎたせいか逆に期待していなかったが、やはり実物はすごい。
風雨にさらされたからか、表面が、粘土で固めたような感じで、彫りもはっきりしないところがあるけれどものびやかで良い。北イタリアの影響があるという。
普通、正面は、入り口の部分だけに彫刻がほどこされるが、ここは、全面 新約、旧約の聖書の物語の彫刻で覆われている。(そのため、ここの彫刻は石の聖書 とも称されているほどである。)
彫られている出エジプト記は、レコンキスタの時代に意味をもったらしい。(もともとは直接外側にあったのだと思うが、保護のためか正面の柱の奥がガラスが張られて、中に入って直接見られるけれど、ガラスが邪魔をして、充分距離をとって、写真を撮ることはできなかった。)

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サンタマリア修道院
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石の聖書 とも言われる正面のレリーフ
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回廊は二階建て
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教皇シルヴェストル二世(オーリャックのジェルベール)も、ここで、音楽と数学を学んだ。
オリバ、とか、ジェルベールの名が出てくると、こういう司教のことについて教えてくださった、朝日カルチャーの今は亡きK先生を懐かしく思い出す。当時はフランスよりもスペインのほうが文化程度が高かったそうだ。何の気なしに聞いていた話も現地に立ってみると実感をもってせまってくる。
教会内は、五廊式。回廊は、二階建て。糸杉、噴水があり、綺麗な庭園になっている。ここで、30分自由時間があったので ゆっくり落ち着いて見て回れて嬉しかった。もう一度正面のレリーフもじっくり見る。
柱頭彫刻のいくつか

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司教(左)とグリーンマン
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右は人魚のように見える |
左はグリーンマンとも思えるが右は? |
見終わって、少し歩いて、川を渡ってレストランへ。
12時15分-13時35分 昼食 LA PERLA
生ハムなどの前菜、ステーキ、アイス、ワイン、コーヒー

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生ハム盛り合わせ
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この手のサラダはよく出た
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牛肉マッシュルームソースかけ
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昼食後、また教会の前を通って、バス乗り場へ。
14時40分ころ、トセス峠 1800m、トイレストップのはずだったが、レストラン改装中だったので、写真を撮って、風に吹かれて、またバス。
15時35分 ガソリンスタンドで、トイレストップ。
17時45分頃、アンドラ の ホテル クラウンプラザ着、アンドラ入国はノーチェックだったが、道路が、渋滞で、かなり時間がかかった。
アンドラはなんとまあ まるで、熱海のように、山にへばりつくように建物がびっしり建っていて、まだ、さらに建設中で、クレーンだらけ。
ホテルのお部屋は、寝室部分と居間が引き戸で分けられていて、ちょっとしたスイート。
18時、ロビー集合、徒歩で市内観光、
谷あいの狭い一本道の両側に、ホテルがひしめきあって建っていて、その間を車が通るので、 排気ガスがすごい。町は上と下に分かれていて エレベーター(無料)で、町の中心にあがるようになっている。(坂道を歩くことも出来る)
ロマネスク風に作られているが17C建立のサン・エステバン教会へ。メリーチェンと呼ばれるマリア(盗まれたので レプリカ)があった。
カサデラバル 『国会』 を外からながめる。ここで自由時間。
それぞれ、夕食に間に合うように、ホテルへ戻ればよいので、ほんものロマネスクのサンタ・ コロマ教会に行きたかったが 行きはバスで15分くらいで行けるけれど、帰りは渋滞で、9時になってもホテルには、戻れないだろうとガイドに言われてあきらめる。

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国会の前庭
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町からの眺め、遠くにロマネスクの鐘楼が見える
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ピレネーというデパートでアンドラの切手を買う。日本までの切手代がスペインからより、三倍も高いので一枚だけにしておく。免税天国というので、買い物をしようとしたけれど、プラダなどのブランドものはない(あるのかもしれないが、みつけられなかった)。 フランスやスペインから、電気製品やタバコなどを買いに来る人が多いらしい。
ホテルに戻り、大急ぎでシャワーを浴びる。
20時30分 夕食 ホテルでバイキング。 種類は豊富だった。ワイン、水つき
このあとも、スペインでは、ワイン、ミネラルウオーターが無料でついている、というレストランが多かった。
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