7日目

6月10日

シャトー・アルヌー滞在 レ・メー〜シストロン〜ガナゴビー修道院


7時40分 朝食  お部屋から一度外に出て正面玄関からホテル本館に入る。
朝食はハムやチーズが種類多くならんでいるのではない。シャトーホテルでもとても洗練されてはいるが、朝食はコンチネンタルなのだ。

この小道を左に折れると個室にたどり着ける ホテル本館入り口

我々はこのレストランを使わなかった 人数分セットされていた

頼めば卵料理も出るが私は頼まなかった

8時〜8時40分 散歩
デュランス河を見に行く。
まるで、沼のようで、夏になると臭うのではないか、という気がした。横に 墓地。遠くの山の上に小さなチャペル

デュランス河は淀んでまったく流れていなかった

どのお墓にもお花が供えられている

山の上にはチャペル

9時 出発 
少し寒いが半袖でも大丈夫。教は風がなかった。車窓から眺めるデュランス河の方が流れていてよかった。途中、ナポレオンが1815年エルバ島から脱出の途中に泊まったという家の横をとおりすぎたが、近すぎて写真は撮れなかった。
15分ほどで、レ・メーという奇岩のあるところで写真ストップ。

リッツィさんのオリーブ農園見学
樹齢400年というオリーブの古木の前で、案内の方と会って、まずオリービオイルについてのスライドをみた。

樹齢400年のオリ−ブの木 工場の横のチャペル

そうして工場見学、といってもさほど大がかり工場ではない。葉と実をよりわける、洗う、押しつぶす(種ごと、種に栄養があるそうだ)、液体を水分とオイルにわけるなどがひとつの流れでできるようになっていた。

オリーブオイル工場

それから、 鳩の塔

鳩の塔 タップナード、アーモンドのお菓子

その後、オリーブのテイスティング。オリーブオイルをパンにつけて、いただく。それだけでなく、オリーブを潰して造ったタプナードをパンにのせたものや、アーモンドやフルーツの入ったお菓子などいろいろ試食。 そうして、売店でお買い物
オリーブの木で作ったお皿やサラダサーバー、勿論、オリーブオイルも、それにアーモンド入ったお菓子、タップナードなどを買った。 それと、このときにはあまりにもにおいがきつくて買わなかったのだが、帰りに寄ったときに、トリフ・フレーバーのオリーブオイルというのを買った。 100CC で、18ユーロ、ととても高い。 トリフというきのこを私は食べたことがないので、こういうにおいがするものか、という感じだが、腐敗臭とまではいかないが、何か湿った臭い、芳香とはとても思えない。でも昼食にもかかっていた、ときいて、買ったのだ。このヘンな臭いのするオイル、ドレッシングに1・2滴いれると、独特な香りとなって、ちょっとクセになりそう。
 
シストロン 標高482m  Sisteron Town Village visit - by Provence Beyond

この町は400年もの歴史を持つ古い町で、4世紀に司教座のある町になった。
プロヴァンス公のものだったが、1483年ルイ11世に与えられた。(中世プロヴァンスはフランス王の管轄下になかった)
王党派の町。そのためナポレオンが1815年に来たときも市民は彼に好意的ではなかったようだ。(上の町案内によると)
丘の上に要塞のそびえる町。13世紀から17世紀にわたって、増改築がなされている。
要塞に上がる。デュランス河を見下ろす。

良い位置から撮れなかったが奥が要塞 右がデュランス河 その上、山に入っている道が地図からするとナポレオン街道らしいが確証はありません

すごいのは目の前(上右写真の奥)の岩山。褶曲とか隆起とかで、地層が縦になったのだろうか。

Rocher de la Baume  (訳すと 洞窟の岩山、ということになる)

こういう崖では絶対に誰か登っているものだ。右の赤い車の置いてある裂け目の途中に張り付いているクライマーをどなたかが見つけられた。

中ほどにクライマー。それにしてもこの石灰岩の岩山。 じっさいに要塞から見るとこれよりもう少し大きく

上写真のような全体が迫ってくる。とても驚異的な眺め

岩山から左に目をやる。左から流れてきているのは ブュエ川(流れの色が違う)

ここはアルプ・ド・オート・プロヴァンス県。遠くに山脈 手前はなだらかな丘。高速道路が邪魔。このデュランス河沿いにナポレオンは北上、途中で東に向かう川を離れてさらに北上して、ナポレオン軍はグルノーブルに集結した。
 
要塞には教会もあった。壁の一部が岩のままで面白かったが狭くててうまく写真が撮れなかった。

要塞からの眺め(上とは反対側) 昼食レストラン

少しバスに乗ってレストランへ
シタデルホテル 12時30分〜14時 昼食
 サラダ(シェーブルチーズの生ハム巻き、ドライトマトが半生で美味しかった)、ビーフステーキ(マッシュルームソースが美味しい) 添えのポテトグラタンも美味。チョコレートムース(デザートの写真は撮り忘れ)
美味しくて大満足、グラスワインも1.2ユーロと安かった。  

昼食後教会に向かう。途中 ナポレオンが1815年にグルノーブルに向かった折りに昼食をとったレストランの前を通った。

ナポレオンが昼食をとったレストラン

ノートルダーム・サンテュルス大聖堂 1160年〜1220年に建てられた。が、何度も修復はされている。ロンバルディア・アルプス建築というそうだ。祭壇画はニコラス・ミニャール画 (17世紀)

大聖堂 身廊 祭壇画(ニコラス・ミニャール)

アプシスのクーポラが黒白の縞模様になっている。小さな教会で、五分くらいしか内部にはいなかった。
出たところに14世紀に建てられた市壁のタワーが残っている。 

大聖堂北側 西正面中央の薔薇窓だけでなく左右にオクルス窓もある

南側から見る 入り口のアーチも二色使い 城壁の塔(1370年頃)

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