2日目

3月17日  

ベイルート



ドバイ 7時25分発、 2-4-2 すいていて四席独り占め。
レバノンはビザが必要なので添乗員さんがビザ費用 17ドルを集金.。
ついでにお財布の日本円と米ドルを入れ替える。
乗って 1時間くらいして食事が出た。
オムレツ、アスパラ、ビーンズ添え、フルーツなど

9時15分 ベイルート着、
ドバイとの時差は −2時間 つまり日本とレバノンとの時差は−7時間
順調に入国できて、9時45分には、バスに乗って観光に出発。
ベイルートは、1975年から90年まで、パレスチナ難民に端を発する内戦、(マロン派キリスト教徒とドゥルーズ派イスラム教徒との争い)があった。
現在( 2004年) 大統領はマロン派キリスト教徒、首相はスンニ派、 議長はシーア派 の人である。
 イスラム教 60パーセント  キリスト教 40パーセント
 フランス語のできる人が多い。
市内観光
 まず、街中にあるローマ時代の浴場跡(1世紀から3世紀)を見る。
近くには、もとはオスマントルコの軍事病院で、今は首相の迎賓館になっている建物がある。
それから、徒歩で、エトワール広場へ。
国会議事堂がある。以外に小さい。向かいに最も古い教会である、聖ジョージ教会がある。中を見たかったがすぐに次の観光へ。

迎賓館

国会議事堂

聖ジョージ教会 国会議事堂
ハンガリーの首相を迎えるため
赤絨毯が敷いてあった
このあたり兵士が多かった


それから、グレートモスクへ、ここは修復中で外から見ただけだが、彫刻が繊細で素晴らしい。

グレートモスク

ここのミナレットは角柱だ

モスクのある通り

戻る途中で、お菓子屋さんがあったので立ち寄り、杏のペーストを買う。(2ドル)
ローマ遺跡がまたあった。

マロン派教会に入る。
アプシスにモザイクはあるが、ことさら飾りたてられているわけではなくシンプルで、柱が白いせいか明るい感じ。  

祭壇左手 右の拡大

中央(左の写真)の上部拡大

殉教者広場を通ってバスに戻る。
国立博物館へ。非常に充実している。
 内部は写真禁止。外にいろいろおいてあるものも素晴らしかった。
 一階は、石棺、モザイクなど大きいものが置いてある。
 *BC4世紀のヘレニズム時代の石棺、(ギリシャから持ってきた大理石製)
 *首だけ、布団から出ているみたいな石棺?のが面白かった。。
 *ファラオみたいな石像。
 *家の形をした石棺(中から、骸骨、宝石などもみつかった)
 *BC5世紀エシュモン神、(医学の神様)
 * 子供の像  病気が治ったお礼にエシュモン神に奉納されたものだそうだ
 *BC800年 フェニキヤのアシュタルテ神 (美、愛と豊穣の神)
 *アヒラムの石棺 ビブロスで発掘されたBC13世紀のもの   レリーフは 王が座っている前に息子が、次の王は自分だと手をあげていて、その後ろには泣いている人々がいて文字は、フェニキヤアルファベットで書かれている。  
 *ティルスのネクロポリス出土の石棺、 下側には、ワインを飲んで酔っ払っている子供の彫刻。
 *四つの牛の彫像、
 *エウロペのモザイク。アスクレピオスの妹のハイジアの像、
 首のない像が多いが、それは、宗教が変わった時に切られたのだそうだ。

 この国の古代文化の豊かさをものがたるすばらしいものが多かったが写真撮影禁止が残念。
ヴィデオで内戦の時、美術館はどのようにして、貴重な所蔵品を守ったかというのをみて、二階へ行く。
 *フェニキア人の兵士像、青銅に金箔を貼ってある(かなりはげている)5センチから20センチ位 
 *フェニキアン・ローマングラス。6センチくらいのこびんが多い、
 *ビザンチン時代のネックレス、イヤリング、ペンダントなど、ほしくなるようなものが いっぱい。

 その後、バスで、犬の川へ、ここを通った数々の武将の石碑があるのだが、少ししか見られなかったのが残念。
 ナポレオン三世のは見た。犬の川、というなの由来はこの岩山の上に犬の像があって、人が通るたびに吠えたという伝説から。

ナポレオンの碑文

どうやらこの人がハンガリーの首相らしい

 それからバスで、くねくねと小道を15分くらい登って、ミニトレインに乗り換えて、 レストランへ。
  Lamb house   初めてのレバノン料理だ。

前菜が、5,6種  ペースト、ピクルス、葡萄の葉にくるんだもの、揚げギョーザ
メイン  鶏肉をゆでてちぎったのを、パサパサライスのに松の実などと一緒にのせたもの、
 少しラムの味がしたがおいしかった。
 デザート  牛乳プリンみたいなものに、ハーブがはいつていて、うすい蜂蜜がけ
アラビアコーヒー   炒りすぎコーヒーみたいだった

ジェイタの洞窟

洞窟の入場券

ミニトレイン

まず上の階へ。(入る時カメラを預けさせられた)
(写真がないので、かわりに入場券をスキャンして載せた)
天井が高く、とても高くて白いので、空かと思ったら洞窟の天井だった。こんなに幻想的な鍾乳洞は初めてだ。
600メートル位進んで少し高いところに行くと、こわくて足がすくみそう。
犬の川の上流にあたる川が、はるか下に見える。
壁は、生クリームを固く泡立てて、たらしたよう。
そこを出てまた、ミニトレインで中間駅に行き、下の階へ入る。
ここではボートに乗った。カプリの青の洞窟を少し広くしたような所をくぐる。
添乗員さんが2月9日にきたときは、増水していて入れなかったそうで、我々はラッキー。
岩の間をかすりそうで、思わずはっとする瞬間もあった。10分くらいだったが、スリルがあってなかなか面白かった。

 またミニトレインで下におり、絵葉書を買ってバスに乗る。

帰りは渋滞していて、時間がかかったが(途中、すこし居眠り)5時すぎ、ホテル着。
クラウンプラザホテル、ゴージャスではないが、とてもきれいなアメリカンスタイル。
部屋は広くてゆったり、ベッドとベッドの間も広く、スーツケースが二つ広げられる。
 バスローブもそなえてある。
夕食 7時、ワイン(赤)をたのむ、Uさんと組んで、彼女が今日の分のチップ1ドルを払ってくださった。シラーズみたいで、おいしい。
 ビュッフェ、デザートの種類も多い。
 9時、部屋に戻って、洗濯をして寝る。