7時40分 出発、バス50分、北へ、36kmのビブロスへ
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ベイルート港 |
左手にベイルート港が見えた。海を見ながら北上する。
犬の川 の碑のあるところを通った。戦車と兵士を見た。
ビブロス
BC7000年頃、自然の港があり泉があったこの場所に小さな漁師町が出来、BC3000年頃には道路も整備され、神殿も作り始められた。
フェニキア人は、エジプトから、パピルスをもらい、それをギリシャに輸出していた。ギリシャ語で、ビブラとは、本を意味し、それが、このビブロスの由来になっているという。
十字軍の教会、(13世紀ロマネスク様式)

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教会入り口 |
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十字軍の城砦(12世紀)の上から。全体を見渡す。ここも、海に望んだ遺跡で景色が素晴らしい。
この遺跡は13の文明がつみかさなった遺跡である。。
ビブロスの現在名、ジュバイル は、アラビア語で 積み重なった小さな山、という意味。
発掘しても、同じところの下に、それより前の時代の遺跡があるので、それを、その近くに復元してある。

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エル神殿跡 |
添乗員さんがお土産で買われたという兵士像 |
エル神殿、(クロノス、ここをみつけ神)BC3000年。ここで、ベイルートの博物館で見た奉納品の小さい兵士像がみつかった。あ
九つの王の石棺がみつかった所では、穴倉のようなところに降りていって、一つ残っているイブ・シェビ・アビ王の石棺をみた。

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洗面台みたいだが、ここには清めのための
オリーブオイルをいれた |
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一昨年のトルコ旅行は、おなじ時期なのに、寒くてお天気が悪く、青い海がみられなかったが、今年は、青い青い地中海がみられてとても幸せ。いつまでも海を眺めていたかった。

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ローマ劇場 |
もどって、教会の中をみてから歩いて海岸へ行く。
10時10分 バスにのって、レバノン杉の森に向かう。 どんどん、山を上る。道は悪い。
カディーシャ渓谷。すばらしい景色。このあたりは、マロン派の教会が多い。赤いとんがり屋根 が可愛らしい。

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マロン派の教会 |
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マロン派、
マロ(350〜433)の弟子が建設した、マロン修道院がもとで、 キリスト単意論をとっていた。
カルケドン公会議(451年)で、キリストにおける神性と人性の関係は、混合・変化・分割・分離しないもの、と規定された。これに対して、エジプト・シリアではキリストの神性を重視するキリスト単性論をとって、独自の道をあゆみだしたが、(キリストの人性重視に傾いたのは、ネストリウス派)これはローマ帝国にとっては、困ることなので、引き戻すための妥協策として考えられたのが、キリスト単意論(七世紀前半)。
単意説 キリストにおいて、二つの本性が認められるにしてもその活動と意志はただ一つとする説。キリストの人間性は弱められる。
692年 コンスタンティノープルで開かれた第六回公会議で単意論は異端とされた。
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マロン派は、現在は単意論を放棄、カトリック教会の東方典礼教会の一つになっている。
レバノン杉の森 (12時25分から55分)
まだ雪が残っている。杉は大きいのが、一本だけ。植林していて小さいので、そちらには入れないようになっている。
写真を撮ってからレバノン杉の木切れでつくった、かざりものを買う(3ドル、名前を書いてもらう)、安いのを買ったら、 あまり香りはしなかった。

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レバノン杉の植林 |
レバノン杉 後ろの白いのは雪 |
13時25分から、14時50分 昼食 標高14000mのブルサの町SABAレストラン
窓から、壮大なカディーシャ渓谷が見える。外は寒い。
メッザマハシ、(きゅうりにごはんをつめて、スープで煮たもの)デザートはいちじくのジャム

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カディーシャ渓谷
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昼食レストランの前からの眺め |
5分〜17時35分 バス
トリポリ ここは、十字軍によって、180年間も支配された。
サンジル城(騎士団長、レイモンドゥ・サンジルによって、12世紀にファティマ朝の城の上にたてられた十字軍の城壁)

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石棺だと思うが顔がケルトっぽい |
ファーティマ朝時代のものだが、十字軍時代は
教会として使われたところ |

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屋上からの眺め |
砲弾 |
下におりて、スークへ、野菜や、チーズを売る店など 庶民の胃袋といった感じ、杉オイルを、買う。
隊商宿のところは、石鹸市になっていてここで石鹸を作っている。ここの石鹸も有名、ハーブ入りが多い。
レバノンはこれで最後なので、残っているお金で買える範囲の石鹸を一個かった(カモミール入り)。
洋服屋では、別珍の刺繍ドレスが15ドルなので買いたかったが、 大きすぎるのであきらめた。
メドレッセは女性はスカーフがないと入れないので門のところからのぞいただけ。
ハマムへ。
ハマムではKさんのご主人がモデルになって、タオルをいっぱいまきつけて、実演。

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メドレッセ |
ハマム、出て休むところ |
部屋の中央に水盤 |
ホテルはクオリティイン。6時頃着いた。 町はずれで海まで15分だと言う。
部屋の広さは充分、でも全体にシンプル。
7時半夕食、スープ、前菜は種類が少ない。
メイン、鳥を揚げたものに、アーモンドをまぶしたもの、ご飯、カレーっぽいソースをかける。
ワインは、ベイルートのホテルの ほうがおいしかった。アラビックコーヒー
ホテルの部屋は空調の音がうるさい。
10時就寝
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