いよいよ帰国の日
 |
レストランのテラスから 町を もう一度 |
|
 |
ホテルの前で 左上の絵、 ミカエルかと思ったが拡大してみると羽がないからゲオルギウスか? それにしても竜が始祖鳥みたい |
ホテルをチェックアウトして下の町におりて少しホーフ教会を見る。
8世紀には存在していて、もとはロマネスクだったのがゴシックに改築、その後17世紀に火災にあい、1645年後期ルネサンス様式で建てなおされたという。
|
ホーフ教会 |
 |
近寄って見る。大天使ミカエルが悪魔をやっつけている。 よく描かれるのはドラゴンだが ドラゴン=悪魔だそうだ。 |
ルツェルンの守護聖人はレオデガーとマウリツィで この二人を祀っている教会だから、 このミカエルはカトリック教会全体の守護者という意味で飾られているのでしょうか。中にも入ったのだけれど 写真を撮ってはいない。この当時は まだ海外旅行初心者で 現在のような厚かましい神経は持ちあわせていなかったので、教会内は遠慮していたところもあったのだ。
トスカーナ式の回廊に囲まれている。?お墓?(メモにはこうある、もう忘れたがお墓があったらしい)
列車でチューリッヒへ。さすがにもうスイスの景色も飽きてしまった感がある。
 |
リマト川 向こうに見える時計塔は シャガールのステンドグラスで 有名な聖母教会 |
スイス初日には時間が早すぎて見られなかったグロスミュンスターに行く。カロリング朝の創建らしいが、現在のものは12世紀ごろのスイス最大のロマネスク教会。ツヴィングリが改革を説いたのもこの教会。(つまりプロテスタント教会)
Grossmünster Zürich - grossmuenster.ch 教会についての説明
 |
上のホームページのタイトルから |
旅の九日目に サン・モーリスという町に行った。 3世紀にキリスト教徒を殺せというローマに対して テーベ軍団は戦ったが そのときの生き残りの フェリックスとレギュラ(兄と妹)がやっとのおもいで逃れてやってきたのがこの地。しかし二人はここで斬首された。
8世紀 シャルマーニュ大帝がここを通りかかった時、馬が 膝を折って立ち止った。 そこでこの地を掘らせて遺骨発見、という伝説がある。
それで 守護聖人は フェリックスとレギュラ
Grossmünster Zürich - Rundgang 写真を見るなら上記の中にあるこのページがいい。ここから、写真を借りる。
 |
シャルマーニュ大帝と フェリックスとレギュラ (教会内部の彫刻) |
 |
|
 |
クリプト |
クリプトでシャルマーニ像を見る。鼻が欠けてセメントで補修している。胴体を鉄のくいのようなものが沢山出ている。ミュスタイアのちょっとはかなげなのと違って大帝らしい迫力がある。
そろそろお昼でクリプトでミサが始まった。教会も閉めるそうで大急ぎで絵葉書と小冊子を買って外に出た。 アプシスの柱頭彫刻が みるべきものだったと、あとからパンフレットで知って今になって悔しい思いをしている。
回廊へ。柱頭彫刻も面白いが回廊そのものは新しそう。サイズが小さめなのが落ち着ける。緑が気持ちが良かった。教会のお隣は大学。
 |
回廊は1185年につくられ、1851年にオリジナルのパーツを使って改築されている |
 |
|
お昼は近くのデザレイというフォンデュウで有名なお店に行く。お店への横町を曲がったところで日本人に逢って「フォンデュウですか?美味しかったですよ」
チーズフォンデュウ2人前(娘も私も少食)、サラダ1、コーヒーなどで62.3SF.
それからリマト川にかかるミュンスター橋を渡って、対岸に。
シャガールのステンドグラスがあることで有名なフラウミュンスターがあるが、そこは素通りして シュプリュングリというチョコレート屋さんへ。美味しそうなチョコがいっぱい。箱に沢山詰めてもらっておみやげに。 ケーキもあり、アップルシュトゥルーデルを機内で食べようと買い込んだ。(結局機内では食べず、の翌日のお昼ごろ家に帰って頂いたがとても美味しかった。なお空港にもシュプリングリはあった(当時)。
ふと見るとらせん階段で二階に行けるようになってそこがレストランになっている。ここでお昼もよかったのに、とちょっと残念。
少し距離はあるが駅まで 歩く。途中の小さな広場に教育者ペスタロッチの像。
 |
ペスタロッチ像 |
ああ、この人もスイス人だったのか、と思った。
空港でライゼゲペッケにしてあった荷物を持ってカウンターに。重量オーバーでひともめ。 日航だがオランダ乗換でオランダまではKLM。そこのカウンターの人が融通がきかない。 結局超過料金を払うことにして別のカウンターに行くと日航のかかりの人が「払う必要がない」と言った。主人はビジネスなのでそのせいかもしれない。
このゴタゴタで我々よりも少し早い便でロンドンに戻る娘とゆっくり別れを惜しむ暇もなくあたふたとさよならした。 空港にもシュプリュングリがあって、また少し買ってしまった。
こうして三週間にわたるスイス旅行は無事終わった。
|