トゥールーズで昼食の後バス出南下します。
13時20分頃出発
地図でいうと リュー・ミネルヴォワはカルカソンヌの右斜め上
道中の景色、バスの窓越しなので、色が青っぽい
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カルカソンヌの近くですが お城は見えません |
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拘束から中へ入って |
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リュー・ミネルヴォワに入ってくる |
15時10分 リュー・ミネルヴォワ 到着 駐車場から少し行ったところにあるワインやさんでお手洗いを借りる。
兎も角総勢 20人なのでお手洗いに時間がかかる。この辺り、トウモロコシの栽培がさかん。ワインの品質も向上しているそうで、 待っている間にも買いに来ている人がいた。
15時45分 聖母被昇天教会 Notre-Dame de l’Assomption (Rieux-Minervois)
私はいつもの如く彼方此方眺めながらタラタラいったので最後に到着したが、何やら入口が騒がしい。 教会のお隣がインフォーメーションで、そこの職員あるいは、単に近所のおばちゃん(?)が、 ワアワア熱烈歓迎なのだ。
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右から二番目の青い服が 例のおばちゃん |
中に入る。http://lieuxsacres.canalblog.com/archives/rieux_minervois__11_aude_/index.html
ここの柱頭彫刻は カベスタニーの巨匠、として知られる 彫刻家(石工)が彫ったことで知られている。12世紀後半の人と。ただし、一人の人か石工集団か、などは分かっていないそうだ。一昨年、イタリアのサンタンティモでもみたが、スペインにもあり、活動は広範囲にわたっている。
入ってすぐ左手の柱頭に有名な アーモンド形の中のマリア様(天使が支えているので被昇天と分かる) よく見るとびっくりするほど手が大きい、カベスタニーの巨匠の作品の特徴は目がアーモンド形、かつ 吊り目。そうしてかなり立体的。動きもある。私の好みとしては ロマネスクらしいもう少しプリミティヴなものがいいのだけれど、作品としては非常に見ごたえがある素晴らしいものだ。
マリア様の衣は下から風を受けているよう。この柱の右側面上、モンスターが蛇を吐いている、グリーンマンに見える。なおここの彫刻には 小さな穴がいくつもあいている。明日、明後日にも見ることになるが、いたるところに小さな穴があいている。 これはここに昔は光る石か何かが嵌め込まれていた名残だそうだ。(これまであまり見たことがない。この地域独特?)
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上左 横向きにグリーンマン |
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上右に 横向きの蛇を吐くモンスター
グリーンマンのようでもある |
ところで この教会の当は7角形になっている(8角形が多い)。天地創造は7日間、フランスにキリスト教伝道者も7人だったことによるそうだ。教会そのものの形も洗礼堂に見られるような集中式になっている。教会を支える柱も7本(角柱が4本、円柱が3本)。3という数字は 父と子と聖霊を表している。 マリアの周りの天使は 6人、マリアを入れて7人になっている。
下の平面図 9−6から入って、すぐ左に 図の4 マリア様
壁面には 柱が4.鐘塔は15世紀のもの。壁面にある彫刻はわりに低い位置にあるので見やすかった。
カベスタニーではない、とおおわれる彫刻もあった。 実は 私はこういう方が好き。
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人魚のように見える |
20世紀に作られたステンドグラスは この被昇天のマリアをもとにしたものと思われるが、 雰囲気をこわしていない。祭壇は この辺りに産出する大理石。 パリのオペラ座でもこの大理石がつかわれているそうだ。
中央の柱の柱頭は 少し高い位置にある。 二体に頭が一つのライオン間に人(獅子の谷のダニエル) もとの入口である西側にも面白い彫刻がある。
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もとの入口 |
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入口向かって左 蛇?をかじっている、 鼻を膨らませてラッパを吹いている、 あかんべえしてる? |
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入口むかって右 |
出て、お隣のインフォーメーションで絵葉書を買う。解説の本を買いたかったが適当なものがなかった。手作りと思われる布製小物が売られていた。きれいなお手洗いもあった。またあのおばあさんがいた。おわかれをして駐車場まで歩いていると、おばあさん、猛烈な勢いで自転車をこいで、追い抜いていく。 駐車場に着くとちゃんといて、そばにいる人たちに、チュッ、チュッ。 勿論 私はとおざかっていた。これほどの歓迎ぶり、興奮ぶりはこれまでに経験したことがない。 分かれを惜しみつつ、
16時55分 出発。
D11からD113に入るとずっと石灰岩の岩山、
廃墟の砦らしきものや アーチが見えた。
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ロマネスクの教会? |
拡大『動くバスからなので ぼやけている |
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葡萄畑の向こうの岩山に廃墟の城? |
17時30分〜45分 トイレストップ
18時頃 地中海を左に見ながら走る。
18時13分 城壁 riversaltの手前、 調べてみると サルス要塞だった。
しばらくして 18時30分 A9 N116 山の方へ入っていく。
セラボンヌ の標識を見かけたあたりから両側に山が迫ってきて、ピレネーの白い雪渓も見えた。川もある、 ぐいぐいと登っていく
19時頃 ヴェルベ・レ・バンの町へ。
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ヴェルネ・レ・バン の町 (バスの中からなので窓ガラスが 映り込んでいる) |
(標高650mくらい。 ホテルへの入口が分からず しばらくぐるぐるまわって 19時30分少し前にホテル到着
マス・フリューリ Hotel Le Mas Fleuri
お部屋は一階。女一人には少し無用心な気がするが、かわいい。テラスが付いている。夕食までお庭を散歩する。
敷地はかなり広い
夕食は20時に集合して 外のレストランへ。 20時20分〜
5人掛けのテーブルだったので 4人のグループにいれていただいた。 4人は一昨年のイギリスロマネスクで ご一緒だったそうだ。申し合わせてのではなく 羽田で「あらっ」だったそうだ。
サラダ 上にラタトゥイユのようなものがのっていて美味
タラ 野菜sauceで少し甘目、ポテトグラタン添え 添乗員さん持参のお醤油をかけた
デザート アップルパイ 林檎に酸味があって美味しかった 白ワイン、2ユーロ、 エスプレッソ 2.5ユーロ
ゆっくり歩いて22時30分ごろお部屋に戻る。
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丘の上の教会が ライトアップされていた |
バスは シャワーから推薦への切り替えが固いので シャワーにした。 お部屋に冷房はなさそう。(今日の気温では全く問題なし) 窓は カーテンの横の棒を回してブラインドをおろすようになっていた。
23時40分頃 寝た。
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