5日目

6月16日

ペルピニャン~サン・ベルトラン・ド・コマンジュ~ヴァルカブレール~ルルド



430分 5時 起床 曇り
65分 朝食

7時 荷物出し
730分 出発 エレベーターがなかなかこなくて 1分くらい遅れてしまった。

回り道だが結局は早い、ということで高速利用、北上して、ナルボンヌ、トゥールーズ 経由で行く。ここへきたときと同じ道を戻ることになるので、コースとしてはつまらない。(高速といっても地方を走るので景色は悪くないのだが) それで葉書を書くことにして、10枚一気に書いた。


グーグルマップ、 固定されていないので 左側に赤いマークが見えないときはドラッグして 右に移動してみてください。 赤マークが サン・ベルトラン・ド・コマンジュです。
私としては キャン、フォワ、サン・ジロンを通る道で行ってほしかった。 キャンの近くでケルビュス城がみえるかもしれなかったので。

バスの中での話。フランスの平均年収は355万円、日本は420万。しかしフランスは労働時間が少ないので、時給としては悪くないそうだ。 

95分~920分 カルカソンヌを過ぎたあたりのサービスエリアでトイレストップ。地図やお菓子類を買った。

バスの中での話
第二次大戦後、 ドゴールにより原子力政策がとられた。ナチスに占領された経験を踏まえ、米ソどちらにも頼らないために、自前の核兵器を持ち、また希望の星として原子力発電をおこなっている。アキテーヌ地方でウランがとれるそうだ。原子力については 自国で技術を育てており周辺住民に何かあったときには、情報開示する方針でまた 避難訓練などもしているのだそうだ。

トゥールーズから A64 に入る 時折ガロンヌ川を見ながら進む。

1115分~30分 トイレストップ、
左手には ピレネー

 
 

だんだんサン・ベルトラン・ド・コマンジュ 野町に入ってくる。いかにもピレネー山麓、といった鄙びたの民家

 
 
 
 

1145分 サン・ベルトラン・ドゥ・コマンジュ SAINT BERTRAND DE COMMINGES

http://www.cathedrale-saint-bertrand.org/ 町のホームページ ここに大聖堂やこの後行くサン・ジュスト教会も出ています。

涼しい、ブラウスにジャケットを着ている。

町は小高い丘の上にある。(勿論バスで登ります)城壁といってはおおげさ、石垣で囲まれた町に入っていく。

   
    

少し歩いて まず昼食レストランへ Chez  Simone
雰囲気のいいローカルレストラン

 
 
 
 
スープ  チキンローストときのこのクリームソース 野菜の煮込み アイスクリーム 美味しかった。クリームソースが美味しくて 作り方を添乗員さんにきいてもらったほど。ビスタチオペーストをつかっているそうだった。
   
 巡礼の道 と言う名のワイン  スープ
   
   
   
   

13時20分観光開始

少し歩いて大聖堂へ この町はサンチャゴ巡礼の巡礼路にあたっていて大聖堂とその後に行くサン・ジュスト教会は巡礼路教会になっている。

大聖堂 Cathedrale Ste-Mrie –de- Comminges http://www.monestirs.cat/monst/annex/fran/migdp/bert.htm

1073年、トゥールーズ の参事会員であった、ベルトランがコマンジュ司教となって やってきて、大聖堂と修道院を建設した。この司教はグレゴリウス改革の推進者として知られている。

教会は丘の頂上に建てられている。塔が正面にそびえたつ面白い造りだ。塔、扉口とも12世紀のもの。

 
 大聖堂前  写真左手方向に大聖堂


   
 正面に塔がでんと そびえたっている  12世紀の扉口

まず タンパン彫刻

マギの礼拝図であるが向かって右に大きくベルトラン司教像。光背がついていないので列聖(1218年)以前の作とされている。下には使徒たち、脇の柱頭には蔓草に絡まれた人や怪物。のぞき見?も

 
 タンパン

   
 マリア様、 何の上の座っている?  使徒が 頭でっかち

左側 リヴァイアタンに食べられそうになっている人。 首から袋がぶらさがっているので、金貸し?あまり苦しそうではない。

 
向かって右側    左側中央 白いのが リヴァイアタンに食べられそうになっている人、首から袋がぶらさがっているので金貸し。
 
 向かって右側
 
 中央の柱の上

中に入る。
平面図 (買ってきたパンフレットより)

 


ナルテックスは ロマネスク

   
   
   
   

身廊の壁は12世紀だが、内部はゴシックに、さらにはルネサンス式に改変されている。

単身廊ですっきりした感じがする。しかし中央にコワールがあるので見通せるわけではない。

   
   
ジュベ(仕切り壁) 1539年
 
 聖セバスチャン  サン・ベルトラン  聖ロック
 
 洗礼者ヨハネ、 聖母子  聖マルグリッド

このコワール(聖職者席)の彫刻が素晴らしい。
 
 
 
 背には 旧約、新約 ローマ神話などから取られた像が彫られている。

とりわけ素晴らしいと思ったのは 1535年完成の木造の聖歌隊席

修道士たちは 長いお祈りの間、立っているのは大変なので 椅子をあげた裏側に浅い腰掛け(ミゼルコルド)がついている。そこの彫刻が面白い。 ロマネスクから意匠をえていると思われる

   
   
   
   
   
     

ステンドグラス。

 
 

サン・ベルトラン霊廟 15世紀  絵がつけられたのは、⒗世紀末から⒘世紀

 
 

このあと回廊へ。 この回廊が この教会では重要なのだが、写真が多くなりすぎるので、 
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